director's voice

TETOTEさん(革・布・刺繍)

今回、ご夫婦での協働による出展は二組。
陶芸のJUNIOさんと、今回ご紹介するTETOTEさん。
藤武秀幸さんと美輪さんです。
秀幸さんは椅子張りの技術を持つひと。
美輪さんは丁寧でふくよかな刺繍を綴る手を持つひとです。

Q
TETOTEさんは、二回目の「工房からの風」にどのような作品を出されますか?

A
2009年に初出展させていただいたときは、
TUTUと呼ばれる布箱中心の構成でしたが、
この4年間で作品の種類が何倍にも広がりました。

今展では、私たちの原点でもあるTUTUはもちろんのこと、
ポーチ、手鏡、バッグ、ブローチなどの身に付けるアイテムのほか、
暮らしの中で使うティーコゼーや写真帖、ダストボックス、
スツールなどのインテリアを彩る作品を展示予定です。
この4年間の仕事の広がりを見て頂けたら嬉しいです。

4年前のこと、よく覚えています。
秀幸さんが椅子張りのデモンストレーションを行ってくれて、
さまざまな世代の方が集まって、とっても興味深く見ていらしたこと。
その反応も糧にされて、工房からの風のあと、
さまざまに作品のバリエーションを広げていかれましたね。

Q
TETOTEさんにとって、「工房からの風」はどのような風に感じられるのでしょうか?

A
風は今、少し向かい風かもしれません。
踏ん張って踏ん張って、前に進まなければっ!そんな気持ちです。
当日は関わる全ての方々とたくさんの風を集めて、
会場全体が有意義な時間になれば・・・と思います。

工房を構えて、今まで以上に積極的な制作の体制が整ったおふたり。
逸る気持ちも当然とは思いますが、でも大丈夫。
ほかの方にはできない技術をそれぞれに持って、
そして、その組み合わせが唯一無二なのですもの。
ベースを整えたのがこの4年であって、
TETOTEワールドは、今、始まったところ。
工房からの風は、起爆剤というよりは、整腸剤?くらいに思って、
出会いの風を深呼吸で迎えてくださいね。

Q
TETOTEさんは、小学生のころ、何になりたかったのでしょうか?

A
美輪:
子供服のデザイナー
コスチュームのデザイン画を描いてはファイルにためていました。
「子供服」に限っていたのは、単に自分が子どもだったからです。(笑)

秀幸:
サッカー選手
小学生~高校までサッカーをやっていました。
現在は、息子のサッカークラブのコーチをときどき。

おしゃれな美輪さんに、スポーツマンの秀幸さん。
とってもお似合いのご夫婦なのです。

TETOTEさんのホームページはこちら → 

出展場所は、おりひめ神社の正面に向かって左側。
陶芸の田鶴濱守人さんと、きたのまりこさんの隣です。