director's voice

AC CRAFTさん(木工)

Q
岐阜県美濃市で木工の制作をするAC CRAFTの石井学さん。
二回目の出展となる今回の「工房からの風」に
どのような作品を出品くださいますか?

A
「日本の森林ですくすくと育っているスギ、カラマツなどの針葉樹。
それらの材をどう使って、暮 らしの中で生かしていくか…」
を一つのテーマに活動をしています。

「柔らかい」「軽い」という特徴を生かせたら…と制作した家具と、
「材特有の表情」を生かせたら…と制作した小物などを出品したいと思っています。
その他、「堅さがほしいなあ…」というものは、
クリ材で制作していきたいと思っています。

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Q
AC CRAFTさんにとって「工房からの風」はどんな風でしょうか?

A
心の風車をぐるぐるとまわしてくれる風。

AC CRAFT2

Q
石井さんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてください。

A
小学校3年生でキャンプ部に入ったとき、切り出し小刀を買ってもらい、
竹のスプーンを作りました。
自分の切り出し小刀を手に入れたことがとてもうれしかったことを覚えています。

丁度同じ頃に、授業で糸鋸を使い小黒三郎さんデザインの木のパズルを作り、
いまでも宝箱に入っています。
そのころにした「ものづくり」がとても印象的で、いまでも記憶に残っています。

AC CRAFT3

「休ちゃん」(握って楽しむ木の塊)

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今年の1月、岐阜県立森林アカデミーで特別講座を持たせていただいたとき、
卒業生の石井さんと再会しました。

美濃市は和紙とうだつのある町で、小京都のような佇まいの美しい街並みがあって、
その中に、AC CRAFTさんの工房兼ショップもありました。

郊外の豊かな山林、そして美観地区、ここに暮らし、制作する中から、
石井さんならではの森の循環、
自然や歴史との響きあいを感じる作品が生まれてくるのですね。

galleryらふとでも、AC CRAFTさんの作ったひのきのスツールを愛用しています。
ひのきならではの軽さと、使い込むほどの艶めいた木の色合いが、
ギャラリーに来られた方々にもとても好評です。

木工と言っても、用いる樹種でお仕事はだいぶ異なります。
AC CRAFTさんの作品、その木にぜひ触れて、
素材の恵みを感じていただきたいと思います。

AC CRAFTさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜に入ってすぐの進行方向右手。
昨年までは、カフェのテントがあったところに、今年は作品が並びます。

AC CRAFTさんのHPはこちらです。
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