director's voice

väliさん(金属・糸 装身具)

Q
東京で制作されるväliさん。
「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
糸を編んだり、金属を加工したアクセサリーを出品します。

糸は通常では編物に使用しないような細い糸や
日本刺繍なので使用する金糸や銀糸を利用しています。

もともと、編みものは誰かの身体(首であったり、手であったり、体であったり)を温める道具です。
そんな身近にある道具を、身につけて楽しい装身具に仕上げています。

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Q
väliさんにとって「工房からの風」はどんな風でしょうか?

わくわくな風
楽しみな風
はらはらする風
不安な風

決まった日から、頭の隅に秋の事を考えて生活していました。
考える度に、胸がきゅんとなったり、
背筋がぴしっとなるような日々を過ごしています。

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Q
väliさんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてくださいますか?

A
小さいころボランティア活動をしていました。
その一環で、老人ホームに寄付するおむつを作った事があります。
肌に当たる部分や布の端の処理など、
幼心に気をつけなければいけないと教えられました。
そんな事があって、いまでは見えない部分や細部は気をつけて処理する様にしています。

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väli は、「わり」と読むのだそうです。
留学されていたエストニアの言葉で、
空間、領域っといった意味だそうです。

エストニアとは今もご縁が続き、
ワークショップやインスタレーションを展開にし渡航されているväliさん。
繊細な作品のすばらしさに加えて、胸のすく空間演出にも力を発揮されています。

「工房からの風」での出展場所は、
ニッケ鎮守の杜、galleyらふとの脇、参道に面したところ。
空間に、ぽっと灯るようにväliさんワールドが佇んでいることでしょう。

väli さんのHPはこちらです。
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