北海道上川町(真ん中より少し北の方ですね)から出展くださる
麻生綾子さんからのメッセージをご紹介いたしましょう。
Q
麻生綾子さんは「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?
A
手つむぎ糸を織り混ぜたウールやアルパカの巻き物、
ウールの敷物などを出品します。
一つ一つ個性的な表情のある布達を見て微笑んでもらえると嬉しいです。
麻生綾子さんはスウェーデンのカペラゴーデンで学んでこられた方。
今年は、藤野華子さんもスウェーデンの
セーテルグランタン手工芸学校で学んでこられていましたね。
けれども、その作品の色調は好対照。
華子さんはカラフルな布づくり。
綾子さんはナチュラルカラーの魅力を引き出すお仕事ですね。
羊好きな方々!ぜひ麻生さんのブースへ。
Q
麻生綾子さんにとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?
A
無限大に飛んで行けそうな気がする風でした。
織りは長く忍耐のいる仕事で、
時には混沌とした状態になることもあるのですが、
だからこそ探求すればるほど自分の知らない世界が見えて来て、
たくさんの喜びを感じることができます。
そんな無限大のテキスタイルの世界に飛んでいけそうな気がする風でした。
無限大!
遠く北海道からのご参加なので、あまり打ち合わせやお話しができなくて、
「工房からの風」に流れる音や光をうまくお伝えできていない申し訳なさがあります。
この会がすぐにどこかに連れて行ってくれるような魔法は、
どなたにも降りては来ないもの。
(魔法があるよ、って言ったほうが夢がありそうですが、
そう言ってはいけない、という気持ちがあるのです)
でも、二日間、会場で麻生さんならではの
祝福の音や光を感じ取っていただければと心から願っています。
そのために、今も精一杯制作に励まれていることと思います。
Q
麻生綾子さんのお名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?
A
日本ではいかにも織りをやってそうな名前だと言われるんですが、
スウェーデンで織りを学んでいたときに、
よく名前の意味につい聞かれました。
スウェーデンでは、あまり名前に意味が無いそうなんです。
麻に生きる、綾織りの綾であると説明すると、
テキスタイルネーム!と驚かれました。
だけど私はどちらかというと羊が好きなんですけど・・。
ほんとうにテキスタイルネーム!ですね。
麻生綾子さんの出展場所は、コルトン広場スペイン階段前。
ホームページはこちらになります。
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