10回目を迎えた工房からの風。
その中でも今まで近いお仕事での出展のなかった
木彫の箱と卵殻の箱を主に作る
泉健太郎さんからもメッセージが届きました。
Q
泉さんは、『工房からの風』に、どのような作品を出品されますか?
A
主に木彫の箱と卵の殻を漆で貼り付けた箱を持っていきます。
幾何文様の木彫の雰囲気、卵の殻のヒビの美しさに何かを感じて
もらえたら嬉しいです。
実際に作品を見せていただきました。
とっても美しい箱でした。
彫刻刀で丹念に文様を刻んだ木箱。
そして、卵の殻を漆を用いて加飾した箱。
用具としてももちろんですが、その表情の美しさを
じっくり堪能いただきたいと思います。
そして、このような美しい仕事をどのように発展させていったらよいか、
ご来場の方々のご意見も、きっと作家はお聞きしたいかと思います。
Q
泉さんにとって、『工房からの風』って、どんな風ですか?
A
『工房からの風』は、これから自分がどういう方角、場所へ向かったらいいのか
を感じさせてくれる風だと思ってます。
当日は、自分が作っているものは少し変わっているので、箸休め的な?風を
吹かせられたらと思います。
箸休め!?
泉さん、面白いですね。
『工房からの風』の作家には、ざまざまな方 がいて、
また、さまざまな方向性があります。
それが、とってもいい、と思いますし、むしろ、もっとそうあったらいいなぁと思ってもいます。
使い手の方々にすぐに喜んで いただける、
販売の上でストライクゾーンの作品をたくさん作る方は、
精一杯それに向かうでしょうし、
泉さんのように、自身がこれをしたい!というお仕事の技術を深め、
そこから使い手の方との接点を模索していくアプローチもあっていいって思うからです。
今既に評価されている表現をみんなが作っていくばかりではなく、
作品のバリエーションはこれから広がっていく過程であっても、
作家の持っているすばらしい種、それを感じて、応援できるような会であったらいいですね。
作品の売買だけではなく、作る、ということのもっと本質的なところで交流できるような…
と、ご本人があっさり書いてくださったのに、私が書きすぎですね。
すみません!
泉さんのホームページはこちら → ☆
素敵な木の箱と出合えるのは、おりひめ神社周り、
稲荷社のほとりです。
ちょっとシャイ?な泉さん、お話しすると、楽しいですよ。