展覧会/らふと

風のケミストリー 明日まで

galleryらふと4月の展覧会
風のケミストリー、明日最終日となりました。

chemistryA

風のケミストリー
2018.4/7(土)・8(日)・14(土)・15(日)
11:00〜18:00

風人 – かぜびと – 。
工房からの風出展経験作家の中から、企画から運営に加わってくださる方々をこう呼んでいます。
今展では、今年度風人の中から10名の作家が集います。
それぞれ個々の変化、出会ったことによる変化を作品に反映しようという試み。
桜の花びら舞い、ハーブの新芽瑞々しい季節、庭の中のギャラリーでお待ちしています。

大野七実|陶
岡野達也|木
CHIAKI KAWASAKI|金属
nagamori chika|染織
hyakka|木
フクシマアズサ|ほうき
松塚裕子|陶
森 友見子|再生紙
谷田貝陵子|革
RIRI TEXTILE|染織

明日15日は、
大野七実さん、nagamori chikaさん、hyakkaさん、nagamori chikaさん、
フクシマアズサさん、松塚裕子さん、森友見子さんが在廊くださいます。

”風のケミストリー”
今後の制作へとつながる、作家の新たなこころみをぜひご覧ください。

_MG_1351

岡野達也さんは曲げ木の美しい定番のワンハンドルトレーの新色を。
鉄媒染をほどこしたオーク(ナラ)。

_MG_1391

CHIAKI KAWASAKI さんと谷田貝陵子さんはお二人のコラボレーション作品。
こちらは金属(錫)と革を合わせたバングル。
錫の軟らかさ、革の包容力と色の楽しみ。
動物のしっぽからイメージをふくらませたデザインは、
鎚目がふさふさとした毛並みを思わせます。

_MG_1394

ヘアアクセサリーのマジェステは、おだんごヘアの方におすすめです。
軽やかなつけ心地です。

_MG_1386

大野七実さんはろくろ成形の作品を。
普段は土を重ねる手捻りが中心です。
違いをお聞きすると、ろくろはシャープな印象に仕上がりますね、と。

_MG_1382

こちらは手捻りのお皿。柔和な印象に。

_MG_1370

再生紙の造形、森友見子さん。
雲形や丸型のトレー。小箱。
展覧会DMの貝の写真も小箱です。
珊瑚やパールをつかったアクセサリーをいれたくなります。
貝の箱の大きなサイズは今展で初お目見えです。

IMG_1222

レリーフや、紙の器はインテリアに。

_MG_1389

hyakkaさん、シルエットも美しいコンポート。

IMG_1215

石の滑車のランプシェード。
サイドテーブル、スツール、チェアなど。

_MG_1365

RIRI TEXTILE さん、ヘリンボーン×ボーダーストール。

IMG_8054

定番のリネンガーゼストールは、
手仕事の庭のコブナグサ、ローズマリーで染められた作品も。

IMG_1220

糸を染め、心躍る色合いの布を織るnagamori chikaさん。
トートバッグ。

IMG_1225

新たに取り組まれているストール。
襟元にさらりと巻きやすいミニサイズ。

IMG_1227

フクシマアズサさんのほうきをご覧になったお客様は、
まず一言目に「きれいですね」とおっしゃってくださいます。
今回は草木染めの糸で編んだ「麻の葉」文様をひきたてるように、
白い糸を中心にすっきりと編まれています。
掃き心地もとてもしなやか。日々のお掃除が楽しくなりますね。

IMG_1228

ふっくら美しいはまぐり型。

_MG_1358

素材となるホウキキビの種まき、栽培、収穫、
ほうき作りを自らの手でなさるフクシマさんがまとめた冊子もお借りしています。
栽培の記録、さまざまなほうき、ご自分で作られたほうきの変遷、
編み方に渡るまで。

松塚裕子さんのケミストリーは、陶土と磁土をあわせ、新たな釉薬を。
フォルムも美しく、器が並んだ幸せな食卓が思い浮かびます。
あと数点、ご覧いただけます。

期間中作家さんも多く在廊されて、
今展の作品やそれぞれの会話を通して、新たなケミストリーも生まれそうです。

明日の最終日、午後にはお天気回復するでしょうか。
ご来場をお待ちしております。

工房からの風
工房からの風 MECENAT2017大賞