月別アーカイブ: 10月 2012

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ご紹介、いろいろ。そして、ご来場お待ちしております!

いよいよ明日!
今日は、オブザーバーさんも交え、スタッフ全員で準備をしました。
万端整えましたので、明日が楽しみです。
そう、お天気も味方してくれそうですし!

ご紹介しきれなかったいろいろ、合わせてこちらから。

まずコルトン広場・スペイン階段前
『広場de屋台』というコーナーでは、
カフェラミル・銀座アスター・クマリカレー・三笠会館がフードとドリンクをご用意します。
クマリカレーさんと三笠会館さんでは、『ニッケ鎮守の杜』のハーブを使ったお料理も。
(いつも三笠会館さんは、総料理長がテントで鍋を振ってくださっていますが、
今年もいらしてくださるかしら・・・)

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続いてコルトン広場・モニュメント周り
『カフェ・ポステン』さんは、つくば北条から。
おいしい自家焙煎コーヒーの提供と、
お持ち帰り用にコーヒー豆と焼き菓子。
焼き菓子とジャムはセットで名づけて『小包袋』というらしいですよ。
なんといっても、元郵便局の建物を使ったカフェですから。

『n*cafe』さんは、地元千葉県、ご近所の鎌ヶ谷市からの恒例出展です。
果樹農家ならではの恵みを生かしたクッキー。
『ニッケ鎮守の杜』のハーブと合わせて、10回展オリジナルをいろいろ作ってくださいました。

『kaze books』は、今年初めてのテント。
10回展記念に出版した『工房からの風-作る・働く・暮らす・生きる-20の工房を訪ねて』
(稲垣早苗・文、写真/アノニマ・スタジオ刊)の販売と、
お庭のデザイナー兼工房からの風のイラストを描く大野八生さんの本、
そして小冊子の最新号からバックナンバーの販売をいたします。
本を通して、工房からの風にいっそう親しんでいただけたらと思います。

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『ニッケ鎮守の杜』の中に入りましょう。
『庭の駅』では、お庭のお花や緑、
ハーブで作ったブーケ(毎年速攻で売り切れてしまいますが。。)、
実生の苗で作ったミニ寄せ植え(八生さんが作ってくださったものが多いという素敵寄せ植え)
今年収穫の棉などの種、おりひめ御神籤(オリジナルの楽しいクラフトオミクジ!)、
オリジナル手ぬぐい、
そして10回展記念限定オリジナルトートバッグ
(八生さんイラストの10の絵がものすごくかわいいのです)
の販売をいたします。
これらの売上金は、ニッケから全額東日本大震災への芸術文化復興基金
GBFundへ寄付させていただきます。

隣のテントでは『ぬくもりを届けよう』
今回は、出展作家の中から協賛くださった作家からの作品の販売を行います。
こちらも売上金は全額GBFundへ寄付させていただきます。

そして昨年の『ぬくもりを届けよう』でご縁の生じた
岩手県牡鹿半島の漁師のおかみさんたちが手編みをする『お魚たわし』の販売もいたします。
こちらの売上金は、全額作者(手編みをした浜のおかあちゃん!たち)にお渡しします。

『ぬくもりを届けよう』は、準備の関係でゆるやかに始めさせていただきます。
初日は11時くらいからになるでしょうか?
(おかみさんたちからの便、明日到着なのです。ゆるりということで!)
一期一会の出会いということで、出合っていただけた作品の中から
お選びいただけましたら幸いです。
(ご参考までに、昨年の『ぬくもりを届けよう』のサイトです。)

最後に、出展見送りのご案内です。
金属の群青ラボさんが、やむをえないご事情で急遽出展が出来ないこととなりました。
直前のお知らせで申し訳ございません。
ご了承くださいませ。

と、かけあしでご紹介いたしましたが、まず、会場に来られましたら、
本部テントに行って、マップをお受け取りください。
そして、ぐるり、ぐるりとゆっくり会場、ご堪能いただけたらと思います。

全国から心弾ませてやってくる作家とともに、
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

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中本純也さん・陶芸・和歌山

最後のご紹介となってしまいました。
中本純也さん。

実は純也さんはpcを使わない。
携帯も持たない。
お風呂は五右衛門風呂。

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2001年、第一回の工房からの風に応募してくださったのが、
中本さんとの出会いです。
それから11年。
はがき、てがみ、で、ゆるやかにやりとりを続けさせていただいています。
(純也さんと夫人の理詠さんのこと、拙著『手しごとを結ぶ庭』で綴らせていただきました)

当時はメールを持っていない人も多かったし、携帯を持っていない人も、
いました、いました。
けれど、今回、メールで連絡が取れない作家は純也さんだけになりました。

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Facebookもはじめましたし、こうしてwebを通しての発信も、
『工房からの風』は力を注いでいます。
かなり、がんばっているかも。
けれど、それが、すべてではないんですね。
それはあくまでの情報のツールにしか過ぎないもの。
げんに、実際の作品よりも、webなどの宣伝力で人気作家になっている人だっているかもしれない。
知るきっかけではあっても、心をコントロールされたくないって思います。
そう、発信している私の発言だって、それはひとつの発信にしかすぎないのです。

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そして、一番変わっていないような中本純也さんが、実は一番変化していました。
南蛮焼き締め一本でやっていたひとが、今年から白磁へと。
一心に打ち込んでいた南蛮焼き締めから、どのような思いを経て白磁へと
制作を変えていかれたのでしょう。
それは、ぜひ、実際の作品を見て、触れて、感じていただけたら、と思います。

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そう、五右衛門風呂の純也さんとか、書いてしまったので、
作務衣を着て、ヒゲ面の気難しい陶芸家、と思わないでくださいね。
(そんな人って、いるのかな?)
たぶん、ジーンズに無地のTシャツで、すらりとした身体を恥ずかしそうに
手持ちぶたさで立っている青年(ではないけれど、そう見える)が、純也さんです。

純也さんの白磁と出合えるのは、おりひめ神社脇、
お稲荷さんの奥。
木漏れ日、白い器に光が揺れるでしょうか。

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トキニワカフェ


(画像、カナパンさんからいただいています)

工房からの風では、毎回恒例「トキニワカフェ」が登場します。
『ニッケ鎮守の杜』の手入れを四季を通じてご一緒くださる
「庭人」(にわびと)さんが中心となって開くカフェです。

お茶は紅茶とほうじ茶に、今年収穫したハーブを特製ブレンド。
日頃ハーブティーが苦手な方にも、お喜びいただいているお茶です。

育てているお庭、花壇の恵みを使って、その空間で、お茶をお出しする喜び。
庭人さんたちの「トキニワカフェ」、ぜひお楽しみくださいませ。

小腹!にうれしい!おいしいおやつ、今年はこちら。

13日(土)
もりのにわ チーズクロワッサン
カナパン チョココア      
ひとてま食房 スウィートポテトバー
らふと茶菓部  らふとミントと夏みかんピールのパウンドケーキ  

14日(日)
もりのにわ   アップルパイ 
カナパン    栗のボストック 
ひとてま    食房中華ちまき
らふと茶菓部 栗の渋皮煮とクルミの黒糖パウンドケーキ

お茶は3つの中からお選びください。
温かい紅茶・らふとハーブブレンド / 紅茶、レモングラス、ローズマリー、タイム
温かいほうじ茶・らふとハーブブレンド/ ほうじ茶、月桂樹、レモンバーベナ
冷たいほうじ茶  /  水出し加賀棒茶

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そして、今年はカフェテントに、アトリエか猫 (テキスタイル)さんと、
sun’oco (ガラス)さんの装飾をしていただきました。
か猫さんのテキスタイルを背景にタピストリーとしたお席と、
sun’ocoさんのガラスのオーナメントが揺れ、フラワーベースに
お庭のお花を生けたお席。
お庭を見ながら、ぜひお楽しみくださいませ。

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Facebookチェックインプレゼント

Facebook を始めましたので、このつながりを育てようと、いろいろ試みています。
チェックイン機能とクーポン機能というのがありますので、それを活用してみようと!

ということで、10回展のスペシャル企画、Facebookチェックインプレゼントをご用意しました!

10月13日(土)・14日(日)両日、
会場でFacebookより“[ 工房からの風 ] craft in action”に
チェックインしていただいた先着30名様に
「工房からの風」編集小冊子をプレゼントいたします。

両日10:00~スタートとなります。
先着順、なくなり次第終了となりますので、ぜひお早めにご参加ください!

画像は、昨年の二日目の光景。
今年は土日ともにお天気に恵まれますように。。。

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小冊子

『工房からの風』では、毎回小冊子を編んでいます。
作り手からの生の言葉、文章をお届けしています。

今回寄稿いただいたのは、こちらの方々です。
(掲載順・敬称略)

今野恵 「鹿とマント」
大谷哲也 「アイデアも冷めない距離」
小澤基晴 「ジャムの味わい」
香田佳子(アトリエ倭)「ちぎり」
鈴木知道(tomot) 「森に宿る物語」
里見香奈子 「コツコツ」
大谷房子 「機を泳ぐ」
竹沢むつみ 「がらくた」
稲井浩志(qan:savi) 「偶然に導かれた天職」
平厚志 「ものをつくりながら」
加藤かずみ 「続けた先にあるもの」
さこうゆうこ 「七歩の距離」
鈴木有紀子 「ろうそくの灯りになった日」

300円で販売しています。
販売場所は、コルトン広場・モニュメント周りにあるテント『kaze books』
ぜひ、お読みいただければと思います。

(今回、稲垣の文章は掲載せず13人文章で編んだ小冊子です。
別に稲垣文・撮影の『工房からの風-作る・働く・暮らす・生きる-20の工房を訪ねて
も『kaze books』で販売いたします。

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ワークショップのご案内

『工房からの風』では、いくつかワークショップがあります。
作家活動の方々によるワークショップですので、
道具や工程の関係でどうしても少人数となってしまいますが、
ご興味のあるワークショップ、ぜひご参加ください。

お申し込みは、各ワークショップ開始30分前に、
それぞれのワークショップテントで直接作家にお申し込みください。

そのためにも、
会場に来られて真っ先におすすめなのは、「マップ」の入手!

3つの本部テントでお配りしています。
(裏のアンケートもぜひに!プレゼントも当たります!!)

大野八生「庭の恵みのハーブリース」
両日10:30~12:00 定員各8名 ¥1,500

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菅原わかこ「木の家のポット敷き」
両日10:30~12:00 定員各15名 ¥1,500

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TETOTE TUTU  「紙管で作る布張り小箱」
両日10:30~12:00  定員各5名 ¥2,500

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川端健夫
被災地へ届けるベンチを作ろう
両日10:30~11:30/14:00~15:00
定員各 8名 (小学生対象) 無料

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遠藤マサヒロ
「漆の研ぎだし-根来アイスクリームスプーン」
両日13:00~14:00 定員各10名 ¥2,500

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空想製本屋
「紙と糸で綴じる、木の葉手帖」
両日13:00~14:30  定員各6名 ¥2,000

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Ohama 「手縫いの革マグネット」
両日15:00~16:00 定員各7名 ¥1,500

菅原博之「生木を削る-小匙、マドラー、薬味匙」
両日14:30~16:00 定員各6名 ¥2,000
デモンストレーションに変更させていただきました。
(お客様の制作ではなく、作家の制作実演公開)

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studio カラン「磁土の白いクリスマスオーナメント」
両日14:45~15:45  定員各8名 ¥2,000

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Wrap Around R.さん・着物リメイク・大阪

Wrap Around R.(ラップアラウンドローブ)の松下純子さんも二回目の出展です。
2006年以来ですから、6年ぶり!
その間、「型紙いらずの着物リメイク」というご本など、
出版の分野でも活躍されています。

Q
Wrap Around R.さんは、『工房からの風』に、どのような作品を出展されますか?

A
草花や幾何学、なかには壺をモチーフにしたきもの地で、
パンツ、スカートをたくさん。
ワンピース、Tシャツ、アクセサリースカーフなども。

きものの幅を生かし、直線裁断となると、長方形との格闘!になるのですが、
今回は、長方形を4つに割って三角にしたものを組み合わせてかたちを作りました。
長方形と三角の出会いは、見た目も着心地も楽しいものになりました。
ワードローブに付け加えて、スパイスになるような、
日々が楽しくなるようなものを持って行きますね。

着物幅を生かし、再び三度リフォームできるように、
反幅、反幅に裁断して作られる合理的な服づくり。
その考え方と、出来上がった服の素敵さを、
ぜひ、会場で実感していただきたいと思います。
松下さんのふんわりスマートなお人柄にも、きっと惹かれる方が多いのでは。

Q
Wrap Around R.にとって、『工房からの風』は、どんな風ですか?
あるいは、どんな風にしたいですか?


今回2度目の参加で、はじめは、どんな風が吹いているのやら、
はたまた風の中にいるのやらわからずに夢中で参加。
終わってからじわじわと風を実感したという感じでした。

今回は、場・ひとの風を心地良く感じながら、
一緒に『工房からの風』を作っていけたらと、そんな気持ちで参加します。

たくさんの方々が、作品をまといながら、一緒に風を起こしたいですね。

Wrap Around R.(ラップアラウンドローブ)、松下純子さんのホームページはこちら → 
出展場所はコルトン広場『モニュメント周り』です。
お隣は、『kaze books』という名の本屋?さんです。

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お庭ととのえ

さて、準備も今日木曜日と金曜日の二日となりました。
週末、お天気マーク、今のところ笑顔マークです!
(といっても、心配な私たち。。でも、きっと大丈夫ですよね、はい!)

出展作家からの怒涛の!コメント紹介もあとおふたりとなりました。
明日は飲食、ワークショップのお知らせを、と思っています。

火曜日は、終日お庭の整備の日でした。
杏ちゃん似の美貌の園丁ハラダさんを中心に、庭人(にわびと)さんがお迎えの庭整えを。
(四季を一緒にお庭の手入れをしてくださる地元の方々。
素敵な方ばかり&料理、アロマ、旅、、、と隠れた才能いろいろの方々なのです。)
この庭人さんたちを中心として、今年も「トキニワカフェ」も行いますよ。
今年のオリジナルハーブブレンドも、みんなで試飲を重ね、調合、しました。
毎年、同じ種類のハーブでも、味や香りが微妙に異なるのです。。。

この日は、造園屋さんに加わっていただき、高木剪定も行いました。
ここは、泉健太郎さん、今野恵さんたちのあたり。
ほどよく木漏れ日が射すように、茂りすぎた枝を払っていただきました。

さて、今日はテント設営。
私が建てるわけではありませんが、立ち会って位置を決めていきます。
作家の方々も準備でお忙しいことと思いますが、
こちら、着々と準備を進めていますので、安心して向かってきてくださいね!
そして、ご来場くださる皆様にも、心地よい時間をゆったりお過ごしいただけますように。。。

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大中和典さん・陶芸・山口

大中和典さんは、遠く山口県からの参加。
日本中(世界中)が均一方向に向いているとはいっても、
萩焼など陶芸の文化が根付く地で作陶される大中さんには、
関東近辺の作家とは別の何かがあるように感じています。
二回目の参加となる大中さんからのメッセージをご紹介します。

Q
大中さんは、『工房からの風』に向けて、どのような作品を作られたのでしょうか?

A
今回は、土もので泥彩を施したうつわの作品が主になります。
あとスパイスにオブジェが少し。。。
全体の色調は暗め。
雰囲気は明るめ。
そんな展示になります。

焼き物ならではの静かな躍動感みなぎる作品。
格調ある姿に、どこか朗らかさもひそんでいて。
あれ、それって、大中さんご自身の雰囲気みたいです!

Q
大中さんにとって『工房からの風』はどのような風でしょうか?

A
僕にとっては、工房を吹き抜けていく風です。
どっちに行こうかな、、と迷っているとき、そのタイミングで吹いてきます。
風が通り過ぎた後は、工房の景色も作品も、きっと今までとは違ったものに見えるはず、、、
それを期待しています。

遠方からの参加は大変なことと思いますし、すでにお仕事が満ちている中、
こうして 、この風に吹かれようとやってきてくださること。
うれしく思います。

大中和典さんのホームページはこちら → 
出展場所は、コルトン広場、モニュメント周りです。

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大谷房子さん・染織・愛知

さあ、作家から届いたメッセージをお届けするのも、あと数人となりました。
ここからは複数回出展となるこの場のベテラン?作家の方々。
まずは、染織の大谷房子さんです。


『工房からの風』に房子さんは、どのような作品を出展されますか?

A
『ケの日』の布を展示します。

綿を中心としたストール、バック、ポーチなど、
「あったらいいなこんな布」を織り上げました。
スーピマコットンやシーアイランドコットンといった長繊維の糸を使い、
巻き心地、使い心地を考えました。
当日、いろいろ試して楽しんでいただけたらと思っています。

房子さんの布は、「ほんとうに手織りなの?」
と一瞬思ってしまうほど、細かな糸を丹念に正確に織り上げられたもの。
どれほどの集中力なのだろうかと思ってしまいます。

わたしも房子さんの布を何枚も愛用させていただいているのですが、
使っていくほどに、手織りならではのありがたみ!を感じます。
素材の吟味と手の技と。
へたれない布、といったら、よいでしょうか。
使うほどに風合いが育つ布なのです。

Q
房子さんにとって、『工房からの風』は、どんな風ですか?
そして、どんな風にしたいですか?


響く風です。

つくり手として使い手として、ものが生まれ使う楽しみを毎年感じさせてくれます。
普段の生活の中でお気に入りの暮らしの道具が加われば気持ちも弾み、
毎日を大切に暮らすことを気付かせてくれる場所でもあります。
約50名の作家がそれぞれ同じ方向へ。
その中で私も風を響かせられたらと思っています。

房子さんが前回出展されたのは、2009年。
開催前のミーティングなどでは、風を前にどこか自信なさげな姿が印象的でした。
それが当日。
満面の笑顔に変わっていましたね。
風に乗った瞬間に立ち会えた喜び。
ご来場の方にもきっと伝わったことと思います。
今回は平熱で伸びやかに、さらに風に乗っている感じですね。

大谷房子さんのホームページはこちら → 

出展場所は『コルトン広場』モニュメント周りです。