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月別アーカイブ: 10月 2012
director's voice
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赤堀友美さん・陶芸・静岡
陶芸のジャンルでも、テーブルウエアからオブジェまでさまざまな作り手がいます。
今回ご紹介するのは、赤堀友美さん。
あれ?これってどこかで見たような。。。
というちょっと変わった?ものを制作されています。
Q
赤堀さんは、『工房からの風』に、どのような作品を出展されますか?
A
陶磁器を素材とした、やきものの道具を出展します。
もしかしたら必ずしも生活には必要ではないかもしれないけれど
あったら、使ったら、日常がちょっと楽しくなるような。
そんな作品になったらいいなと思い制作しています。
これは何?これはどうやって使うの?これはこうして使ってみたい、
などなど、
作品を通して来場してくれた方々と楽しく交流出来たら嬉しく思います。
また、私は主に石膏型を利用して作品を制作しています。
そのような制作過程が解るような、
ネタバレ的?なものも一緒に展示したいと思っています。
それから、らふとのお庭に植えてある草花に似合いそうな、
花器に使える作品も持っていきます!
マッチ箱や文房具、医療機器などなど。
そのままインテリアの小道具になるのはもちろん、
使い手の感性で食や花の器にも楽しめそうですね。
そして、ネタバレ!しちゃうなんて、いいのでしょうか!!
(ちょっとタノシミ)
Q
『工房からの風』は、赤堀さんにとってどんな風ですか?
そして、どんな風にしたいでしょうか?
A
1回目のミーティングに参加した時は、
まるで向かい風のような強風なのかと思ってしまいましたが...
5月に開催された、風の予感展に参加させていただいた時
スタッフの皆さん、そしてご一緒した出展作家の皆さんや作品とお会いして
それは違った!と。
包むような風を感じました。
実は画像のハーブは手仕事の庭より、その展覧会の時にいただいたものです。
水に挿していたら、すぐに根っこが出始め、家の庭に植替えました。
今年の夏は全然雨が降らなく、すごく萎れていた事もあったのですが
お水をあげると、再びピンと立ち上がり、台風でもへこたれず、
今ではとても大きくなりました。
私もこんな立派にならなくとも、工房からの風を通して少しでも成長出来たらと思いました。
そして当日は、そのハーブが秋の風に吹かれて気持ちよく揺れている様な
そんな風になったらいいなぁと思っています。
まあ、なんてうれしい!
手仕事の庭のミントが、赤堀さんのもとでシゲシゲと元気に育ってくれていたのですね。
その緑に似合うように花器まで作ってくださって!
こんなあったかなつながりが、ゆるやかにそよいで、
確かな風にしてゆきたいですね。
赤堀さんのホームページはこちら → ☆
楽しい陶磁器が並ぶテントは、『ニッケ鎮守の杜』に入ってすぐ左側。
『トキニワカフェ』の隣です。
director's voice
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いわもとあきこさん・裂き織り・香川
いわもとあきこさんも二回目の出展。
前回の伸びやかで晴れやかな展示は、今も心に残っている方が多いのでは。
今回は、どんな風がそよぐでしょうか?
Q
今回の『工房からの風』には、どのような作品を出展されますか?
A
とにかくバッグをもりもりと持っていきます!
エキデン・チャリンコ・うさぎ・こわき・ポケ・まるちゃん・にこいち・しちさん・・・・
なんのこっちゃですが、バッグに付けている名前です。
あとは、小さなバネくちがねのポーチ。
裂き布の端っこで作ったたシュシュや、しおりちゃんも持っていこうと思います。
そのネーミングの簡潔にして、くすっと感。
ぜひ作品とともにチェックしてみてくださいね。
Q
いわもとさんにとって、『工房からの風』はどんな風ですか?
そして、今回はどんな風にしたいでしょうか?
A
『はっぴぃえんど』というバンドの『風をあつめて』という曲があるのですが、
今、私のテーマソングのように流れています。
けだるい感じのこの曲が流れて、
おかえり。わたしのテンション。と思うのです。
そしてこう続きます。
風をあつめて
風をあつめて
風をあつめて
蒼空を翔けたいんです
蒼空を。
3年前の初出展、息切れしそうだったのもいい思い出として、
つくることを仕事にさせてもらっている今、
いつもの素敵な展示会のひとつ。になればいいなと思います。
皆さんから少しづつ風をあつめて・・・
いわもと、翔けられるやもしれません!!
いわもとさーん。
いわもとあきこ節全開なメッセージをありがとうございました!
『いつもの素敵な展示会のひとつ。になればいいなと思います。』
って、素敵な感じです。
二回目ですし、余裕!と一瞬思いましたが、
いつもが素敵で、これも素敵!
って、とっても幸せな感じですね。
スタッフもそんな気持ちでいたいです~
いわもとさんのホームページはこちら → ☆
出展場所は『ニッケ鎮守の杜』に入ってすぐ右。
小高い丘?の上、桜の木の下です。
そして、書籍『工房からの風‐作る・働く・暮らす・生きる20の工房を訪ねて』
でも取材をさせていただいています。
こちらもぜひチェックしてみてくださいね。 → ☆
director's voice
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大谷哲也さん・陶芸・滋賀
清潔できりっとした佇まい。
けれど、どこかほっこり和みのスパイスも効いた白磁の器。
信楽で作陶される大谷哲也さんです。
Q
『工房からの風』に、大谷さんはどのような作品を出展されますか?
A
普段使いの白いうつわと白い土鍋を出展します。
割れたり、家族が増えたりしても買い足しできるような定番が中心です。
僕たちの食卓は、和食だったりイタリアンだったり中華だったりインド料理だったりと、
とてもレパートリーに富んでいます。
おそらくこんなに色んなものを日常的に家庭で食べているのは日本人だけだと思います。
そんな豊かな食卓にあったうつわが作れたらいいなぁと考えながら制作しています。
哲也さんは料理が大好き!
5人家族にお客様も多い食卓を、奥様の桃子さんと一緒に
毎日おいしいもの作りを楽しんでいらっしゃいます。
キッチンに住みたかった!
って小さいときから思っていたというほど年季の入った
厨仕事好きな人の作った器ですもの、お料理が映えるのも当然なんですね。
Q
『工房からの風』は、大谷さんにとってどんな風ですか?
A
2003年に初めて作品を発表した場所なので、風の吹き始めたところです。
この9年間で積み上げてきたたものを、
またその場所で発表できることをとても楽しみにしています。
出展者が決まって第一回目の全体ミーティングのとき、
哲也さんがこの場にいることを、新人作家の方々が眩しく見ているのが印象的でした。
全国にファンを持つ哲也さんが、この場にこうして帰ってきてくださったこと。
うれしいです。
来場者の方ももちろん、出展作家に方にも刺激になりますね。
大谷哲也さんのホームページはこちら → ☆
出展場所は、『ニッケ鎮守の杜』花壇のほとり。
メロウグラスさんのお隣です。
藍の赤い小花がたくさん咲くそのすぐそばで、
哲也さんの白い器が凛と輝いていることでしょう。
そして、10回展記念の書籍でも大谷哲也さん、桃子さんをご紹介しています。
こちらもぜひ、お読みいただければと思います。
ご紹介記事 → ☆
director's voice
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メロウグラスさん・ガラス・長野
ガラスの持つ透明さ。
ガラス作家はそれをさまざまな方向に生かして制作を進めます。
研ぎ澄まされたエッジの効いたもの。
水や氷のように自然を思い起こさせてくれるもの。
やわらかなもの。
冷ややかなもの。
メロウグラスさんのガラスは、穏やかで優しい佇まいなのですけれど、
それだけではない、どこか遥かな時間や空間を思わせてくれるものがあります。
その秘密は、どんなところにあるのでしょう。
Q
メロウグラスさんは、『工房からの風』には、どのような作品を出展されますか?
A
日々のなかで見つけた景色や気持ちを硝子のオブジェにしています。
硝子のオブジェ作品と
作品をスケッチしたときの言葉を一緒に並べます。
定番のプレートやカフェプレート
そして
草花をちょこんといけられる花入れなどを展示します。
家や建物をモチーフに作られた作品は、その透明感から、
置いた周りの空気を清浄にしてくれるような爽やかさがあります。
(私は本棚にちょこんと置いて、本の醸しだす空気感を和やかにしています)
そして、小さな緑が映えるガラスの器も、小さいながらも豊かな存在感です。
展示では、その作品に添えられた言葉の柔らかさも
作品を豊かにまとうオーラのひとつになっていますよ。
Q
メロウグラスさんにとって、『工房からの風』は、どんな風に感じられますか?
A
はじめての『工房からの風』。
風鈴が風にゆれて鳴る音
心地よくて やさしい音色が好きです。
そんな心地いい音色が鳴るような風にしたいと思います。
硝子と日々向き合うなかで
透明な硝子のなかにグングン入っていき
その中を見て作品をつくっています。
自分の心のなかだったり
意識の奥底だったり
指先で感じる感覚のようなものだったり。
工房からの風で
「わたしが見ている景色を見てもらえるように」
と思いながら作品をつくりました。
掌に載るほどの愛らしい作品も多いのですが、
その作り方はダイナミックさと繊細さが合わさったもの。
透明、または半透明の塊の中に、何を思い、何を見るのでしょうか。
作家の心へ思いを寄せるのもいいですし、
自分の心の中にある風景をそこに映してみるのも心楽しいですね。
メロウグラスさんにお会いすると、イマドキの言葉で言えば、女子力を高めたくなります!
なんというか、女性の持つやわらかさ、たおやかさ、しなやかさ、そしてよきつよさを、
メロウグラスさんから感じて、日々の自分の心の姿を反省します。
その反省する気持ちが、なんだかうれしいというのも、不思議な魔力!
そう、メロウグラスさんの作品の秘密は、しあわせ色の魔力なのかもしれません。。
メロウグラスさんのホームページはこちら → ☆
出展場所は、『ニッケ鎮守の杜』に入ってすぐの原っぱエリア。
秋草に揺れる『手仕事の庭』のほとりです。
草花とガラス作品が、囁きあっていますね、きっと。
director's voice
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佐藤亜紀さん・染織・京都
秋から冬に向かうこの季節、
巻き物を探していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
そのような方々にぜひご覧いただきたいのが、
京都で染め織りをする佐藤亜紀さんの布。
こっくりとした草木染の糸を織り上げた布が登場します。
Q
佐藤さんは、工房からの風にどのような布を織ってきてくださいますか?
A
主に絹糸をつかったストールを中心に出展します。
経糸に絹、緯糸に綿、ウールを織りこんだものもあり、布の表情もさまざまです。
ウールを使ったのは今回が初めてで、
糸は、ホームスパンの作家の吉田麻子さんに原毛から紡いでもらいました。
絹のストールに比べ、かなりざっくりめの
ワイルドな仕上がりです。
布をまとった時の、素材と草木の色が重なる立体感、心地良さを
楽しんでもらえたらうれしいです。
他には、綿・麻のしっかりふっくら織り上げた布の
がまぐち小物入れシリーズ、くるみボタンなどなども並びます。
素材である糸の風合いをひとつひとつ生かして織り上げる佐藤さん。
どこか大陸的なものを感じさせるデザインも魅力です。
Q
佐藤さんにとって工房からの風ってどんな風に感じられているのでしょう?
A
いつか、いつか。。。と
見上げていたら、吹いてきてくれた風。
待ち焦がれていたものの、
吹いてきた大きな風にはとまどいの連続。
そんな大きな風が、気づけば前へ前へと
進めさせてくれていたように思います。
当日は、思いきって風に吹かれて
布たちを広げるのが楽しみです。
数年前から工房からの風を憧れてくださっていたという佐藤さん。
この出展を大風ととらえて、ぐんぐんお仕事を整え、新たなものへと
進化させてくださいました。
「布たちを広げるのが楽しみです」
って、なんて素敵な気持ちを表したフレーズなんでしょう!
佐藤亜紀さんのホームページはこちら → ☆
佐藤さんの出展場所は、おりひめ神社を正面に鳥居の右側です。
年月を重ねたシイの高木に、草木で染めた布が、さっそうと広げられていることでしょう。
director's voice
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川端健夫さん・木工・滋賀
滋賀のマンマミーア!
行かれたことはありますか?
古い農学校を改修して木工房とギャラリー、
そして洋菓子の販売とカフェを開く素敵な場所。
木工作家でありマンマミーア!のオーナーでもある
川端健夫さん。
工房からの風へ二度目の出展です。
Q
川端さん、『工房からの風』には、どのような作品を出展くださいますか?
A
5年前に『工房からの風』に出たときは、
まだお皿やカトラリーを作り始めて間もなくだったので、新作も多く出展しました。
今回はこの5年の間に作り続けてきたもの、
これからもずっと作り続けたいものをたくさん作って持って行こうと思っています。
5年前に『工房からの風』に出たときは、
まだお皿やカトラリーを作り始めて間もなくだったので、新作も多く出展しました。
今回はこの5年の間に作り続けてきたもの、
これからもずっと作り続けたいものをたくさん作って持って行こうと思っています。
ボウルやお皿にトレイ。
また出展できる機会をいただけて、本当に嬉しく思っていますが、実はまだ不安です。
6歳になる子どもの成長には敵わなくとも、
私も5年前に比べて少しでも成長していると良いのですが。
今はあせる気持ちを抑えつつ、いつも以上に丁寧にと心がけながら木を削っています。
6歳になる子どもの成長には敵わなくとも、
私も5年前に比べて少しでも成長していると良いのですが。
今はあせる気持ちを抑えつつ、いつも以上に丁寧にと心がけながら木を削っています。
私たちもよーく覚えています。
おんぶ紐で一樹君を 背負っていた健夫さん!
もう5年も経ったのですね。
いつも心でいっぱい考えをしている(哲学をしている)健夫さんの進み方は、
周りの方々によい影響を与えているのだと思います。
かくいう、私もそのひとりです!
director's voice
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松塚裕子さん・陶芸・東京
スペイン階段前の出展者を続けてご紹介しますね。
東京で作陶をする松塚裕子さんです。
東京で作陶をする松塚裕子さんです。
Q
『工房からの風』に向けて、松塚さんはどのような作品を制作されていますか?
『工房からの風』に向けて、松塚さんはどのような作品を制作されていますか?
A
ポットや、色々な大きさのピッチャー、ちいさな豆片口など
ポットや、色々な大きさのピッチャー、ちいさな豆片口など
注ぐ器をたくさん作りました。
他にも、カップやお皿、小さな花器など
他にも、カップやお皿、小さな花器など
日々暮らしの中で使って頂ける器をお持ちします。
小さな風景や、時間の積み重なり、のようなものを
感じてもらえる器であったらいいなと思い、作っています。
それは、新芽に蓄えられたみずみずしいふくらみであったり
移りかわる空の色であったり。
はたまた、ぽつんと落ちている錆びたネジであったり。
はたまた、ぽつんと落ちている錆びたネジであったり。
ひとつひとつの表情の違いや、さまざまな形を
河原で好きな石ころを探すような気持ちで
楽しんで見ていただけたら嬉しいです。
新芽に蓄えられたみずみずしいふくらみであったり
移りかわる空の色であったり。
はたまた、ぽつんと落ちている錆びたネジであったり。
って、素敵なフレーズですね。
松塚さんの心地よい曲線と、どこか懐かしさを湛えたような色合いが、
テーブルや暮らしの空間に、そっと風景を送り込んでくれるようです。
はたまた、ぽつんと落ちている錆びたネジであったり。
って、素敵なフレーズですね。
松塚さんの心地よい曲線と、どこか懐かしさを湛えたような色合いが、
テーブルや暮らしの空間に、そっと風景を送り込んでくれるようです。
Q
松塚さんにとって、工房からの風』って、どんな風なのでしょう?
そして、どんな風にしてみたいですか?
A
ふわり、包むように吹く風。
歩をはこぶ足を軽やかにしてくれるような。
その風に運ばれてここまで歩いてきた、そんな感じです。
当日は、微力ながら自分も風の一部となって
作家のみなさんや来て下さる方々と一緒に
場所も人も包み込むような、大きな風をつくれたら…!
松塚裕子さんのホームページはこちら → ☆
出展場所は、コルトン広場スペイン階段前となります。
director's voice
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深見昌記さん・木工・愛知
木工の深見昌記さんからもメッセージが届きました。
Q
深見さんは、『工房からの風』に、どのような作品を出展されますか?
A
木をメインに鉄や真鍮などの異素材を組み合わせた作品。
木のかご、トレー、草木染の木のプレート、アクセサリーなどの小物と
スツールやタオル掛けなどの小さな家具を出展します。
深見さんの木工の経歴の始まりは、葬儀葬祭に使う祭壇の制作から。
その後、木工作家に師事して、木藝工房に入ったという方です。
祈りの空間のものづくりからのスタートが、
どこか静かな佇まいの作品づくりに映っているのでしょうか。
写真の 「栗の木のかご」もとっても素敵ですね。
Q
深見さんにとって、『工房からの風』って、とってどんな風ですか?
A
『工房からの風』は私にとってまさしく工房からの風です。
日頃、工房にこもって地道に製作している作品たちを
世の中に送り出す貴重な場所となります。
多くの方に見ていただき、できれば共感してもらえるような、
心地よい風をこの小さな工房からお届けできればと願っています。
写真の作品など、草木染めをしたものも制作する深見さん。
素材のこと、技術のこと、、、作品について、
会場でぜひいろいろお尋ねになってみてはいかがでしょう。
深見さんのホームページはこちら → ☆
出展場所はコルトン広場、スペイン階段前のテントです。