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月別アーカイブ: 9月 2013
director's voice
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ふじい製作所さん(木工)
兵庫県小野市で「ふじい製作所」と名付けた工房で制作をする藤井健一さん。
挽物(ひきもの)を中心としたかたち作りで、
すっきりとしたフォルムも美しい作品を制作されています。
Q
ふじいさんは、「工房からの風」にどのような作品を出品されますか?
A
私たちは夫婦で、木地(加工)と塗り(仕上げ)に分業して、
漆やみつろうで仕上げた木の器を中心に制作しています。
木地は、木工ロクロを使った挽物がほとんどですが、
新たに、和紙を貼って漆で仕上げた重箱や弁当箱、
コーヒー豆などを入れるキャニスターなど指物も持って行きます。
自分たちと同じ30代40代の方にも、
普段の生活に漆の器を使っていただきたいという思いで制作しています。
重箱や弁当箱、キャニスターなど指物の新作も楽しみですねー。
先日行ったチャリティーには、丸い木のブローチを協賛下さったふじいさん。
(ありがとうございました!)
その丸さのすっきり感がとても印象に残っています。
たくさんの作品の中で個性を強く放つ感じではなく、
でも、印象がたしかに残る作品。
ふじい製作所さんが目指す、長く使うほどに愛着の増す作品作りを実感しました。
Q
ふじいさんにとって、「工房からの風」って、どんな風ですか?
A
普段、ペースを守っていこうとする自分に、後ろから風が吹いたというか、
ぐぐっと押されている感じです。
初回のミーティングから始まった自分の中の気持ちを、
しっかりとカタチにして、届けたいと思います。
ふじいさんからの私信には、
『ほぼ漆木地の制作が、終盤を向かえています。
残りの時間で漆を塗り重ね、しっかりと乾かしつつ、みつろう用の木地加工を進めます・・・』
と綴られてありました。
粛々と自らの制作時間を重ね、進めている人の爽やかな調べを感じて、
私もこうでなければ、、と心を整えてもらった気がします。
そういえば、ふじいさんの作品には、使い手の心を整える作用があるのかもしれません。
Q
ふじいさんは、小学生のころ、何になりたかったのでしょうか?
A
書道の先生です。
(当時は習字の先生になりたいと言っていました)
習い事のひとつで、通っていた書道の先生に憧れて。
マスの中にバランスよく並んだ字を、単純にいいなと思っていました。
ふじいさんも、子どものころから気持ちの向く方向が
変わっていないのかもしれませんね。
『マスの中にバランスよく並んだ字を、単純にいいな』
というフレーズ。
整った美しさ、気持ちよさ。
今のふじい製作所さんのお仕事ととても通じている気がします。
では、ふじい製作所さんのホームページはこちらから → ☆
出展場所は、スペイン階段の前のテント。
お隣には、精緻な文様も華やかなピサンキの飯野夏実さんがいらっしゃいます。
director's voice
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accessories mauさん(金属・装身具)
しばらく器の方が続きましたので、今回は金属の装身具の方を。
愛知県は常滑で制作をされる accessories mauさんです。
常滑って、焼き物の街ですよね。
ジャンルは違っても、ものづくりの息吹きが、町中に広がっているのでしょうね。
Q
accessories mauさんは、「工房からの風」にどのような作品を出品されますか?
A
普段使いのジュエリーをコンセプトに、素材に拘らず、
日々の生活と共にいつも身につけていられるような、
背伸びをしない、アクセサリー作りをしています。
工房からの風限定の洋ナシピンバッジや、
ずっと試行錯誤してなかなか形に出来ずにいた、耳が痛くならないイヤリングを。
後は真鍮や金やアンティークビーズを使ったりして、
今日はスカート、明日はパンツというのと同じ感覚で、
甘かったり、ピリっとスパイシーだったりと、色んな作品を展示したいと思っています。
洋ナシの限定ピンバッチ!
うれしいですねー、メインビジュアルに響いてくださって。
今回、ほかにもちらほらと、会場に洋ナシが出現しそうですよ!
accessories mauさんは、とてもファッショナブルな方。
さりげなくスパイシーなアクササリーは、
身に着ける方をぴりっと新鮮に映し出してくれそうです。
Q
accessories mauさんにとって、「工房からの風」って、どんな風ですか?
A
これといって何かテーマを持って作品作りをしていない私なので…(笑)
工房からの風は、絶対に無理だと決めつけていましたが、
ポストを開け、審査が通った封書を手に取った時、
ゴゴーっと強い風を感じました。
で、階段で足を踏み外し転げ落ちました。
それからは、爽やかな風だったり、稲垣さんとお話をさせていただいた時は、
私の制作に対する不安な部分等の背中を押して下さるような
優しい暖かい風だったり。
そして今は、そよそよと
小さな小さな風が吹いています。
当日は、草木が重なりあう時の楽しげな、音楽を奏でるような風と共に
皆さんと素晴らしい時間を過ごせたらと思っています。
階段を踏み外すとは!
大事にならなくってよかったです!!
それにしても、草木が重なりあう時の楽しげな、音楽を奏でるような風
って、素敵な表現ですね。
Q
accessories mauさんは、小学生のころ、何になりたかったのでしょうか?
A
水泳のオリンピック選手です。
3歳から、ずっと水泳をしていました。
小さい頃は、毎日毎日泳ぎに泳ぎまくっていました。
夢に向かって一直線だったので、オリンピック選手になるんだ と思っていました。
わ、なるほどーって感じがします。
accessories mauさん、しなやかな感じですから。
実はaccessories mauさんには、双子の女の子さんが!
今回、高知の結城琴乃さんにも、女の子の双子ちゃんがいるんですよ。
制作表現に何か影響あるでしょうか??
そういえば、以前出展された、tassの遠藤博子さんや、金井啓さんも
双子の女の子のお母さんですし、ご本人が双子という方も、毎年いましたねー。
工房からの風は、双子関係者?多しかもです。
さて、accessories mauさんのホームページはこちらになります。 → ☆
出展場所は、コルトン広場スペイン階段前。
お隣は、皮革バッグのヌイトメルさん。
おしゃれなゾーンになりそうですね。
director's voice
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玉元利幸さん(木工)
お待たせしました、いよいよ最南端、沖縄からの出展者、
たま木工商店の玉元利幸さんです。
Q
玉元さんは、「工房からの風」にどのような作品を出品されますか?
A
沖縄の木で作った木の器、カトラリーを制作しています。
今回の工房からの風では、色々なカタチの「木のカップ」を
楽しんでもらえるようにと準備しております。
相思樹、オキナワウラジロガシ、福木、イタジイ、ヒメユズリハ…
と聞き慣れない木の名前だと思いますが、
僕の暮らすやんばるの森(沖縄本島北 部にあります)や、
その周辺で育った木々を使用して制作したものです。
ほんとうに、私には耳慣れない木の名前。
でも、沖縄に生まれ育った玉元さんには、馴染み深い木なのでしょうね。
そんな身近な木を使って制作をされていること。
木のことも、それにまつわるお仕事のことも、
当日いろいろお話を伺ってみたいです。
そして、なかなか見たことのない、木の取っ手付きのカップ。
こちらも、ぜひお手にとってみてくださいね。
玉元さんの手を通して木の器にじんわりと、
沖縄に流れる時間のようなものが伝わってくるような・・・。
Q
玉元さんにとって、「工房からの風」って、どんな風ですか?
A
木工の仕事を始めて10年目になります。
がむしゃらに仕事に取組んだ日々の風が、やっと最近になり小さな自信へと変りました。
その小さな自信と共に、吹き始めるのが
今回参加させていただく「工房からの風」だと思っています。
凛とした穏やかな風を目指して。
沖縄からの出展は、準備から搬入搬出まで、ほんとうに大変なことと思います。
しかも、玉元さんの工房は、空港からもかなり離れていて・・・。
そんな大変な思いをしても、この場に来たい!
そう思ってくださる気持ちに応えたいってほんとうに思います。
もちろん、私たちスタッフも張り切ってお迎えしますけれど、
来場者の皆様の反応が、何よりの手ごたえですね。
木の器を真ん中に、作る人と、使う人が、豊かな時間を紡げますように。。
そんな場づくり、がんばりますね!
Q
玉元さんは、小学生のとき、将来は何になりたかったのでしょうか?
A
家族が言うには「コックさんになりたい」と話していたそうです。
とても単純に、レストランに行き美味しい料理が食べられるのが楽しみでした。
(今、思えば母は料理が得意な方ではなかったからかな…)
今の仕事には、あまり影響していない気がします(笑)。
コックさんのお仕事って、ものづくりとつながっていますよね。
どちらも、誰かの幸せな時間を作り出す仕事。
玉元さん、今も厨仕事もお好きでしょうか?
さて、玉元利幸さんのホームページはこちらになります。 → ☆
楽しくって、お人柄やお仕事がよく伝わってくるデザインですよ。
そして、出展場所は、ニッケ鎮守の杜、手仕事の庭に入って花壇の奥。
ちょっとシャイな玉元さんが、居心地のよいように、緑に囲まれた空間です。
にこにこはきはきとされた奥様かよさんと一緒に、
あったかな空間を作ってくださいますね、きっと!
director's voice
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深堀知子さん(陶芸)
福岡の吉田さんに続いては、熊本の深堀知子さんです。
深堀さん、ふかほり、と濁らずにお読みします。
では、さっそく深堀さんからのメッセージをご紹介しますね。
Q
深堀さんは、「工房からの風」にどのような作品を出品されますか?
A
とにかく楽しい感じのするものを出品します!
どうやって持つの?と思うような取っ手のついたカップや、
使うことを考えないでごちゃごちゃと色々なモチーフをくっつけたふたもの、
カラフルすぎる?器、 割れるのを気にする人は絶対欲しくならないような器・・・・
文章にするとなぜそんなものを作っているんだろう?
と自分でも不思議なくらいです。
実用品として大事なことは私よりうぅ~んとできる方がいるので、
私はそうじゃない方向に特化したものを作っていくしかない という開き直りかもしれません。
ただ、作っている最中にもっとこうしたら!ああしたら!と
楽しくなる気分をとめないように作っていたらこんな風になりました。
技術として変わったことはしていません。
すべて陶器で、金銀彩以外は色もすべて普通の釉薬です。
特徴としては釉薬を筆で上絵の具のように1色ずつのせていることです。
会場で作品をみて、色々想像してもらえると嬉しいです。
技術は特別のことはしていない。。
とおっしゃいますが、こてこて!深堀さんワールドの作品は、
実はとっても緻密な構成の上に成り立っています。
ちょうど家を建てるような感じでしょうか? 柱の位置、窓の付け方、扉を入れる順序・・・
何をまずここに拵えて、その次にこの造作を・・・
お聞きしていくと、その段取り構成にため息が出ます。
そして、それを窯で焼いて、部分的にへたらないように、
ちゃんと焼きあがるように工夫するのは、頭脳を使いそう。。
でも、そういことも含めて、深堀さんが作品つくりを とことん楽しみ、
プロとして完成させる誇りのようなものまで伝わってきます。
もちろん、作家としては、そんなことより、 「わぁ~!」っと、
見る方の心にまっすぐな歓喜が躍ることを 心より願っていらしゃるのでしょうけれど。
Q
深堀さんにとって、「工房からの風」って、どんな風ですか?
A
現状に行き詰ってしまった感じがしていたので
きっかけさえあれば何かが変わるのではないか? と思って応募しました。
初めて会う人、いつもと違う展示、これをきっかけに
今の霧に包まれたような状況を晴らして、
また違った眺めが開けるように 「景色を変える風」として、
この機会を活かせたらと思っています。
地元に窯を築き、制作発表の基盤を持つことは、 心確かなことであると同時に、
時には広やかな空の空気を吸いたくなることもあることでしょう。
特に、個性的な作品つくりをされる作家は、見てくださる方の絶対数が多いことで、
ピンポイントで響きあえる方との出会いが増えるかもしれません。
今までの「工房からの風」に出展された方の中にも、
そのようにして、制作への自信を深められていった方、多いですよ。
即効性?ばかりではなく、ゆっくり今回を通じて、
深堀さんの作品を伝えたいという方との出会いもあるといいですね。
Q
深堀さんは、小学生のころ、何になりたかったのでしょうか?
A
小学校の先生。 自分の人生の中で最もまじめな時期でした。
自分に厳しく、人にも厳しい!嫌~な小学生でした(笑)
とにかく何でも真面目に取り組むので先生だけには好かれていたと思います。
そんな風に先生に気に入られていたから、
自分も小学校の先生になりたいと思ったのかもな~と
この質問について考えているうちに思いました。
今ではその頃の真面目さが10分の1でも残っていたら・・・と思う日々です。
ええ! 深堀さんは、今もとーってもまじめな気がしますが・・・。
明るく、はきはき、明瞭な深堀さん。
展示ブースでの対応も、きっと見る方にとって気持ち良い時間だと思いますよ。
深堀知子さんのブログはこちら → ☆
出展場所は、スペイン階段前のテント。
野外展ではあまり出会わない造形の作品群が、
爽やか笑顔の深堀さんのもとで素敵な出会いを待っています!
director's voice
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吉田崇昭さん(陶芸)
はるばる北海道から来られる3人(組)の作家をご紹介してきましたので、
今度は同じくはるばる九州からの3人の作家を。
まずは、福岡県筑紫野市で喜器窯をひらく
吉田崇昭さんからのメッセージをご紹介します。
Q
吉田さんは、「工房からの風」にどのような作品を出品されますか?
A
ふと手が伸びるような、日常使いの器。
それから、ミニチュアサイズのちいさな器です。
吉田さんの器は、磁器や半磁器の使いやすいうつわです。
先日のチャリティーにも、染付の器をたくさんご協賛下さいましたが
(ありがとうございます!)
呉須の色合いも素敵で、大変人気でした。
また、吉田さんのお仕事の特徴に、ミニチュアの器のシリーズがあります。
ちいさい物好きな方って、いらっしゃいますよね!
ツボ、かもしれませんよ。
Q
吉田さんにとって、「工房からの風」って、どんな風ですか?
A
自分のやってきた事を確認させてもらって、さらに後押ししてくれる風。
そんな風に乗って器が広がってくれたら、尚いいなと思っています。
九州から風に乗って市川へ。
そして、そこからいったい、どなたの毎日に飛んでいくことでしょう。
Q
吉田さん、小学生のころは、将来何になりたいって思っていましたか?
A
絵描き。
絵が好きだったというより、風景画家になって旅行することに憧れていた気がします。
大きくなるに従って、平面よりも立体的な手仕事に憧れるようになりました。
たまに、器に絵を描いているときに、不思議な気持ちになります。
そうなんですねー。
吉田さんも、もしかすると、旅人志望!だったのかもしれませんね。
タビビトって書いた方、他にもいらっしゃいましたよ。
では、吉田崇昭さんのホームページをこちらでご紹介しますね。 → ☆
とっても素敵なギャラリー(建築)の画像も出ていますよ。
そして、出展場所は、コルトン広場スペイン階段前
対面には、やはり小さな器も(そしてピサンキ!)作られる
飯野夏実さんのブースがあります。
プレス/らふと
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鎮守の杜から 9月版
director's voice
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JUNIOさん(陶芸)
3人(組)目の北海道からの出展者のご紹介は、陶芸のJUNIOさん。
二回目の出展となります。
え?でも、陶芸??
ガラスではなかったのでしたっけ???
はい、ご存知の方も多いかと思いますが、
ガラス作家として活躍していたJUNIOさんは、
東日本大震災での工房の破損を機に、北海道に移住して、
新たに陶芸作家としてのお仕事を始められたのでした。
この周辺のことについては、拙著
『工房からの風-作る・働く・暮らす・生きる-20の工房を訪ねて』
に記させていただいていますので、ぜひ、ご一読くださいね。
(当日、本部テント3の「kaze books」でも販売します)
昨年の夏、やっと工房を整えられて、試作を重ねていらした最中に、
取材をさせていただきました。
それから1年。
JUNIOさんが、すっかり充実のお仕事ぶりで帰ってきてくれました。
水面下で整え、準備されていた時間は長かったことでしょうけれど、
こうして始められると、よくもこの短期間でこのような充実のお仕事を!
と驚いてしまいます。
前置きはさておき、さっそくメッセージをご紹介いたしましょう。
Q
JUNIOさんは、「工房からの風」に、どのような作品を出品されますか?
A
私たちはさまざまな土の質感に魅せられました。
土と釉薬とのコントラストが楽しめるような作品づくりを目指しています。
今回出品するのはそんな作品の他、七宝焼のような質感を思わせる
新作のフルーツボウルなども出品します。
北海道の余市へ移住してから、海・山・川(暗号っぽいですね。笑)に囲まれ、
緑に触れる生活をすごしていると、自然と創ることへそれが影響してきます。
余市は美味しい特産物も多く、気候もよいので、
趣味で果樹園をされているご夫婦がいらっしゃって、
今年の夏はそちらの方が不在時管理人をまかされました。
(管理人といってももいで食べるだけですが)
そんな夏の思い出を絵日記的に作品に落とし込み、
フルーツをモチーフにしたボウルを制作しました。
ありそうでなかった焼き物、陶の器。
異ジャンルから入られたからでしょうか、ほんとうに新鮮な器の数々です。
けれど、ちゃんと陶芸ならではの味わい、豊かさも抱いた作品であるところが、
JUNIOさんの力量ですね。
そして、新作のフルーツモチーフの器。
み、魅力的ですー。うっとり。
Q
JUNIOさんにとって、「工房からの風」は、どんな風ですか?
A
私たちが元気な風の子ならば、工房からの風はいつも私たちを成長させてくれる母風です
風の子!
どこかやんちゃな泰明さんに、ぴったりな言葉!
JUNIOさんには、ふんわり優美な雰囲気の(でも、なんだか楽しい)いすゞさんとおふたりで、
作家としての出展時以外にも、企画側のサポートも数年担っていただきました。
おふたりの「伸びていこう!」「進化していこう!」とするアグレッシブな気持ちそのものが、
この風を母とさせているのでしょうね。
ありがとうございます!
Q
JUNIOさんは、小学生の頃、何になりたいと思っていましたか?
A
泰明 → 植木屋さん
いすゞ → 和菓子屋さん
わ、泰明さんのいなせな植木職人姿、すぐ想像つきますねー(笑)。
そして、和菓子やさんのお嬢さんだったいすゞさんは、
今、陶芸のお仕事で、その希いを叶えているのかもしれませんね。
陶芸作家となったJUNIOさんのホームページはこちら → ☆
出展場所は、コルトン広場モニュメント周り。
今から見ごたえたっぷりな展開が想像できて、とっても楽しみです。
director's voice
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瀬戸晋さん(木工)
北海道からのふたり目のご紹介は、木工の瀬戸晋さん。
旭川から、はるばるやって来てくださいます。
Q
瀬戸さんは、「工房からの風」に、どのような作品を出品されますか?
A
主に拭き漆で仕上げた木工品で、小さいものから大きなものまで、
いろいろな形の器やお盆、お皿などを出品します。
刃物で削った刃跡を残したものが多いので、
ぜひお手にとってその質感を感じてもらえればと思います。
瀬戸さんは二回目の出展。
一見ごつっとした存在感のある木の器ですが、
そのフォルムを支える繊細なデザイン力が瀬戸さんの作品の魅力です。
前回出展くださって以来、都内各所での展示や、某有名セレクトショップでの取り扱い、
そして、現在は雑誌の『haru_mi』での紹介など、じわじわと人気が広がっています。
Q
瀬戸さんにとって、「工房からの風」は、どんな風ですか?
A
たった二日間のために、全国から作り手が集まらずにはいられない
と思わせてくれる作り手を集める風。
そして、二日後には、また地元に戻って、
作り続けていくことを後押ししてくれる追い風。
優しくて、厳しくて。
そんな風です。
旭川からの出展は、ほんとうにエネルギーが要ることと思います。
それでも、このように思って出展くださる瀬戸さんのような方がいらっしゃるから、
この風が生き生きとしていられるのですね!
ありがとうございます!
Q
瀬戸さんは、小学生の頃は何になりたいと思っていましたか?
A
特になにになりたいというのがなく、でも木工に限らず何かしら、
ひとりでものを作っているのが好きな子でした。
ちょっとシャイな瀬戸さんらしいメッセージ!
関西から北大を経て、旭川で木工をするようになられたのも、
子どもころのこの思いの延長線上のことなのかもしれませんね。
さあ、瀬戸さんの今回の出展場所は、スペイン階段前になります。
正面は、皮革のヌイトメルさんです。
そう、ま後ろには、夕張の西山雪さんがいらっしゃいますので、
少し心強いでしょうか!?
director's voice
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西山雪さん(ガラス)
今回の出展作家は、北海道から沖縄までの広きにわたって。
例年、応募をいただいても、選考を通られる方が
必ずしもこのようになるばかりではないのですが、今年はこのようになりました!
これもなんだか、わくわくしませんか?
その北海道からは3人(組)の出展者。
まずは、夕張のガラス工房で制作をされる、西山雪さんからのメッセージをご紹介します。
Q
西山雪さんは、「工房からの風」に、どのような作品を出品されますか?
A
色ガラスやエナメルを使った彩りある器を出展します。
ポップな色使いのグラス、鳥模様のガラスドーム、エナメルで絵付けした虹雨模様のボウル etc…
日常の生活を明るくする、だれかを笑顔にする、そんなものづくりを目指して制作しています。
自分自身がいつも明るくありたい、という雪さん。
北海道に生まれ育ち、気持ちと色との結びつきを、独特に体感されているのかもしれませんね。
作り出す作品は、さまざまな色が雪の輝きを映しているように眩しく感じられます。
Q
西山雪さんにとって、「工房からの風」って、どんな風ですか?
A
外ばかり向いていた自分に、立ち止まって、いま一度自分の内側と向き合わせてくれました。
力強く背中を押してもらった追い風でしょうか。
制作を続けていくと、目や行動が向かうときも大切でしょうし、
自分自身に向かうことも必要なんですね。
雪さんは、「工房からの風」を、ご自身で追い風にされているのですね、きっと。
Q
西山雪さんは、小学生の頃、何になりたいと思っていましたか?
A
「絵描き」と文集に書いた覚えがあります。
図工と体育だけが好きな子供でした。
この頃から、頭で考えるより身体で覚えるというスタイルが身に付いたようです。
溌剌とした今の雪さんの姿から、なんだか想像がつきます!
ガラスの制作は、まさにスポーツのようですし。
では、西山雪さんのホームページはこちらです。 → ☆
出展場所は、コルトン広場スペイン階段前。
北海道からやってきた、明るく元気なガラス作品とその作者が、
眩しい表情で迎えてくださいますよ。