月別アーカイブ: 10月 2014

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山田睦美さん 陶芸 石川

突然ですが、珠洲焼(すずやき)って、ご存じですか?

石川県の北東部に珠洲市というところがあります。
ここに、須恵器の流れをくむ無釉の焼き締めので、
黒っぽい灰色の乾いた質感が印象的な陶器がありました。

戦国時代の初めごろになぜか途絶えてしまったものを、
1970年代になって地元で復活された珠洲焼。
それを、今につなげて制作する若き作り手が、山田睦美さんです。

:::

Q
山田さんは、「工房からの風」に、どのような作品を出品くださいますか?

A
食器や花器など日常の生活に使えるものを。

珠洲焼独特のグレイの色調に象嵌で白い文様を描くのが
山田さんのひとつの特徴ですね。
乾いたタッチが、とてもモダンなのです。

:::

Q
出展が決まってから、山田さんご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?

A
自分がしたいことの整理を。

山田さん、とってもハンサムウーマン。
からっと明るい、てきぱきしていて、
でも、きっとあったかいものをいっぱいもっている方なのだろうなぁ。
とお会いするたびに感じていました。
作品に、それが見事に表れていますし、この明快!な回答にも、なるほど~
という感じなのです。

そして、山田さんが応募くださったのは、ある工芸がとてもお好きなお客様が
「工房からの風」を勧めてくださったのだと、後になって知りました。
ご遠方から、何回か「工房からの風」にいらしてくださったことのある
目と心のあるお客様がつないでくれたこのご縁。
とてもありがたく思うのでした。

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Q
山田さんが好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
大切にしている言葉を教えてください。


日日是好日

山田さんのご実家は鎌倉時代に開山された700年以上続く名刹と伺いました。
その山田さんの大切にしている「日々是好日」は、
なんだか深くて、ありがたいような、しみじみとした想いを感じます。

山田さんが珠洲焼の作品を展示するのは、
ニッケ鎮守の杜、「galleryらふと」の脇のテント。
椎の木がこんもりと茂る中、どんな出会いが結ばれるでしょうか。

近くには、habetrot さんや、simple soeurさんのテントがあります。

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simple soeurさん 服飾 静岡

清井さんに続き、同じ静岡から出展くださるsimple soeurさん。
サンプールスール
とお読みします。

:::

Q
サンプールスールさんは、どのような作品を出品くださいますか?

A
秋冬物素材の縫洋服、オールシーズン素材の縫洋服です。
ワンピース
ブラウス
パンツ
ベスト
スカート
60点程です。

ふと思いついたカタチをできるだけそのままの形にしたい。
simple soeurさんの想いです。

今回、出展点数をとてもがんばってくださったとのこと。
たくさんのお客様に、たっぷり見ていただけるように、私たちからもお願いをいたしました。
どんなカタチの服がお庭にやってくるのでしょう!
(お庭でお洋服を選ぶって、なんだかワクワクする響きですね!)

:::

Q
出展が決まってから、simple soeurさんやお仕事などに変化はありましたでしょうか?

A
「simple soeur」の服作りについて、こだわるところについて、
より深く考えさせられる8ヶ月でした。

皆さん、ほんとうにこのようなコメントをお寄せくださいますね。
いろいろタイヘンだったかもしれませんが、
でもこういう時間がきっとこれからの栄養になるって信じて、
私たちも出展作家の皆さんに向き合っています。

:::

Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
大切にしている言葉を教えてください。


自分らしくいられる服を着ていると、美しい心になり、
日々の心の持ち方も立て直される。
一人一人の「大切なもの」なれたら。

偶然と直感を大切に、ファッションの流れにのみ込まれない服作り。

ずっと作り続けていく。
そのことを思って、出展作家の方々と向かい合います。
それでもいろいろな事情で、途絶えてしまうこともあるでしょうし、
少しお休みする場合もあります。

ボリューム調整はひとそれぞれですけれど、
作る仕事を選ばれた人が、幸福にその仕事をつづけ、
そのことから生まれたものが、使う人の幸福につながるように。

ちょっと甘いのかも知れませんが、
その甘さを信じて「工房からの風」を続けてきました。
サンプールスールさんのメッセージを読んでいたら、
そんなことをあらたに思ったりしました。

simple soeurさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、
galleryらふと奥の、旧日本庭園の中。
隣は同じく服飾のhabetrotさん。
ふんわり、しなやか、穏やかな気持ちに添う服が、並びますね。

そして、ブログはこちらになります → 

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清井純一さん ガラス 静岡

ガラスの出展作家、静岡の清井純一さんをご紹介します。

:::

Q
清井さんは「工房からの風」に、どのような作品を出品くださいますか?

A
定番のにんにくん、くわい。
コップ一輪挿しを出展します。
それに加え、新作のリューターで模様を削った器を出展します。
これは、光を当てると削った模様は見えにくくなり、影が見えだす作品です。

具象的な作品も楽しみですが、新作の影の姿も気になりますね。

:::

Q
出展が決まってから、岡田さんご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?

A
作品は変わりませんが、モチベーションが上がりました。
ホームページや展示台を作りました。
当日、奈良に住むガラス作家の妹に手伝ってもらうことにしました。

淡々としたメッセージながら、とっても意欲的に取り組んでくださって!
ホームページを整えられた方も、今回多かったです。
それだけ、全国のたくさんの方々がご覧になっていますので、
気合も入りますね。

:::

Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
清井さんが大切にしている言葉を教えてください。

A
私が2年間暮らしていた中米のコスタリカという小国は、
自然を大切にしていました。

そこの仙人に教わったのが、自然は最大の先生である。という言葉でした。
人が物を作ると、どうしても意図的になり不自然になりがちです。
それでも、精神を整え毎日ガラスに向き合って行くと、手が先行するというか、
自然に出来たという瞬間があります。
そういう一瞬を大切にし、日々制作しています。

また、もの作りをしていると色々な困難に遭遇します。
そんな時、野菜を育て、蜘蛛(まさにタランチュラサイズ)と同居し、
富士山を見て、自然を感じ、寄り添って行くと、解決の糸口が見える気がします。

コスタリカと日本では、きっと時間の価値観が違っていて、
その違う時間軸を体験されたことが、
清井さんの心の泉になっているのではにでしょうか。
書かれた文章を読んで、うなづいてしまいました。
そして、仙人!に会われたってすごいなぁとも。

清井さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、稲荷社のほとり。
ほやほやホームページはこちらになります → 

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男の仕事場

今回、おりひめ神社の脇に出現する「男の仕事場」。

木工の菅原博之さん、椅子張りの藤武秀幸さん、
鍛鉄の羽生直記さんの制作公開ブースです。
「工房からの風」当日配布の「風の音」への取材の様子は、
先日このブログでもご紹介しましたね。
→ 

この企画、3人がモウレツに盛り上がってくれておりまして、
このためだけに、金属の看板を作ったり、あれやこれやと、
すごいことになっています・・・

そして、菅原さんたら、こんなイラストまで描いてくださって!

こ、これは鍛鉄王子。
星マークまで☆

こちらは、椅子張りの藤武さん。
感じ出てますねー。

そして

な、なに!このスナフキンは!!(あるいは次元?)
なんか、かっこいいですねー。(まさに自画自賛??)

「男の仕事場」での制作公開は、このようなスケジュールになっています。

10:00~10:30 羽生直記 『金属をたたくしごと』
10:50~11:50 菅原博之 『木のカトラリーができるまで/荒加工』
12:10~13:30 藤武秀幸 『椅子を張るしごと』
14:00~14:30 羽生直記 『金属をたたくしごと』
14:50~15:50 菅原博之 『木のカトラリーができるまで/鉋削り仕上げ』

かぶりつきでご覧になりたい方は、ぜひお早目にテントに向かってくださいね。
(こちらでの作品販売はございません。
3人の代表的な作品を、コルトン広場モニュメント周りのテント
「風セレクション」で販売します)

ほんとうに、この3人をはじめ、「風人(かぜびと)」さんという、
企画からご一緒くださっている9人の出展経験作家の方には、
かげひなたにお力をいただいています。

「男の仕事場」のほかにも、「素材の学校」「風セレクション」についても、
今度ご紹介いたしますね。

最後は3人のポートレイト?
『「工房からの風」「男の仕事場」、ぜひ来てねー」
と、言っているみたいです。
たぶん。

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川崎千明さん 金工 東京

さて、コルトン広場スペイン階段前の作家のご紹介もあとおひとりとなりました。
川崎千明さん、金属で装身具を制作なさいます。

:::

Q
川崎さんは「工房からの風」に、どのような作品を出品くださいますか?

A
動物モチーフのアクセサリーを出品します。
テーマは動物園。
王道のライオンやゾウではなく、
少しマニアックな種類の動物たちが登場します。

打ち出し技法で制作したブローチなど、一点ものも多いので、
ぜひ、お気に入りの動物をさがしにきていただければと思います。

動物園!
川崎さん、動物園の年間フリーパスまでもっていらして、かなーり、
マニアックに動物さんたちと会話?しているようですよ。
(なんて書くと、相当へんな人みたいですねー、すみません。
そんなことはなくって、とっても楽しく親しみやすいお人柄の方なのです)

:::


出展が決まってから、川崎さんご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?

A
目に見えるような大きな変化はありませんが、背筋が伸びたというか、
意識が少し変わったかもしれません。

今だけでなく、後につなげていくための基礎固めをはじめた感じです。
まだまだ固まりきらないですし、作品の制作は変わらずこつこつゆっくりですが、
自分なりのペースで、進んでいきたいなと思います。

「galleryらふと」での「風の予感」展では、ちょっとかなり?
追い風ふーふーと吹かせたのですが、川崎さんにはどうだったのでしょうか。
きっと、あおられたりはせずに、じんわり風を染みわたらせていかれるのではないでしょうか。
あ、ホームページが、立ち上がったのは、やっぱり変化のひとつですね。

:::

Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
川崎さんが 大切にしている言葉を教えてください。

A
「備えあれば、憂いなし」
小学生のころからの座右の銘です。
備えすぎて、かばんがパンパンということがよくありました(笑)

のんびりしていて、直前にばたばたということが多いので、
早め早めに準備ができるようになりたいなぁという意味もこめて。
でも、なかなかそれが難しいので、今後も長く付き合う言葉になりそうです。

今頃、工房では動物園の動物たちがあちらこちらと動き回っているのでは。。。
会場でお澄ましの動物さんたちと、早く会いたいですね。

川崎千明さんの出展場所は、コルトン広場スペイン階段前。
対面には、ガラスの装身具tubuさんがいらっしゃいます。

そして、ほやほやのホームページはこちらになります → 

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星野諭生さん 和紙 群馬

金魚モチーフが印象的な岡田晶子さんの次には、
同じく金魚モチーフが印象的な星野諭生さんを。
群馬県で雨林堂という名前で、手漉き和紙工房をひらいていらっしゃいます。

:::

Q
星野さんは「工房からの風」には、どのような和紙を出品くださいますか?

A
すかし模様の和紙、すかしの技法を用いてかたちづくられた和紙、
そして染め模様のポストカードなどを出品いたします。

樹皮の繊維のふんわり感も心地よい和紙。
ぜひ、ゆっくりご覧いただきたいと思います。

:::

Q
出展が決まってから、ご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?

A
よい展示をしようと、気負いやプレッシャーも感じずにはいられないのですが、
むしろいままで考えてきたこと、つくってきたものが自然にかたちになるよう
心がけて製作しなければと思っています。

現代において和紙工房でのお仕事は、想像以上に大変なことも多いかと思います。
今回、来場者の方々はもちろん、作り手の方々との出会いの中からも、
これからの雨林堂のお仕事が輝いていくといいですね。

野上さんと同じく星野さんからも、特に言葉へのお返事はなかったのですが、
それも、ひとつのお答えなのですね!

星野さんの出展場所はコルトン広場スペイン階段前。
野上薫さんとお隣です。
(言葉のお返事は偶然のことなのですが!)

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岡田晶子さん 陶芸 神奈川

スペイン階段前のブースの陶芸作家からもうおひとり。
岡田晶子さんです。

:::

Q
岡田さんは「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?

A
小さな磁器の器ものを中心に出展します。

呉須の細かい点々の絵付けの盃や豆皿、
金魚の絵付けの角鉢、などの食器の他、

小さな角鉢を使った針山も出展予定です。
針山に付属するマチ針の頭も磁器で作ります。
使っても飾っても、楽しんでいただけたらいいなと思っています。

「工房からの風」には、針仕事が好きな方もたくさん来られます。
他にも、愛らしい小さな作品が、いろいろぎゅっと詰まったブースになりそうですね。

:::

Q
出展が決まってから、岡田さんご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?


小さな、青系の絵付けのものを作ることが多いのですが、
今回は、会場のコルトンプラザの秋の青空や、草木の豊かな庭に合うように、
少しだけカラフルで、はなやかな、楽しい色合いに挑戦してみたい気分です。

金魚も岡田さんのメインのモチーフのようですね。
華やかな赤絵なども青空のもと、きっと映えることでしょう!

:::

Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
岡田さんが大切にしている言葉を教えてください。

A
言葉よりは、好きなビジュアルのものを工房の壁に貼りとめていることが多いです。
制作に影響を与えているか分かりませんが、作業中常に目に入るからです。

今は青森の三内丸山遺跡出土の、骨で作った道具の写真のポストカードと、
相撲の番付(白黒で、筆文字がびっしり)が壁を占領しています。

す、相撲の番付!
ちょっと意外でしたけれど、でも、なんとなく納得のような。。。

岡田晶子さんの出展場所は、コルトン広場スペイン階段前。
対面には、革のaffordanceさんがいらっしゃいます。

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野上薰さん 陶芸 神奈川

野上薰さん。
すでに作家活動も長い、「工房からの風」の中では
ベテランの作家の方です。

:::

Q
野上さんは「工房からの風」には、どのような作品を出品くださいますか?

A
昔からつくり続けている「ひもづくりの器」と最近つくり始めた「染付の器」を出品します。
ひもづくりは古来からある技法ですが、ひもの目をあえて残し、
象嵌することにより、ひも目を強調しています。

器の外は焼き締めなので、プリミティブな印象があるようです。

染付の器は、帽子や雲、家や浮き輪などのかたちをしています。
少しユニークですが、シンプルに普段の食卓に使いやすい器を目指しています。

かわいくなりすぎないように気を付けています。

野上さんの作品の印象は、こちらの作品なのですが、
これからご紹介するシリーズと、幅広く制作されていらっしゃるのでした。

:::

Q
出展が決まってから、野上さんご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?

A
出展が決まり、2回のミーティングを重ね、
多種多様な作家さんと交流を持つことが出来て、とても刺激的でした。
「工房からの風」に公募した理由に、
不特定多数のお客様と接したいということがありました。
そのような機会をいただき、実際にお客様と接することにより、
なにか変われることを期待しています。

長い作家活動の中では、ファンの方々が支えてくださることが喜びであるとともに、
新たな方々との出会いの中で、
新鮮に作品と出会ってほしいと思う気持ちが膨らんでくることと思います。
「工房からの風」には、たくさんの方々がやって来られますので、
さあ、どんな出会いがあることでしょうか。

:::

野上さん、好きな言葉を一所懸命考えてくださったのですが、
ピンと浮かばず、ノーアンサーにしてくださいと。

なんだか、それはそれで真面目な方なのだなぁと思ったのでした。

野上薫さんの出展場所は、コルトン広場スペイン階段前。
モニュメントに向かって広やかな場所です。

そして、ホームページはこちらになります → 

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affordanceさん 革 神奈川

affordance
アフォーダンス
とお呼びします。

何の意味??と思われたでしょうか。
私も思いました。
少し長いですけれど、affordanceさんのHPに書かれていた文章を引用させていただきますね。

affordance= 行為を引き出す (心理学者J・J・ギブソンが作った言葉です。)
全ての“物事”・“環境”が“動物”の 行為をうながしている。というとらえ方です。

例えば
目の前に1つのおにぎりがあります
おにぎりはあなたに“食べる”という行為を引き出します
目の前にいくつかのおにぎりがあります
1つはあなたの大切な人がにぎったおにぎりです
大切な人がにぎったおにぎりがあなたに“食べたい”という感情を引き出します

何気ない日常の中で生まれる様々な行為
affordanceはそのきっかけの一つになりたいと考えます

そんな思いをこめてネーミングをされた革工房です。

:::

Q
affordanceさんは、「工房からの風」には、どのような作品を出品くださいますか?

A
革かばん( 2wayトートバッグ,トートバッグ,リュック,ショルダーバッグ )や、
革小物(お財布,小銭入れ,小物入れ,スリッパ,などなど)を出品いたします。

植物の樹皮や渋でなめされた「植物タンニンなめし」で、
日本製のオリジナルのヌメ革(牛革)を使用して作られるaffordanceさんのバッグや革小物。
使うほどに表情が深まって、愛着の増す逸品に育ってゆきそうですね。

:::

Q
出展が決まってから、ご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?

A
多くの方にご覧いただける機会なので、力がはいってます。
そういう面で、自分の作っている物を改めて見直すようにはなってます。

革の種類やカラーなど、ご自身の気持ちに適うものを
じっくりと選んで展開されているaffordanceさん。
その積み重ねから現在のラインナップの充実につながっていることを思うと、
お仕事の深さが感じられますね。
軽やかな印象と、丁寧な作りが心地よいバッグや小物。

:::

Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
affordanceさんが大切にしている言葉を教えてください。

A
工房の壁に貼りとめているフレーズ
「光そのものが造形の素材」

現代美術家ジェームス・タレルにあてられた言葉。
日常に当たり前のようにある光をこのように意識した事はなかったので、
そういう普段は気づいていない潜在的な物事に気づけるようになりたいなぁと思って貼ってます。

カバンやお財布など日用品を作っている自分としましては頭に入れておきたい言葉です。
(ちなみにですが、ジェームス・タレルの作品そのものももちろん好きです!)

金沢の21世紀美術館や十日町の光の館で私も作品に出会いました。
ジェームス・タレルにゆかりの言葉が貼られた工房で作られた身の回りの作品!
なんだか、いいですね!

affordanceさんの出展場所は、コルトン広場スペイン階段前。

ホームページはこちらになります → 

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tubuさん ガラス 大阪

ガラスの出展作家は今回5名。
その中でtubuさんは、吹きガラスではなく、また器ではない作品を作っていらっしゃいます。

:::

Q
tubuさんは、どのような作品を「工房からの風」に出品くださいますか?

A
バーナーワークという技法をつかったガラスのアクセサリーです。
主に、真鍮や銅、シルバーなど金属と組み合わせて作っています。

一粒、一粒のガラス粒!を作るところから始まるからtubuさん、なのですね。
既成のビーズで作るのではなく、その部分からのお仕事。
もともと荒川尚也さんのガラス工房で働いていらしたので、吹きガラスや
ガラス全般のことを熟知したうえでの、現在のお仕事なのです。

:::

Q
tubuさんにとって、ご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?

A
いままで、吹きガラスの器とバーナーワークのアクセサリーの仕事を平行して
やっていたのですが、自分の中で迷いが出てきていました。
方向性や、自分のつくりたいものを整理するつもりで、
今回アクセサリーのみで応募用紙にまとめました。

ありがたいことに出展が決まり、それから、稲垣さんのおっしゃる
「作り手としての真ん中のこと」とぐっと向き合う日々が始まりました。
工房からの風に向けての準備期間を、
どきどきしたり、わくわくしたり、ひりひりしたりして過ごす中で、
以前よりも、自分の中の真ん中のことのイメージがクリアになってきている気がします。

とはいえ、どうカタチにしていくか、それをカタチにする事はあいかわらず難しく、
あっぷあっぷしていますが。。

tubuさんも、初夏の風の予感展に参加くださって、
その時に作品を介してゆっくりお話しが叶いました。
大雑把な私などからは想像もつかない細やかなお仕事にのめりこまれているtubuさん。
そのことを深める中に、美しい花が開き、果が実るように思ったのです。

:::


好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
tubuさんが大切にしている言葉を教えてください。

A
我に入り我が入る。

ガラスという素材や心に浮かんだカタチが、ちゃんと自分の体を通ったものかどうか、
という意味で心にとめています。

作り手ならではの言葉のとらえ方ですね。
こんな風に作られた作品は、きっと手渡された方の元で、大切にされうことでしょう。

tubuさんの出展場所は、コルトン広場、スペイン階段前のテントです。
この画像をみて、実物を見てみたーい!という方、ぜひお早目に!!