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メタ情報
月別アーカイブ: 10月 2019
director's voice
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岡野達也さんより
12月25日にプレゼントのように封筒が届いたのが10か月前。
2回目の展示になるので前回の反省から入りました。
前回の出展では、自分が今後どういう方向で進めていくか展示出来ていなかったこと。
期待するのではなく、期待されるような展示を心がけて臨まなかったこと。
このことを心に留めて準備していこうと決めました。
期待されるような展示って?
改めて考えると、ん?ん?でしたが、僕なりの仮説・解釈ですが、
またこの人の展示会があるのなら、足を運びたいと思ってもらうこと、
そう思い続けて貰えるように積み重ねていくことかな?と解釈しました。
そこを踏まえて、今回の展示は定番品を中心に、
限定品や普段はやらないことをして、自分なりの遊び心を入れて準備をしてきました。
結果は次の展示か、またその次の展示か、
いつになるかわかりませんが、この積み重ねだと思っています。
稲垣さんや風人さんが、結果はすぐに出るわけではなく、
数か月後、一年後、二年後にでることもあると言っていたことがストンと腹に落ちました。
今回出展をして、こういう自分なりの考えが出ただけでも出展して良かったと思っています。
違うのであれば修正すれば良いし、信頼できる相談者もたくさんいるし、
工房からの風に関わる事が出来て本当に良かったと思っています。
初日に天気が良くなかったので、サポート側の大変さは分かっているつもりです。
みなさんが親身になって良くしてくださったので、僕たちは安心して出展に集中出来ました。
感謝しています。
ありがとうございました。
岡野 達也
岡野さんの言葉はとても滋味深く。
どこかから引っ張ってきた言葉ではなくて、
自ら絞り出した実感がずしりとこめられた言葉。
だから、何度も読み返してしまいます。
平易な言葉の中には、本物しかありません。
その意味や想いをしっかり感じ取ろうと思って。
初めて出展された後の言葉。
「期待するのではなく、期待されるような展示」
の意味。
そして、今回の
「この人の展示会があるのなら、足を運びたいと思ってもらうこと、そう思い続けて貰えるように積み重ねていくこと」
「結果は次の展示か、またその次の展示か、いつになるかわかりませんが、この積み重ね」
という考え。
不言実行、終わったあとで深く考え、問われれば応えてくれるひと。
岡野さんの作品が、じっくり進化していく理由がわかるようなメッセージでした。
優しくって力持ち!の岡野さん。
風人さんたちが、また戻ってきてくれるよねーと、
熱烈ラブコールが届いていること公開でお伝えいたします!
岡野達也さんの出展前のメッセージはこちらです。
→ click
director's voice
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三温窯さんより
こんばんは。
三温窯の佐藤です。
ミーティングから会期中と大変お世話になりました。
昨晩遅く無事に秋田に戻りほっとしているところです。
出展は自分にとって初めてのことが多く
どんな作品をどんな展示にしたらいいかとかなり考え悩みました。
結論として普段自分が作っているものをじっくり見て頂くことにつきるという考えに至り
作り手として使い手に何を伝えたいかを自問自答を繰り返し制作をしてきました。
器を作るために、土・灰の各材料の準備に制作時間の半分を費やします。
今回、五行テントで三温窯の制作のストーリーを作り手として
お伝えする機会を得ることができ、大変嬉しく思いました。
一つの器が出来るまでの作り手側のストーリーと
使い手側のこれからのストーリー、
それぞれ器を介してストーリーを繋ぐ展示が出来たのではないかと思っています。
この経験は次の制作に向けて大きな活力となるはずです、
これからも伝えることができるよう作陶していきたく思っております。
ありがとうございました。
秋田にお越しの際は是非お立ち寄りください。
交通が不便な所ではありますが最寄まで迎えにあがりますので
遠慮なくおっしゃって頂けると幸いです。
またお会いできる機会を楽しみにしております。
三温窯 佐藤幸穂
秋田から、首都圏の大きな催事に初めて出展された佐藤さん。
個人ミーティングも早めに行って、意気込みも十分、
準備にも力を注いでくださっていることを感じていました。
ほんとうは秋田の三温窯をお訪ねしたかったのですが、
それが果たせずに時間が過ぎていきました。
個人で始めた作家活動と違って、
お父様が築いた窯で共に制作を継ぐひとの仕事に対して、
同じようなアドバイスはできないと感じていました。
お父様の意思や、それを継ぐ幸穂さんの想いの先に実っていく仕事。
現在の純朴な窯の在り方と、これからの時代での在り方・・・。
折々電話で話したりもしましたが、どれほどの力になれたか心許なくもありました。
けれど当日、関東に暮らす弟さんのサポートのもと展示を行った佐藤さんの姿には、
私の心配など杞憂でした。
しっかり焼かれた使い心地のよさそうな陶器を並べて、堂々とお客様とお話を重ねている姿は清々しかったです。
そして、五行テントの企画との連動で、土や灰づくりから行う制作について、
ご自身のテントでも展開してくださったのもすばらしかったですね。
三温窯、しっかりと伝わっていました!
これからも今の窯の豊かさを尊重しながら、新たな使い手と豊かに出会える三温窯でありますように。
三温窯さんの出展前のメッセージはこちらです。
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director's voice
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片岡陽子さんより
この度は本当に何から何まで大変お世話になりました!
思いがけず素敵な贈り物までいただいてしまい…
貴重な体験をさせていただき、本当に感謝しています。
そしてお疲れ様です!
今回搬入時まで雨で地面ぬかるむ難しい状況の中、
稲垣さんをはじめスタッフさん達皆さんの協力で
みるみるうちに庭が整えられ感動しました。
そしてイベント中も色んなスタッフの方に声をかけていただき、心強かったです。
今回沢山のお客様に作品を手にして頂き、
手仕事を愛する方達の反応を直に感じることが出来て、嬉しかったです。
二日間でこんなに沢山の作品が巣立っていったのは、初めてのことです。
もっともっと頑張ろうと励まされました。
「これ紅型だね~優しい色合いね~」
と、紅型の技法をよく知ってる方が何人もいたことにも驚きました。
「工房からの風のウェブ、読みましたよ~」
と、来てくださったお客様もいらっしゃいました。
素敵なご縁を結んでいただき、ありがとうございました!
まだ私はスペインの工房へは戻っていないですが、余韻を楽しみつつ、
気持ち良く一年をしめくくるべく、次のイベントへ向けて
少しずつ頭をシフトしていっています。
そして友人・家族と集い、つかの間の日本滞在を楽しんでます。
お会い出来てうれしかったです。 またお会い出来ます様に!
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
片岡 陽子 拝
片岡陽子さんは「一番遠くから来たで賞」の方!
スペインからですもの。
贈り物とは、その賞品のことですね。
陽子さんのような方が出展くださると、風穴があくんですよね。
日本のこの世界(業界?)の慣習に何となく縛られてしまいがちな心が放たれるような。
几帳面で責任感が強いのは、よいこともあるけれど、縛ってしまうこともありますね、
いろいろなことを。
本質は大切にしながらも、ふんわり、周辺のことはあまり拘らずに笑顔で向かうこと。
陽子さんのブースから放たれる幸福感は、きっと「工房からの風」によき軽やかさを奏でてくれたように思います。
「工房からの風」の一生懸命さが、ひと色に向かってエスカレートしていくことに、
どこかで私はいつもブレーキもかけています(笑
海外に暮らす方が、こうして出展くださることも歓迎しています!
片岡陽子さんの出展前のメッセージはこちらです。
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director's voice
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工房ゆり介さんより
こんばんは!
夜分にすみません。
工房ゆり介の竹島です。
今回の「工房からの風」では、大変お世話になりまして
本当に、本当にありがとうございました。
風人さんたちや、スタッフの方々にも温かく支えていただきまして
心より感謝しております。
昨日のお昼過ぎに、苫小牧に着港しまして
そのまま子どものサッカーの試合会場に行ってから
無事に、家に帰ることができました。
帰ってすぐに子供たちの賑やかさに巻き込まれ
もうすでに、今回の旅路が夢の出来事だったかのように感じています(笑)。
あまりにも怒涛の日々で、落ち着いて振り返れるのには
もう少し時間が掛かりそうです。
今、思うことは
出展させていただけることになってから当日までの期間は
ちょうど雪解けから冬目前の時期でしたが
いつもとは明らかに違う、まるで魔法に掛けられたような
日々でした。
力強く、背中を押していただいたおかげで
今までずっとやりたいと思っていたけれど
なかなか実現することができなかったことを
だいぶ実践することが出来たように思います。
設営時や会期中は、なにかと気を揉ませてしまいましたが
風人さんたちの頼もしさと笑顔に助けていただき
楽しさに変えることが出来ました。
そして、物作りを生き方として志す仲間に出会えたことと
一緒に火を灯し合えたことが、なによりの宝物です。
これからは、この火種を胸に
自分たちにどんな風が吹いてゆくのか、
吹かせることが出来るのか、楽しみながら
一歩一歩、踏みしめながら進んでいきたいと思います。
ありがとうございました!
工房ゆり介 竹島
「工房からの風」では、出展作家と主催者が一緒になっての懇親会を開いています。
今年は、ちょこっと趣向をこらして、
主催者のニッケの方から6名がプレゼンテーターとなって、
6名の作家にプチプレゼントを差し上げました。
一番遠くから来たで賞
一番早く会場に来たで賞
一番最初に応募用紙が届いたで賞
一番早くブログ用メッセージが届いたで賞
ブービー賞的に、最後から二番目に日報を納めたで賞
これら5つは、事実に基づいた!客観的な賞です!(威張るほどでもありませんが(笑))
そして、もう一つは、主観的な賞で設定をしました。
一番搬入が大変だったで賞
どなたも搬入は大変です。
なのですが、その中でも、小さなお子さんをお祖母様に預けて、
夫婦で北海道からフェリーに乗ってきた「工房ゆり介」さんに、
この賞を受け取ってもらおうと金曜日に決めていました。
金曜日、大洗でフェリーを降りて、一路車でコルトンへ。
無事に到着をして、当日搬入ではやりきれないだろうと、
造作をテントに仕込んでの搬入も終えて、初日の朝を迎えるばかりだったのです。
土曜日。
朝。
工房ゆり介さんのテントは、まるで湖の中にあるような状況に・・・。
ぎゅっと凝縮した時間の中での判断で、急遽テントの移動を決断したのでした。
周りにいた人たちの力を結集して完成したのが、当日のテント。
10時開催時には、最初からその場であったかのように展示を始められたのでした。
一番搬入が大変だったで賞
土曜未明の大雨のため、どなたも大変だったのですが、
ゆり介さんと片岡陽子さんのテント二基は移動を余儀なくされました。
特に、ゆり介さんは前日に仕込んだ造作もあったので。。。
まさに、「一番搬入が大変だった」ひとになってしまったのでした。
懇親会で、「受賞者」から一言ずつコメントをいただきました。
俊介さんのあとに、ユリエさんだったのですが、
ユリエさん、言葉に詰まって涙が瞳からあふれて。
思わず周りの作家さんたちももらい泣きに・・・。
ゆり介さんの作品は、とにかく、ひたすら金属をたたかない限り形が生まれないもの。
手を止めれば作品が出来上がってきません。
とんとん、とんとん、叩きながら、どれほどの想いが駆け巡ったことでしょうか。
出展が決まってからのそれらの時間は、
一回の工房からの風で報われるようなものではなくとも、
これからの工房ゆり介号の帆をたしかに張って進む追い風になっていくのだと思います。
工房ゆり介さんの出展前のメッセージはこちらです。
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director's voice
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石毛みほさんより
感想を考えてたらキリがなくて困ります。
信じられないくらい貴重な経験をさせていただきました。
初日の足場は魔法のようなスピードで水がなくなり、
素晴らしいものを見せていただきました。
スタッフさん、風人さん、出展者さん、
皆様に出会えたことが、一番の収穫かなと思います。
こんなに素晴らしい方々がいるのかと、本当に驚くばかりです。
自分ももっと人間性を磨かねば!と思います。
そして全国に仲間ができたようで、とっても嬉しいです。
いつもなら、一人の方が好きなので人と繋がりたいとは思わないのですが・・・
今回は皆様の今後の活躍が楽しみで、
見てみたいな、影響を受けたいな、と思います。
また皆様にお会いしたいです。
工房からの風のブログやメールなどの文章を読んで
有り難くて有り難くて猛烈に感動しました。
皆様が全力で迎えてくださるのはミーティングなどでわかりましたが、
その全力具合がいつも想像を越えてきて、
こちらもさらに頑張るパワーになりました。
言葉の力をこんなに実感したことはありません。
愛が溢れてる、とこんなに感じたこともありません。
反省点は多々ありますが、
今の自分の限界を見せられたので、悔いはありません。
カメラはこれから買って練習します。
DMに載せる写真を撮っていただいてしまい、申し訳ありませんでした。
DMの写真の中で竹が一番綺麗だったと話していたお客様がいて、
心の中でガッツポーズしてました。
ありがとうございました。
とにかくよくここに私を入れてくださったなぁと驚き続けて
ただただ有り難いばかりです。
工房からの風のおかげでとっても幸せな年になりました。
楽しかったなぁ、幸せだったなぁ、とずーっと思っています。
またお会いできる日を楽しみにしております。
胸を張ってお会いできるように、日々過ごします。
とってもお疲れでしょうから、お身体ご自愛くださいませ。
本当にありがとうございました!!
皆様によろしくお伝えください。
石毛みほ
栃木県大田原市から出展くださった石毛みほさん。
話せば、なんとも味のある会話も魅力の、静かにユーモアのある方。
出展中ひとりの方へは、どなたかお手伝いがいらした方がいいですよー。
といつもお伝えしています。
けれど、石毛さんはそれがどうもご負担だったよう。
一人の方がらくなので。
とおっしゃるので、大丈夫ですよー。途中で声かけますからね―。
と言いました。
なので、会が終わったあとのこのメールは少し驚きましたし、うれしかったのです。
関わったひとたちの魅力をすごく感じてくださったんだなって。
初日、朝の雨の困惑は、今となっては、出展作家、風人さんたち、
スタッフたちの心をぐんとつないでくれた恵みの雨となってくれたのかもです。
(で、でも、出来ましたら来年以降はこの恵みはご遠慮願いたいです・・・)
石毛さんは、今、キャッチ―に人の心をつかむものを作ろうという視線ではなく、
伝統的な技術をちゃんと次の世代につなげたいと願って制作に勤しむ人。
このような作り手が、自分と同じ目線ばかりではない他の作り手と
豊かな出会いを得ることは、巡り巡って、目指す道を明るく照らすような気がします。
そして、石毛さんのような想いを抱いた作り手が出展したくなる
「工房からの風」であり続けたいと願っています。
石毛さん、また、くすっと楽しいお話ししましょうね。
出展前のメッセージはこちらです。
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