director's voice

吉田欣司さん/木工

Q1
京都府亀岡市で木工制作をされる吉田欣司さん。
「工房からの風」には、どのような出品をされますか?

A1
木と漆を素材に鉋や鑿などの伝統的な手道具で仕上げた器やお盆を製作しています。
光の環境によって白やグレイ、青のようにどこか捉えどころのない霧のような色味が特徴です。
汁椀や珈琲茶碗、リム皿、お盆、などの普段使いできる木漆製食器を中心に分厚い木の塊を刳り貫いた大型木器
や花器など木のオブジェも出品予定です。
作品を並べるだけではなく、展示の構成も楽しんでいただけると幸いです。


二段重箱


タブノキ箱盆


定番角皿


リム盆 コーヒー茶碗

Q2
吉田欣司さんが12歳のころ、将来なりたかった職業について教えてください。

A2
プロサッカー選手です。
小中高とサッカー漬けの毎日を送っていました。
モノづくりとは無縁で学生の頃はサッカーをしていた思い出しかないくらいです。

その後、建築デザインの学校を卒業後、木工の世界に魅了されて現在に至りますが、
何か一つの事を突き詰めて熱中できる性格が、結果的に木工の仕事に合っていたと思います。


丸盆

プロサッカー選手希望が、おりひめ神社周辺にそろいましたね。
吉田さんのブースは、鳥居の前の手水舎の前です。

吉田欣司さんの作品は、まずその色合いに心惹かれるのではないでしょうか。
ありそうでなかった、なんとも美しい色合い。
その色合いが、確かな造形力でつくられたかたちと響きあって、吉田さんならではの器として誕生していると感じます。
当日、どんな光のもとで、どんな風に映ることでしょう。

吉田欣司さんのインスタグラムはこちらです。
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