director's voice

ABALLIさん(皮革)

「工房からの風」はご存知のように、
公募から選考を経て出展が決まります。
毎年傾向がいろいろなのですが、
今年は皮革の応募の方々のレベルがとても高かったのです。
その中から選ばせていただいた3名の方。
大濱由惠さんヌイトメルさん、そして今回ご紹介する
ABALLIの加藤光也さんです。

Q
ABALLIさんは、「工房からの風」にどのような作品を出品されますか?

A
ワクワクするような独創的かつ洗練されたデザイン、
追求された機能性、選び抜かれた素材、
その全てにおいて喜んでいただけるような、プレゼントにも適した革小物を出品します。
キーケース、ペンケース、長財布、パスケース、名刺ケース、コインケースなどを。

イタリアで皮革の仕事に就いていたABALLIさん。
デザインの素晴らしさと技術の確かさが魅力です。
現在はおひとりでの制作とのことですが、お仕事の水準がとても高いのです。

そういえば、ABALLI(アバッリ)という工房名の由来も素敵なのです。
ご実家が漁師さんなので、網とそれを繕う針は必需品。
編み針のことをアバリと呼ぶそうなのです。
皮革のお仕事にとっても大事なもののひとつが針。
そこで、アバリをイタリア的に表現してABALLIとされたとのこと。
お父様へのリスペクトとご自身の仕事への思いが響きあったネーミングなのですね。

Q
ABALLIさんにとって、「工房からの風」って、どんな風ですか?

A
吹いてくる風向き、強さはそれぞれ違うけど、
どの風も心地よく、すっと胸の中を通り抜け、人々を楽しい気分にさせてくれる、
そんな風かなと思います。

そしてABALLIは、さらっとしつつ暖かく、
時折びゅっと巻き上がるような、そんな風を吹かせたいと思います。

以前来場されたとき、とってもこの雰囲気が気に入ってくださったとのこと。
今回は、一緒に風を吹かせる側ですね!

Q
加藤さんは、小学生のころ、何になりたかったのでしょうか?

A
大工さん。
小1の時に家を新築したのですが、
ゼロからカタチになっていく様がとても面白く、
また、木の優しい香りがとても好きでした。

皮革でのもの作りも、小さな家のようですね。
加藤さんも夢を叶えられたのですね。

ABALLIさんのブログはこちらになります。 → 

出展場所は、おりひめ神社の正面に向かって左側。
きたのまりこさんのお隣で、
近くに248nishiyaさんと菅原博之さんのブースもあります。