野上薰さん。
すでに作家活動も長い、「工房からの風」の中では
ベテランの作家の方です。
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Q
野上さんは「工房からの風」には、どのような作品を出品くださいますか?
A
昔からつくり続けている「ひもづくりの器」と最近つくり始めた「染付の器」を出品します。
ひもづくりは古来からある技法ですが、ひもの目をあえて残し、
象嵌することにより、ひも目を強調しています。
器の外は焼き締めなので、プリミティブな印象があるようです。
染付の器は、帽子や雲、家や浮き輪などのかたちをしています。
少しユニークですが、シンプルに普段の食卓に使いやすい器を目指しています。
かわいくなりすぎないように気を付けています。
野上さんの作品の印象は、こちらの作品なのですが、
これからご紹介するシリーズと、幅広く制作されていらっしゃるのでした。
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Q
出展が決まってから、野上さんご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
出展が決まり、2回のミーティングを重ね、
多種多様な作家さんと交流を持つことが出来て、とても刺激的でした。
「工房からの風」に公募した理由に、
不特定多数のお客様と接したいということがありました。
そのような機会をいただき、実際にお客様と接することにより、
なにか変われることを期待しています。
長い作家活動の中では、ファンの方々が支えてくださることが喜びであるとともに、
新たな方々との出会いの中で、
新鮮に作品と出会ってほしいと思う気持ちが膨らんでくることと思います。
「工房からの風」には、たくさんの方々がやって来られますので、
さあ、どんな出会いがあることでしょうか。
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野上さん、好きな言葉を一所懸命考えてくださったのですが、
ピンと浮かばず、ノーアンサーにしてくださいと。
なんだか、それはそれで真面目な方なのだなぁと思ったのでした。
野上薫さんの出展場所は、コルトン広場スペイン階段前。
モニュメントに向かって広やかな場所です。
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