director's voice

岩沢睦子さん(ガラス)

続いて岩沢睦子さんからのメッセージをご紹介いたします。

Q
岩沢睦子さんは「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?

A
色ガラスを着色した生地に、サンドブラストで絵柄を彫り込んだ
『 kirieシリーズ 』を出展します。

自分中の記憶、作品作りの始まりを考えた時に、
小さな頃にTVで観ていた影絵が凄く好きだったことがあります。
真似をして折り紙を沢山切って遊んでいました。

年齢を重ね、おそらく折り返しに入った作品作り。
原点を振り返ってみようと始めたのが 『 kirieシリーズ 』です。

電車や街などを彫り、少しレトロな懐かしく感じられる様に・・・。
小さな一輪挿しやグラスなどを出展します。

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幼いころ夢中になった記憶を、
このように美しく作品という姿にできるって素晴らしいですね。

Q
岩沢睦子さんにとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?

A
虹色の風
新しい事への期待と不安と・・・・
色々な気持ちが色になって吹いている風

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期待と不安を虹色にたとえられるとは、作品のイメージと響きますね。

Q
岩沢睦子さんのお名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?

A
主人が工房名について書いたようなので、私は名字を。

『岩沢』という名は、鎌倉時代に忍性という僧が鎌倉の極楽寺というお寺を開山しました。
忍性が鎌倉の地に来る時に、護衛として一緒に来たの中の一家族が岩沢の祖先のようです。
その為、極楽寺のお寺の周りには今も岩沢姓が沢山住んでいて、
よく郵便や宅配も間違えたりしていますが、
家が見つからない時は、下の名前を言ってもらえれば大丈夫です。

お互いの区別は名前では無く、場所で呼びます。
ちなみにウチは「馬場ヶ谷(ババガヤ)」という谷戸に住んでいるので、
「バンバの岩沢」になります。

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極楽寺がらす工房の名前は、本当にゆかりのあるものなのですね。
歴史のある屋号のお話し、興味深くお読みしました。

岩沢睦子さんは、彰一郎さんと同じテント。
コルトン広場スペイン階段前。
本八幡方面からのまっさきのテントです。
ご夫婦それぞれのガラスの世界、ゆっくりご覧ください。

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