「工房からの風」に初出展される方の年齢は
なぜか33歳が一番多いんです、毎年。
複数回出展者はもちろんそれ以上になるので、
ほとんどが30代と40代の作家。
そのような中、今年は20代の素敵な作家が三人います。
陶芸の瀬川辰馬さん、金工のRenさん、
そして、染色のnagamori chikaさんです。
Q
nagamori chikaさんは「工房からの風」にどのような作品を持ってきてくださいますか?
A
糸を染め、織り上げた生地で仕立てた
鞄やポーチをメインにお持ちします。
全て色柄が異なるよう織りあげました。
その日のお出かけが楽しくなるような、
一緒に出かけるような気持ちで使っていただけたら嬉しいです。
カラフルで独特な配色が印象的な永盛さんの布。
ポーチやバッグに仕立てるのもお好きなようですね。
Q
nagamori chikaさんにとって、「工房からの風」は、どのような風でしょうか?
A
目の前をふわっと吹いてその先が開けたり、
その下に隠れていたものが見えたりするような風です。
未熟だからこそみえてくることの喜びをとても感じることができ
前よりいっそう織ることを楽しんでいます。
きっと目がパチクリするような会話があちらこちらで交わされていたのでは・・・。
それらをしんと心に受け止めて、栄養にされていくのを感じています。
Q
お名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?
A
nagamorichika と自身の名前を用いたのは
作品と共にわたしを知ってもらいたいと思ったことが正直な理由です。
chikaは千賀と書くのですが、
たくさんの幸せがあるようにとこめられた名前のように
私もたくさんの作品に気持ちを込めて皆さんに届けたいなと思っています。
たくさんの幸せがあるように
あたたかで深い想いですね。
nakamorichikaさんの布から感じる幸福感は、
お名前にこめられた願いと通じているのかもしれません。
nagamorichikaさんの出展場所は、galleryらふとの奥側。
参道口に入ってすぐのところ。
ホームページはこちらになります。
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written by sanae inagaki