山形市で金属のアクセサリーを制作する
nishikata chieko さんからのメッセージをご紹介します。
Q
nishikata chieko さんは「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?
A
真鍮、銅、緑青、洋白のアクセサリーを用意いたします。
自然からインスピレーションをうけた有機的な形に、
様々な模様を焼き付けて表現したアクセサリーです。
意図して施した模様と、熱の力によってうまれる模様、
それらを組み合わせて、一つの世界としてアクセサリーをご覧いただきたいです。
「覗き込んでみると世界が広がっている。
それらはまるで、遠くの宇宙に浮かぶ惑星、細胞や貝殻のようにも見えるかもしれない。」
これは、今回の展示に合わせて考えたメッセージです。
また、シルバーを使ったジュエリーや鋳物の一輪挿しも少し用意いたします。
それぞれの金属固有の発色する色合いが美しいですね。
Q
nishikata chieko さんにとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?
A
交差点のような、さまざまなものがぎゅっと集まる風と思っています。
沢山の方と交流し、時には助け合ったり教え合ったり、
多くの情報や気持ちが交差する存在です。
展示会に向けて、パンフレットやロゴを新しくつくったりと、
よりよい展示会になるように取り組んできました。
そして当日、真ん中に立った時、
次はどちらの方向へ向かうことができるのか。
展示会を終えてみて見えてくる道をきちんと受けとめて、
これからを進んでいきたいです。
そのためには芯はゆるぎなく、
でも、柳のようなしなやかさをもっていたいなと思います。
今展を機にブランドデザインやホームページを刷新された方がとても多かったです。
作品はもとより、意気込みから50人の新鮮な息吹に触れていただきたいと願っています。
Q
nishikata chieko さんのお名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?
A
金属でものづくりをしていきたいと決めた時に、色々と名前を考えました。
両親から授かった名前を大切にしたい気持ちと、
海外の方にも日本人の手仕事であることを伝えられるような名前にしたくて、
ローマ字表記に決めました。
ちなみに漢字では「西方 智衣子」と書きます。
両親は、よい画数になるように名前を決めたとのことでした。
衣という字を「え」と読んでもらえない事もあって、
なんだかなあと思ったりもしましたが、
今、アクセサリーを制作するようになって、
「衣」に携わる仕事をしているので、
しっくりと結びついたようで嬉しく思っています。
大人になって、ご自分の名前とあらためて出会いなおす。
智衣子さんの素敵なお名前がアルファベットになって
世界に羽ばたいていかれるといいですね。
nishikata chieko さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜。
galleryらふとの参道方面に行って、稲荷社の前方です。
鋳造の本山ひろ子さんの真向いになります。
ホームページはこちらになります。
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