この夏、滋賀県から兵庫県に移られたばかりの
伊藤慎さんからのメッセージをご紹介します。
Q1
伊藤さんは、「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?
A1
豆皿・豆花器といった可愛らしい器、
釉薬や土に個性がありつつも普段に取り入れやすい器、
生活空間のちょっとしたアクセントになる陶器を出品します。
豆花器はその時々で即興的に色や形を決め、
小さいながらも一点もの作品という意識で制作しております。
一期一会の豆花器に是非会いに来てください。
選ぶ楽しさに満ちた展開になりそうですね。
Q2
工房でよく聴く音楽、
または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心の中で大切にしている映画、いずれかを教えてくださいますか?
A2
「indigo jam unit」さん「Uyama Hiroto」さんの曲をよく聞きます。
だいぶ平たく言うと、JAZZをベースに様々な音楽要素を混ぜ、
再構成や実験的な新しいことをしながらも、
叙情的な景色が浮かぶような音楽が好きです。
音楽に限らず古今東西温故知新、
色々混ぜたり重ねたりして生まれた型にはまってないものが好きです。
伊藤さんの陶芸も、古今東西温故知新のよさをたずね、
型にはまらず、混ぜたり、重ねたりして表情が豊かなのかもしれません。
Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、
大切にしているものや、思い出に残るものをひとつ教えてください。
A3
制作中の陶芸を乗せて運んだりする木の板を
「サン板(さんいた)」と呼びますが、
大きな工場を閉鎖された窯元さんから貰いました。
その用途でも使いますが、
年季が入った味わい深い木は展示什器としても重宝してます。
裏面に工場の方が品名を筆文字でカッコよく書こうと
練習した跡や、作業の痕跡など、ひたむきに作っていた魂を
受け継いだ気分に勝手になりながら、大切に使ってます。
使われていたものを譲り受けて生かしていくってなんだか気持ちの確かさがありますね。
今回の展示にも使われているのでしょうか?
伊藤慎さんの出展場所は、コルトン広場スペイン階段前
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