Q1
mica jewelry worksさんは、「工房からの風」にはどのような作品をお持ちくださいますか?
A1
日常使いのジュエリーや花器を出品します。
主な素材は金属ですが、今回は七宝を使った新作も出品予定です。
Q2
ご自身の工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。
そして、その説明をお願いします。
A2
本棚と椅子の写真をとりました。
本棚には小物、仕事道具、子供がつくってくれたもの、自分が小さい頃から大切にしてるものなど、お気に入りのものがたくさんつまっています。
その本棚の前の椅子は狭い空間ですが、居心地よく一息つく時はいつもこの場所です。
Q3
mica jewelry worksさんにとって、ものづくりの種火ともいえる、きっかけや動機、大切な人や物との出会いについて教えてください。
A3
種火として、次の3つの出来事が浮かびます。
1つ目は、小さい頃の記憶です。
母がオーダーメイドの服を作る洋裁師でした。
その影響で端切れなどを使って小さな袋や人形の服を作って遊んでいた記憶があります。
私が作ったものを母がすごく褒めてくれ、嬉しかったことを覚えています。
質問Q2の写真にある赤い小さなミシンは、布を縫うことができ、実際に私が子供の頃に使っていたものです。
2つ目は、仕事をフリーで始めた時に出会った人たちです。
私に色々なチャンスを与えてくれると同時に、
今後のことに不安を感じていた私に「ものを作る仕事をやっていいんだ」と思わせてくれました。
3つ目は、素材に対する思いです。
以前作っていたアクセサリーでは、地金の種類や耐用年数にこだわることなく、メッキ加工したものなども使っていましたが、そのことに少し違和感を持っていました。
結婚に伴う転居・出産・子育てと続き、仕事に長期のブランクが生じましたが、「日常使いのものを作る」ということについてじっくりと見つめる期間となりました。そして、その違和感を払拭すべく、素材を大切にした制作をするよう方針を転換することとなりました。
制作を再開した今では、リサイクル、リビルド、リアレンジメントのできる素材を使用し、
かつ長期にわたって日常にとけこむことができるものを作るよう心掛けています。
山陰、鳥取から出展くださる芳賀美佳さん。
東京在住時代には、活発な制作発表をされていましたが、鳥取に移られてから制作に移行されました。
手のひらに収まる小さな装身具。
身につけたとき、その人の心が
ふっとゆるむといいなと思う。
七宝の作品もどんな感じでしょう。
mica jewelry worksとしての制作活動をぜひ「工房からの風」で伸びやかに見せていただきたいと思います。
mica jewelry worksさんの出展場所は、スペイン階段前。
隣のテントは、ヒグチリエさんです。
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