director's voice

磯敦子さん 綿

Q1
「工房からのそよ風」では、磯さんはどのようなことをしてくださいますか?
販売作品をご用意くださる方は、どのような作品がありますか?

A1
綿から糸を紡ぐデモンストレーションを行います。
会場では棉も育てていますので、植物をみていただいて、その実りである棉を棉にしていく過程をご覧いただいたり、体験いただけたらと思います。

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私の作品として、木綿手紡布ストール、ポシェット、巾着などの展示販売も行います。
また、スピンドルの販売も予定しています。

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Q2
「工房からのそよ風」は、風人さんと一緒に創ってきましたが、ご来場くださる方に、どのようなところを見て、感じていただきたいですか?

A2
素材から作品への工程が見られるデモンストレーションを楽しんでいただけると思います。

季節の草花や、ものづくりの素材を丹精込めて育てた「手仕事の庭」を背景に展示をすることも喜びのひとつです。

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Q3
磯さんの「工房」で、特に大切な、あるいは愛着のある「道具」を教えてください。

A3
[つむ]

糸を紡ぐ時に糸車の先端にある一番肝心な部分です。
染織の工房を卒業する時に先生から譲り受けました。
とても古いもので、鉄とムクロジの実と篠竹で出来ています。
身の周りの自然から必要な道具を作り出すこと。
とても丈夫で使いやすく、姿も美しいこと。
私のものづくりの手本となるような道具です。

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初期の工房からの風から出展くださっていた磯敦子さん。
今回は、YouTube用に映像も撮らせていただきました。

綿も美しいのですが、磯さんの棉繰りやカーディング、チャルカでの紡ぎなど、その所作のひとつひとつに見惚れてしまいます。
作り手が作り続けてきた所作。
こうして、映像で残せてよかったです。
ぜひご覧ください。

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