Q1
「平と米の制作所=平米」は、沖縄で木工の制作をする平安山なほみさんと米須美紀さんのユニット工房。
(遙か南の島からありがとう!ございます!!)
沖縄から、「工房からの風」に、どのような作品を出品されますか?
A1
沖縄の木を使った器を出品します。
沖縄のやちむんの古典柄をモチーフにしたやちむん風の木の器、ぱっと見やちむんなのにやちむん(焼きもの)ではないので文字って「やむちん シリーズ」と名付けています。
またホウロウ風の木の器、これも少し変えて「ロウホウシリーズ」と名付けています。
この器に盛り付けて美味しいご飯の時間を楽しむことができたら朗報(ロウホウ)が舞い込んでくるかも!という期待も込めています。
他にも平米の2人の上に何人かの絵描きが降りてきて自由にペインティングをして行ったようなカラフルな「ペインターズシリーズ」も用意しています。
器以外にも琉球松や寒緋桜で作ったバターナイフや何も乗せなくともそれだけで存在感のあるコンポート、節や割れなど木の特性をより生かしたランプシェードを出品いたします。
Q2
平と米の制作所=平米さんの工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。
そして、その説明をお願いします。
A2
器の型とトンボです。
外側と内側のそれぞれの実寸の断面図に寸法が書かれています。
木工旋盤で成形しながら最終調整でサイズや角度などが大きくズレていないか実際に器に当てて確認し、形のズレをバイト(大きなノミのような刃物)で削り調整していきます。
トンボは陶芸家の方も使いますが使い方は同じで、竹串部分を器の中に入れてちゃんと型通りの深さが足りているか確認するために使います。
「やむちんシリーズ」「ロウホウシリーズ」「ペインターズシリーズ」などシリーズの中でも様々なサイズやデザインの器を制作する時にこれが無いことには同じような形を成形できません。
より使いやすい形をと考えていく中でデザインを見直し、ブラッシュアップもしていきますが過去に制作していたデザインの型も全て平米の歴史(まだ4年ですが)の財産として別の箱に入れて大切に保管しています。
Q3
平と米の制作所=平米さんが自作以外で、大切にされている、あるいは、愛用されている工藝品をひとつ教えてください。
A3
よなは民具さんのクバ籠です。
何度かイベントでご一緒になっているのですがよなは民具さんはいつもクバの葉を大量に持ってきていてゴザに座って実演をされているのですがその時にも時々新作が出来てきます。
このクバ籠もその時に試作されていたのですが制作の途中から「これ絶対可愛いのができる!」と思いちらちら様子を伺いながら出来上がりを待ってすぐに声をかけお迎えしたい旨を伝えました。
「まだ荒削りだけど、、、」とおっしゃいましたがそこがまた魅力的に感じたのかもしれません。
ワインや5合瓶、バゲットが入るくらいの大きさなので差し入れ(もちろん籠は渡しませんが)や野菜のストック、ちょっとした買い物に使うにはもってこいの大きさです。
平安山さんと米須さんで、平米。
なんだか、楽しいネーミングですね。
そもそもおふたりがとても楽しい方たち。
直前となって、遠足の前のようなワクワクが止まらないそうですよ。
平と米の制作所=平米さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜 稲荷社の前方。
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