Q1
神奈川県小田原市で木工の励むもくのすけ、こと鈴木友子さん。
「工房からの風」には、どのような作品を出品されますか?
A1
うつわを中心にインテリアこものやアクセサリー等を出品します。
もくのすけは小田原漆器を制作する木工轆轤の工房です。
漆器の中でもとくにお椀といううつわが好きで、いろいろな大きさ、デザインのものを作っています。
今回はほぼ全種類のお椀をご覧いただけると思います。
Q2
もくのすけさんの工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。
そして、その説明をお願いします。
A2
大切にしている場所や道具はたくさんありますが、1カットとなるとここしかありません。
私の工房は、木工職人のなかではかなり狭いほうだと思います。
10畳ほどの工房の真ん中に木工轆轤を据えてあり、一日の大半をここに座って過ごします。
左後ろには木を削る刃物や定規、深さや厚さを決める道具類があり、右側にはグラインダー、右後ろには100個くらいの型木を置いていて、たくさん移動しなくてもいいようになっています。
この場所が一番好きで落ち着きます。
もくのすけのすべての品ものはここから生み出されます。
Q3
もくのすけさんが自作以外で、大切にされている、あるいは、愛用されている工藝品をひとつ教えてください。
A3
伏見漆工房のスープスプーンです。
カトラリーとしては高価なので、思い切って手に入れました。
竹製で先端部分は黒漆の塗り立てになっています。
使うほどに艶が出てきて美しくなっている気がしますし、なによりも口当たりが最高です。
木や竹のものは温度の変化が大きくないので、熱いもの、冷たいものを食べる時に特に良さがわかります。
もくのすけさんのお椀は、実(じつ)があって、ご自身用はもとより、贈り物にもおすすめです。
きちんと挽いて、きちんと塗る。
お子さんからご高齢の方まで、きっと日々のご飯がおいしくなります。
ほぼ全種ラインナップ揃うとのこと。
壮観でしょうね。
もくのすけさんのブースは、コルトン広場、モニュメント周り。
陶芸の山田麻未さんのお隣。
もう方々話の隣は、風人さんによる「素材の学校」。
飴色輝くブースですよ。
作家ページはこちらになります。
→ click