6月の暦、間もなくめくる頃となりました。
今年の「工房からの風」まで、ちょうどあと4か月!
準備もここから佳境に入っていきます。
風人を担ってくださっている、箒を作る吉田慎司さんが書かれた「工房からの風」の記事が掲載されました。
社会デザインをテーマに研究されている立教大学名誉教授の中村陽一さんのサイト。
こちらに、吉田慎司さんが「この手で変えられる世界の一部 箒で伝えられるもの」という記事を連載中です。
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独自で異なる色を放つ場所
根は深く、風は新しく
特別な「場」として育まれてきた理由
という各段落に書かれているのは、実体験を基にした吉田さんの考察。
企画者の私が気づかなかったようなことも、客観的に感じて文章化してくださっています。
「・・・植物の声を聞きながら、伸び伸びと育つように手を入れ、共存し、互いが幸せな関係を築く。そんな庭なのだと思う。」
会場の一部、ニッケ鎮守の杜について書かれたくだりも、「植物」を「作り手」に置き換えて読むと、そういう場でありたいなぁと思うのでした。
「・・・作り手一人一人の力は、大きくはないかも知れないけれど、一つ一つの輝きはどこまでも尊く眩く、必ず誰かの希望となるものだと僕は信じている。
出展者、来場者、運営者と共に仕事を喜び、認め合える場所。
繋がりを得て、自らを深め、次へ進む礎となる場所に関われていることを、とても嬉しく、誇りに思う。」
今年の「工房からの風」も、ぜひそのような場になりますように!
出展作家の方々、風人さんたちとともに、この夏を豊かに送りたいと思います。