Q1
都内で金属を用いて装身具を制作するamitakahashiさん。
「工房からの風」には、どのような作品を出品されますか?
A1
シルバー素材を中心にブローチ、ピアスなどジュエリー作品を出品します。
「道草」をテーマにジュエリー作品を制作しています。
子供の頃、学校の帰り道によく道草をしました。
道端に生えている草や花、落ちている石ころ、飛び回っているトンボや蝶。
今となっては目もくれないものが遊び相手になったり、時には宝物になったりしていました。
そういった子供の頃の楽しい思い出、感性をジュエリーで表現できたらと思います。
Q2
工房で大切な、あるいは象徴的な、あるいはストーリーのある「道具」について1点教えてください。
A2
洋彫り用のタガネです。
イタリアで洋彫りを学びました。
洋彫りとは、金属の表面にタガネを用いて模様などを彫る技術です。
短い期間だったので習得したと胸を張って言えませんが、表現の幅がぐっと広がりました。
自信が持てず作ることを諦めかけていた自分に、少しの自信と勇気を与えてくれました。
Q3
お手持ちの「工藝品」で愛用、または大切にされているものついて1点教えてください。
A3
流木の時計です。
亡くなった祖父が作った時計です。
祖父は指物屋(家具や建具を作る職人)でした。
どこかで拾ってきた木に時計を埋め込んでいるだけなのですが、存在感があり気に入っています。
壁に掛けているのでずっと祖父に見られている気がして…生半可な仕事はできないなといつも気合を入れてもらっています。
高橋亜心さんがかたちづくるamitakahashiの仕事。
イタリアで学んだ洋彫りをはじめ、若々しさの中にも伝統的な表現を駆使した制作が魅力です。
amitakahashiさんの出展場所は、コルトン広場、スペイン階段前。
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