director's voice

いゑもり/金工

Q1
広島県から初出展くださる矢竹純さん。
「いゑもり」という工房名で制作をされています。
「工房からの風」には、どのような出品をされますか?

A1
主に銅を使った金属工芸で出展します。
金属工芸に欠かせないのは火と金槌、そして当て金と呼ばれる道具です。
叩いてなまして(火をあてて赤くすること)を繰り返すことで形を作っていきます。

今回出品する作品は衣食住のなかで食と住に力を入れました。
薬缶、急須、カップ、ぐい呑み、一輪挿し、ミラーなど
生活に馴染み愛着を持って使えるような作品を目指しました。


筒薬缶


コーヒー豆皿


茶匙

Q2
いゑもりさんが大切にしている工藝品(古いものでも、新しいものでも結構です)をひとつ教えてください。

A2
栗のコースターです。
いつもお世話になっている木工作家の方から購入しました。
工房にお客さまがいらした時にコーヒーなどお出しする時に愛用しています。

金属を叩いて形作る鍛金(たんきん)による制作。
かたい金属が、やわらかな表情となって、美しい生活道具となっていきます。

今回も「工房からの風」のメインビジュアルを描いてくださった大野八生さん。
ちょうど鍛金の絵をかいてくださったが、今日印刷があがってきました。
当て金と金槌、こんな感じです。

いゑもりさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、おりひめ神社お社の向かって左側。
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