director's voice

fujiiikukoさん(装身具・オヴジェ)

Q
東京で装身具、オヴジェを制作するfujiiikukoさん。
「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
金具に絹糸を巻きつけて、
天然石や淡水パールで装飾を施している
ピアスやイヤリングなどの装身具をメインに、
様々な素材を組み合わせて製作しているオブジェやライトを出品します。

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Q
fujiiikukoさんにとって「工房からの風」はどんな風でしょうか?」

A
この仕事で食べていきたいと
製作をはじめて1年も満たない自分の不安や葛藤を飲み込んで、
本展に向けてこの半年間全力で準備をしている間に
今まで気付かなかった事にも気付く事ができました。
私にとって「工房からの風」は、
次のステップに向けて奮い立たせてくれた追い風のようなものでしょうか。

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Q
fujiiikukoさんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてくださいますか?

A
夏休みの自由工作で父と作った竹の水筒とカップ。
祖父の家の竹林で竹を切って、節を抜いて、
小さい栓をするシンプルな水筒を作りました。
自分が想像していたものよりも良いものができた
という達成感と竹の香りとで、
水筒からはじめて飲んだお水はおいしかったです。
今でも両親の手の器用さには敵いませんね。

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ものづくりの端緒についた若い作家の卵たちのご紹介が続きます。
fujiiikukoさんは最年少。
1990年生まれ。
コルトンプラザはすでにオープンしておりました!
今回、一番年長者は48歳の方ですから親子みたいでもありますね。

年齢なんてどうでもよいことでありますが。
ものづくりを続けてきた時間そのものは尊いものです。
藤井さんをはじめ、若い方々にぜひお伝えしたいのは、
今回の結果だけを次への道筋にすることなく、
ここに至るまでの時間、経験、出会い、
経過をこそ宝物にしてほしいなぁと老婆心は思うのです。
藤井さんたちのものづくりは、始まったばかりですものね。

(そして、続けてきたベテランの作家の方々は、
藤井さんたちに刺激をいっぱいもらうことでしょう!)

藤井さんは、スウェーデン、カペラゴーデンで学ばれた方。
今展では、後ほどご紹介するtassの遠藤能範さん博子さんも卒業生。
北欧のものづくりのエッセンスも、ブースに広がっていることでしょう。

fujiiikukoさんのブースは、コルトン広場、スペイン階段前
HPはこちらです。
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