director's voice

りら

Q1
はるなの山の麓の工房で作陶されるりらさん。
「工房からの風」に、どのような作品を出品しますか?

A1
「見る人も、使う人も、作る人も、ずっと可愛がってくれる陶芸」
を思いに、形はベーシックで使いやすく、
それを邪魔しないような楽しい絵柄のある作品づくりを心掛けています。
「工房からの風」へも、そのような思いのある、
使うと気持ちの上がるような日常使いの器を出品します。

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きのこモチーフなどもあるんですよ。

Q2
「工房からの風」への出展が決まった時、
りらさんは、どのようなことを思いましたか?

A2
試行錯誤して出来た今の作風に「これで行って良し!」
とオッケーサインをもらったようでとても嬉しかったです。

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ええ、りらさんならではの陶芸をぜひ突き進まれたら、
と思っています。

Q3
あなたの「工房」のある街の好きなものやところ、
自慢できること大切に思っていることひとつ教えてください。

A3
石川県、オーストラリア、沖縄と、
求める陶芸を追い掛け群馬を離れて暮らした時期がありました。

離れることで改めて気付く、群馬の壮大過ぎない自然。
あちらこちらから視界に入る丘のような山。人混みのない町。
故郷は私をとても平和な気持ちにさせてくれる場所でもあること。

私は作品に木のモチーフを使うことが多いのですが、
それは工房から真正面に見える丘のような山を
いつも眺めていることも大きく影響しています。
壮大な山やたくましい木ではなく、窓から見えたり、
身近にあると豊かな気持ちになる自然は、私のモチーフそのものです。

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りらさんの作品を見たとき、オーストラリアの焼き物を想いました。
どこか突き抜けたような明るい表情の器。
様々な地を経て、故郷に帰られて、こうして暮らしに根付いた焼き物を作っていらっしゃるんですね。

りらさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜。
galleryらふとの向かい辺りになります。

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