今年初めて「風人」さんをしてくださる木工の岡林厚志さん。
hyakkaという工房名で、注文家具を中心に木の暮らし周りの小物も制作しています。
Q1
岡林さん、 今年の「工房からの風」では、何を担当くださいますか?
A1
木のスツールを作るデモンストレーションのほか、全体のサポートをさせていただきます。
デモンストレーションでは、僕が作ったスツールの座面を、
同じ風人で竹の作家の勢司恵美さんに編んでもらう予定です。
岡林さんの椅子の座り心地のよさについて、最近よく耳にします。
今回は竹の座面!とは。
北欧の雰囲気を持った岡林さんの木工と、和の素材でもある竹。
どんな新しいものが生まれるのでしょうか。
Q2
岡林さんは、 何年に出展されましたか。その時の印象に残る体験(感想)をひとつ教えてくださいますか?
A2
2016年に出展しました。
出展が決まってからの半年間、別の仕事をしながらも常に「工房からの風」のことを考えていて、
精神的なプレッシャーも大きかったと思います。
当日は2日間とも良く晴れていて、お庭には本当に気持ちの良い秋の風が吹き抜けていました。
それとともに、それぞれの作家さんのまさに「工房からの風」も吹き渡っていて、
その空気になんだかワクワクしてきたのも覚えています。
そのおかげか、当日は(それなりに)リラックスしてブースに立てていたと思います。
同じ年の出展者の方とは、今でも繋がりがある方もいて、
刺激し合える仲間のようなものができたことも嬉しいことです。
『作家さんのまさに「工房からの風」も吹き渡っていて、その空気になんだかワクワクして』
そう、あの独特の空気感、思い出しますねー。
今年も、きっと、今年の作家の方々ならではの風がそよぐのでしょう。
Q3
木を素材として作られたもので、心に残るもの、または、大切にしているものを教えてくださいますか?
A3
あまりに有名なもので恥ずかしいのですが、デンマークのデザイナー、
ハンス・J・ウェグナーがデザインした通称「The chair」です。
学生の頃に存在を知り、実物を目の前にしたときは、
その椅子の持つ空気感に涙しそうになりました。
その後マイスター制度のことなど、デンマークのデザインについて知り、
それがきっかけで家具を実際に「作る」道へと進むことになりました。
初期感動って、大切ですよね。
その感動が日々の制作の底辺にあることは、とても幸せなことですね。
岡林さんの弛まず制作の中で、今度は誰かを感動させる椅子が生まれるかもしれませんね。
岡林さんは、当日は、おりひめ神社奥「一草一木・工房テント」を中心にいてくださいます。
詳しくは、デモンストレーション、ワークショップをまとめた記事でご紹介いたしますね。
岡林厚志さんのホームページはこちらになります。
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