木の幹を意味するtroncoをブランド名とした立花怜己さん
物事の中心となる部分、暮らしを支えるものを作ろうという
想いをこめていらっしゃいます。
Q1
troncoさんは、「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?
A1
•手染めのレザースリッパ
1点1点刷毛で染めを施し、手染めならではの色のムラ感を出しています。
仕上げにクセ付けをすることでクシュッとしたシワが特徴です。
•レザー、キャンバスバケツ
植物、本、衣類、小物、日常の収納に。
革の表面を漉いた残りのトコ革を使用しています。
時間とともに変化していく色味を楽しめます。
•お道具入れ
「作業中にものが出し入れしやすい道具入れ」
「ペンが飛び出さないペンケース」
そんなあったらいいのになぁから生まれたお道具入れです。
その他、革小物もご用意しております。
お道具入れは、我がスタッフにも愛用者がいます。
文房具いっぱい入れるのに、とっても重宝しているようです。
Q2
工房でよく聴く音楽、または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心の中で大切にしている映画、いずれかを教えてくださいますか?
A2
大学で建築を勉強していたときに出会ったのが
フンデルトヴァッサーの作品集でした。
フンデルトヴァッサーの絵の中には木々や鳥、
建物、人物がカラフルな色彩の中にたくさん描かれています。
また、画家だけでなく建築家の顔もあり、
絵の中に描かれている建物たちが、
そのまま立体になっていることに驚かされました。
ものづくりをしていくなかで最初のアイディアを
よりよい形に仕上げていきたいと思うきっかけをくれた本です。
革靴をメインにインテリアや小物まで制作されるtroncoさんですが、
その背景にはさまざまな興味関心から培われた感覚が渡っているのですね。
Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、大切にしているものや、
思い出に残るものをひとつ教えてください。
A3
靴を作ったときに自分で削った木型です。
木型は靴の形や履き心地を決める重要なものです。
靴学校で靴の作り方を勉強しているときに
足の計測から木型を削り靴に仕上げました。
自分にピッタリ合った靴を履いたときはとても嬉しく、
今でもその木型は部屋に飾ってあります。
ファーストシューズならぬ、ファースト靴型。
初心わすれべからず、その新鮮な想いをずっと抱かせてくれる宝物ですね。
troncoさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜。
コルトン広場側から入って、右手に4つ並んだテントのうちのひとつです。
ホームページはできたてほやほや、こちらです。
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