director's voice

川端健夫さん・木工・滋賀

滋賀のマンマミーア!
行かれたことはありますか?
古い農学校を改修して木工房とギャラリー、
そして洋菓子の販売とカフェを開く素敵な場所。

木工作家でありマンマミーア!のオーナーでもある
川端健夫さん。
工房からの風へ二度目の出展です。

Q
川端さん、『工房からの風』には、どのような作品を出展くださいますか?

A
5年前に『工房からの風』に出たときは、
まだお皿やカトラリーを作り始めて間もなくだったので、新作も多く出展しました。
今回はこの5年の間に作り続けてきたもの、
これからもずっと作り続けたいものをたくさん作って持って行こうと思っています。


ボウルやお皿にトレイ。
スプーン、フォーク・・などのカトラリーは、
マンマミーア!のカフェでも活躍するものも多い使い心地のよい器です。 


Q
川端さんにとって、『工房からの風』って、どんな風なのでしょうか?

A
前回出展時、子どもが一歳になったばかりで、
背中に背負って接客していたのを思い出します。

『工房からの風』は出て終わりの展覧会ではありませんでした。
あの時関わってくれた方たちが、ずっと見守ってくれていたからです。
だから、またいつか出展したいと思いつつ、
あの時と同じだと思われるのではないかと、なかなか応募できませんでした。

 

 

また出展できる機会をいただけて、本当に嬉しく思っていますが、実はまだ不安です。
6歳になる子どもの成長には敵わなくとも、
私も5年前に比べて少しでも成長していると良いのですが。
今はあせる気持ちを抑えつつ、いつも以上に丁寧にと心がけながら木を削っています。

私たちもよーく覚えています。

おんぶ紐で一樹君を 背負っていた健夫さん!
もう5年も経ったのですね。
いつも心でいっぱい考えをしている(哲学をしている)健夫さんの進み方は、
周りの方々によい影響を与えているのだと思います。
かくいう、私もそのひとりです!

川端さんは、『工房からの風』で、ワークショップも行います。

『被災地へ届けるベンチを作ろう』
両日10:30-11:30    14:00-15:00
定員各8名(小学生対象)無料

この日制作されたベンチは、東日本大震災で被災された方の仮設住宅に
川端さんたちがお届けします。
ぜひ、ご参加ください!

川端健夫さんのホームページはこちら →

出展場所は、おりひめ神社鳥居前。
神社に向かって左側で、作品展示とワークショップを行っています。

そして、10回展記念の書籍では、川端健夫さん、美愛さんのお仕事をご紹介しています。
こちらもぜひ、お読みいただければと思います。
ご紹介記事 →