director's voice

宮内知子さん 木工 京都

Q1
宮内知子さんは、工房からの風にどのような作品を出品なさいますか?

A1
参加は2回目になります。
初めての出展から5年。
それまでに作り続けてきた漆で描いた器類、ブローチ、これから力を入れたいと思っている合わせ木の器を出品いたします。

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Q2
ご自身の工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。そして、その説明をお願いします。

A2
家から10歩ほどのところに工房があり、そこから望む山々を、日々、朝に何気なく眺めます。
青空だったり、雲がかかってたり、霞がかかってたり。その景色は見飽きることがありません。

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Q3
宮内さんにとって、ものづくりの種火ともいえる、きっかけや動機、大切な人や物との出会いについて教えてください。

A3
美大を卒業後、京都で就職し、ものをつくることからしばらく離れていたのですが、
次第に自分の根っこのようなものを失うような不安を感じて、
とりあえず闇雲に木っ端から器を彫り出したのが自分の木工のはじまりでした。

そのころは自分の思いの火種がきちんと燃え出す在処みたいなものを必死に探していたような気がします。

それから22年経ち、あれは小さな種火かもしれないけれど、あのとき確かに見つけられたのだと感じます。

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もう5年も前になるんですね。
とびっきりの笑顔で、会場を後にしたこと。深く心に刻まれています。

その時に舵を切って作り始めた作品群を柱にして、
この5年、たくさんの制作と発表を重ねて活躍してきた宮内さん。
定番となったそれらの精度は増して、今回は高まった技術をもとにした新作も自在に発表くださるもよう。
平面(絵)だけではなく立体(彫刻)の意匠の個性が際立ったものになるのかしら??

さあ、どんな新作なのでしょう!
ほんとうに楽しみですね。

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宮内知子さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、galeryらふとの正面当たり。
あえて、前回と同じ場所をご提案しました。

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