ニッケ鎮守の杜中央部で、金属装身具の展示をしていたCHIAKI KAWASAKIさんからメールが届きました。
おはようございます。
このたびの工房からの風では、お世話になりました。
会場から送った荷物も届き、たっぷり眠って、少しずつ日常に戻りつつあります。
20回展という大きな節目の年に出展という形で関わらせていただけて、大変嬉しかったです。
2日間ともに、アニバーサリー展を祝福してくれているような穏やかな秋晴れで、お庭も会場全体もきらきらと輝いていて、とても美しかったです。
2回目の出展ということで、意気込んで臨んだ今展だったので、初日の朝はかなり緊張して会場入りしました。
自分のテントに向かう途中で風人の皆さんが笑顔で挨拶してくれたり、頑張りましょうと声をかけてくれて、
こんなにも心強いものだったか!と、1回目の出展時の気持ちを思い出しました。
本当にたくさんの方に作品を見ていただけたこと、
試みでつくった作品を気に入ってくださった方がいたこと、
動物の好みの合う方とお話ができたこと、
初出展時のことを覚えていてくださった方がいたこと、
拾ったどんぐりをくれた男の子がいたこと、
すべてが栄養になりました。
ここ2年ほどなかなか思うように制作を進められず、自分に喝を入れるつもりで応募した今展、
至らなかった点や、計画倒れに終わったこと、悔いの残ることが正直多かったです。
でも、今の自分にとって何が課題でどんなことが足りていないか、
漠然としていたものがはっきりと見えた気がしています。
これもまた次に進むための成果であったと思います。
出展して本当に良かった!
2日間は本当に目まぐるしくて、秋の草花が美しく咲いた花壇や、他の出展作家の方々のテントをあまり見られなかったことが心残りでしたが、会の終わりに大野八生さんが手渡してくださったお庭のブーケが大変嬉しいお土産になりました。
改めて、風人の皆さん、庭人の皆さん、スタッフの皆さんに感謝しております。
本当にありがとうございました!
お庭で得たものを作品に込めて還元していけるように、これからも精進してまいります。
川崎千明
CHIAKI KAWASAKI
『出展して本当によかった!』
川崎さんの笑顔、そして声が聞こえるかのようです。
コロナ禍の中、やりたくてもやり尽くせなかったことも多かったかと思います。
それでも展示という今の自分の仕事を白日の下に晒すことによって、何より自分自身が見えてくるものがありますね。
見えてきたもの、気づいたもの、生々しいうちに、行動を起こしてぜひ、よき制作に進んでいただければと思います。
CHIAKI KAWASAKIさんの出展前のメッセージはこちらです。
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