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2021年10月の記事一覧
「出展作家紹介/工房からの風」New
director's voice
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IZOOMIさん(羊毛画)
2008年の出展から久しぶりに工房からの風へ。
フェルトのIZOOMIさんからのメッセージをお届けします。
Q1
IZOOMIさんは今回の「工房からの風」に、どのような作品を出品なさいますか?
Q2
フェルトの壁掛け作品を出品します。
自分では”羊毛画”と呼んでいます。(今のところ。。)
フェルト制作を始めて今まで、帽子、かばん、テーブルアイテム、洋服などなど、色々なものを作ってきました。
数年前に中国で、壁に掛けるフェルト作品を制作する機会をいただいたのをきっかけに、
”羊毛画”をもっと作りたい、、という思いが膨らんでいます。
今回、初めて日本で”羊毛画”を発表させていただきます。
これ、なんだろ?
と、覗いていただければ、光栄です。
Q2
IZOOMIさんが、「工房」で特に大切にしている道具をひとつ教えてください。
A2
素敵な質問だなぁ、、とじんわりしつつ、
フェルトってほぼ道具を使わないなぁ、、、とひっそりと悲しくなりました。
あえてあげれば、
”裁縫こて”。
仕上げ作業に必要不可欠な大切な道具ですが、近年使う人も少ないのか、
生産中止になり数年後にちょっと再生産され、最近また生産中止になりました。
壊れたらどうしよう、、、と今から心配です。
パナソニックさん、東芝さん、
お願いです、作り続けてください。
Q3
IZOOMIさんが、コロナ禍のあと、訪ねてみたい場所を教えてください。
A3
カナダのノヴァスコシア。
”幸せの絵の具”という映画を見て、行ってみたくなりました。
でもここでなくてもいいのかもしれないです。
どこか遠くで、何にもないような(でも全てがあるような)ところに行って、
ただただ風景を見て過ごしたいだけなような気もします。
IZOOMさんが作られたフェルトのスナフキン帽子、私は今も愛用していて、工房からの風でもよくかぶっています。
現在は、服への展開など、羊毛を素材に広やかなものづくりを進めるIZOOMIさんですが、
今回は「羊毛画」に絞って展示されるとのことです。
IZOOMさんのブースは、花壇の奥のテント。
お庭をぐるりと巡りながら、羊毛画の世界を堪能ください。
IZOOMIさんのホームページはこちらです。
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asaさん(布バッグ)
Q1
東京都で天然素材でバッグを作るasaさん、「工房からの風」に、どのような作品を出品なさいますか?
A1
手編みしたジュートのかごとリネンやコットン生地を組み合わせたバッグを出品いたします。
今年の夏にかごを柿渋染めしたバッグもお持ちします。
染める前と後の質感の違いも是非実際に触れてみて頂けたらと思います。
どちらも経年変化をお楽しみいただけます。
Q2
asaさんが「工房」で特に大切にしている道具をひとつ教えてください。
かぎ針です。
私の場合ジュートのかごは、毛糸のようにすいすいと編み進めることはなく、きつくギュッと編んでいきます。
一針、二針、編んでは指を休ませます。
そのように編むので、かぎ針にはとても負荷が掛かります。
色々なかぎ針を試しましたが、竹製はすぐに折れてしまい、金属製でも使っていくうちに金属部分が折れてしまいました。
現在使用しているかぎ針も金属部分がグリップから抜けてしまうのですが、針の形は手に馴染んでとても編みやすいので、
金属に溝を掘り、強力な接着剤でしっかりと固定し直して、繰り返し使用しています。
Q3
asaさんがコロナ禍のあと、訪ねてみたい場所を教えてください。
もともと人混みが苦手でして、家族で公園や川に行くことが好きなタイプですので、ぱっと浮かばなかったのですが、
自粛中会えなかった友人たちとマスクを外して居心地の良いカフェで沢山おしゃべりしたいです!
それと家族と両親と温泉旅行に行って、コロナ疲れを癒したいですね。
asaさんの出展場所は、galleryらふとを正面にした神社の手前。
ホームページはこちらになります。
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森下綾さん(木工)
Q1
森下綾さんは、今回の「工房からの風」に、どのような作品を出品なさいますか?
A2
杉角材を寄木にしてくり抜いた器をメインに、杉の一木から削った大きめの器も出品します。
出品する器は全て杉材に漆塗装をしたものになります。
Q2
森下綾さんが「工房」で特に大切にしている道具をひとつ教えてください。
A2
掃除用具、特に掃除機と小さな手箒でしょうか。
小さな工房かつ換気が悪いため、これがないとすぐに埃まみれです。
A3
様々な森を訪れたいです。
森下綾さんの出展場所は、入り口入って右手。
銀座アスターを背中に、お庭を見渡す場所です。
ホームページはこちらになります。
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hoshirou さん(木工)
hoshirouという屋号を持つ木工の高橋裕也さんからのメッセージです。
A1
hoshirou さん、工房からの風にはどのような作品を出品くださいますか?
Q1
木のもつ、色合い、香り、質感やその変化を楽しんで頂けるようなつくりを心掛けております。
ハンガー 、木ヘラ、カッティングボードなど中心に出品します。
主催者さまのご好意により、家具を持参します。
今回に合わせて製作したテーブルや、以前製作した作品など持参していく予定です。
ブース内の空間も楽しんで頂けたら嬉しいく思います。
屋号としているhoshirouですが、保精郎という字を書きます。
モノづくりに携わっていた両祖父が、それぞれ『保七』と『精一郎』という名前でした。
モノづくりの道に進んだことで、あやかり名付けました。
最初はどうかな?と思いましたが、以外と印象に残るみたいで助かっております。
Q2
hoshirou さんが「工房」で特に大切にしている道具をひとつ教えてください。
A2
道具はどれも大切にしている方かと思います。
引退された方や、ご家族のご好意によりやってきた道具が比較的に多いもので、迷います…
強いて言えば、祖父が使用していた砥石ですかね。
使い切りましたけど。
Q3
hoshirou さんがコロナ禍のあと、訪ねてみたい場所を教えてください。
A3
その時に思った場所に行きたいです。
千葉県在住の高橋さん。
工藝作家というよりは、よい意味で職人さんとしてのお仕事だったと思うのですが、
「工房からの風」への出展を機に、そのお仕事が広がっていくとよいですね。
じっくり『hoshirou』ならではのものづくりが展開されますように。
hoshirouさんのブースは、galleryらふとに近い花壇の近く。
什器の多くも自作の家具とのことですので、什器もぜひご覧になってみてください。
hoshirouさんのホームページはこちらです。
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菅原博之さん(木工)
「工房からの風」では、出展をはじめ、風人(かぜびと)さんとして企画運営にもお力をいただいていた菅原博之さん。
久しぶりに出展くださいます。
Q1
菅原博之さん、今回の「工房からの風」に、どのような作品を出品なさいますか?
A1
主に漆仕上げの、お重、弁当箱、角皿、椀、ボウル、カトラリーなどを出品いたします。
Q2
菅原さん、「工房」で特に大切にしている道具をひとつ教えてください。
A1
北海道で馬橇職人だった妻の祖父が、当時使っていた沢山の貴重な道具。
刃物はとりあえず錆を取った状態のままですが、時間がある時に研ぎ、柄を作り、いつか使えるように、手入れをしたいと思っている大切な道具です。
Q3
菅原さんが、コロナ禍のあと、訪ねてみたい場所を教えてください。
A3
今の仕事を志すきっかけとなったイギリスへ、再び訪れてみたいです。
馬橇に使っていた貴重な道具。
縁あって菅原さんの手元にわたって息を吹き返す日も近いですね。
貴重な道具、そしてストーリーを教えてくださり、ありがとうございます。
菅原博之さんの出展場所は、おりひめ神社鳥居前。
わかこさんも来らるそうですので、一層和やかなブースになりそうですね。
菅原博之さんのインスタグラムはこちらになります。
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糸花生活研究所さん(木工・織)
木工の藤原洋人さん、織りの藤原真子さん夫妻による
「糸花生活研究所」さんからのメッセージをご紹介します。
Q1
糸花生活研究所さんは、今回の「工房からの風」に、どのような作品を出品なさいますか?
A1
私達の活動の中心であるリボン織り機やかぎ針などの木製手芸道具と、
木のボタン、曲木の小さな箱物、今回新しく作り始めたものとして手描きの木製食器、
手製の織り機でつくっているアクセサリーや鞄などを出品します。
今回の作品作りにも使っているオリジナルの手織り機をテントの入り口に配置し、
手仕事のある暮らしの風景を感じていただける展示構成にしたいと思っています。
秋の日のお庭で、心地良い手仕事の音が聞こえてきそうな展示にできるといいなと思っています。
ご覧いただけたら嬉しいです。
Q2
糸花生活研究所さんが「工房」で特に大切にしている道具をひとつ教えてください。
A2
リボン織り機です。
活動をはじめた頃に作った道具で、この織り機を通して沢山の方々と手仕事の楽しさを共有してきました。
私たちの活動を支えてくれている大切な道具です。
Q3
糸花生活研究所さんが、コロナ禍のあと、訪ねてみたい場所を教えてください。
A3
思いっきり深呼吸できる場所に、ピクニックに行きたいです。
この秋もマスクの生活が続いているので、季節の変わり目に感じられる空気の香りや温度感などを感じにくく、うずうずしています。
コロナ禍で益々読書好きになった娘が、物語で読んだイチゴ摘みに行きたいと言っているので、それも叶えてあげたいなと思っています。
藤原洋人さんと藤原真子さん、おふたりのものづくりの世界。
「galleryらふと」と花壇の間に建てたテントに展がります。
ちょっと、今までの「工房からの風」とは異なる風が吹いていそうですね。
nysta o gnola
糸花生活研究所
ホームページはこちらになります。
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きたのまりこさん 金工
Q1
きたのまりこさんは、「工房からのそよ風」では、どのような作品を出品なさいますか。
A1
植物をモチーフにした「季節のあくせさり」と、
パールを使った「雪粒のあくせさり」、
そして新たに制作を始めた「光と音のあくせさり」を出品いたします。
Q2
「工房からのそよ風」では、どのようなことを期待しますか。
A2
今までとはまるっきり違う状況の中、
改めて、手から生まれたかたちや温度を感じ確かめたり、
それらが人の手に直接渡っていく流れを、
そよ風のように緩やかに楽しめる時間になればと思います。
Q3
きたのまりこさんの「工房」で、特に大切な、あるいは愛着のある「道具」を教えてください。
A3
特に大切な道具は、アクセサリーを作り始めた時に奮発して購入した金属を研磨する機械(リューター)です。
購入してからかれこれ15年ほど頑張ってくれています。
先日修理に出したのでまだまだ活躍してくれそうです。
愛着のある道具は、研磨する時に使っている昔の木の学習机です。
彫金用の専用机が高額なので買えず、とりあえずで使い始めましたが、使っているうちに愛着も湧いてきて、何より場所を取らないので気に入って今でも使い続けています。
この机は今回、什器として活躍する予定です。
+++
きたのまりこさんは、独身時代から出展くださってやがて15年近く作品を拝見させていただいています。
最初に出会った時の衝撃!
傘やコーヒーカップといったアイコン。
「かわいい」を、この技術で作っちゃうんだと。
東京藝大のイメージもかなり破壊してくださいました(笑
愛らしさも大人に成熟されて、植物の息吹き、いのちに触れるような観察の先に生まれた表現。
細いラインを鋳造で作りあげる独特な表現には、ますます磨きがかかってこられましたね。
新作の数々も、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。
きたのまりこさんの出展場所は、お庭にはいってすぐ。
ガラスの曽田伸子さんの隣です。
ホームページはこちらになります。
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町田裕也さん 陶芸
Q1
町田裕也さんは、「工房からのそよ風」では、どのような作品を出品なさいますか。
A1
あわしろ、と名付けたうつわです。
ペタペタとスポンジで釉薬を塗り重ねて焼く事で、1点1点違う表情が生まれて面白みがあるうつわ。
形をかえたり、削り出したりとした一輪挿しを持っていきます。
Q2
町田さんは、「工房からのそよ風」では、どのようなことを期待しますか。
A2
秋風、爽やかな風通るお庭が広がる場所で、また出展出来る喜び。
そして、沢山の方に見ていただきたいと思います。
Q3
町田さんの「工房」で、特に大切な、あるいは愛着のある「道具」を教えてください。
A3
主に制作は電動ロクロで作っています。
以前勤めていた窯元から譲り受けたもので、とても古く自分年齢と変わらないぐらいのもので大事にこれからも使っていきたと思います。
+++
町田裕也さんが出展くださったのは、2015年。
5年前の花壇にほとりの伸びやかな展示をよく覚えています。
あわしろ、シリーズも楽しみですね。
町田裕也さんのテントは、お庭に入ってすぐのところ。
今年はテントが少ないので、お庭の草花を感じながら、作品と出会っていただけたらと思います。
町田裕也さんのインスタグラムはこちらです。
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am 帆布と革のバッグ
Q1
amさんは、「工房からのそよ風」では、どのような作品を出品なさいますか。
A1
タンニン染め帆布と革のコンビバッグを出品します。
リュック、トートバッグ、ミニショルダー他、色々出品予定ですが、
特にリュックは試作と使用を繰り返し、背負い心地と見た目のスッキリ感を向上させました。
Q2
amさんは、「工房からのそよ風」では、どのようなことを期待しますか。
A2
5年前に「工房からの風」に初めて出展させていただいた時は、革のバッグ、革小物メインの作品ラインナップでしたが、
5年経った今、自分が使いたい物の変化と共に作りたい物が「帆布と革のコンビバッグ」になりました。
その変化が前回より良い反応である事を期待すると共に、
今年はお客様の反応を感じる機会がほぼ無かったので、良い悪い含め、色々感じることが出来ればと思います。
Q3
amさんの「工房」で、特に大切な、あるいは愛着のある「道具」を教えてください。
A3
ミシンです。
5年前の「工房からの風」初出展時、気合いを入れて買ったこのミシン。
今では良き相棒。一生付き合って行けたらと思います。
+++
工房からの風初出展記念に、機材を購入!
気合いを入れて、というのがいいですねーー。
佳き道具がものづくりの佳きパートナーですもの、きっとamさんに末永く豊かなものを与えてくれると思います。
amさんのリュック、私の周りにも愛好者の方何人もいらっしゃいます。
よりよくバージョンアップされたその姿、使い心地、amさんのブースで確かめてみてください。
amさんのインスタグラムはこちらです。
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曽田伸子さん ガラス
Q1
曽田伸子さんは、「工房からのそよ風」では、どのような作品を出品なさいますか。
A1
ガラスと真鍮の共演をさまざまな形でお見せできたらと考えています。
特に、真鍮の青の濃淡皿は出来たてホヤホヤの新作として出品いたします。
気持ちが明るくなるような鮮やかな青、落ち着いたトーンの黒みがかった青、などなど、真鍮の青はバラエティーに富んでいます。
ぜひ実物を見ていただけたらと思います。
Q2
「工房からのそよ風」では、どのようなことを期待しますか。
A2
やはりあのお庭で木漏れ日のなか光るガラスの表情を見たいと、わたし自身、思っています。
Q3
曽田さんの「工房」で、特に大切な、あるいは愛着のある「道具」を教えてください。
A3
ガラスの表面を削る地味な道具なのですが、このごろダイヤモンドの手磨きパッドがお気に入りです。
ガラスはとても硬い素材なため、たくさん削って大きく形を変えたいときには馬力のある電動工具を使い、細かくラインを整えたいときにはダイヤモンドの手磨きパッドを使います。
硬いガラスを手で少しずつ削っていると、ふとガラスって柔らかい?という錯覚に陥ったりして面白いです。
+++
曽田さん、お帰りなさい!
というのも、ご家族のお仕事の関係で、二年ほどカリフォルニアで暮らしてこられたからです。
異国の中でも、ガラス制作を続けて来られた曽田さん。
驚くばかりの進化を遂げて帰っていらっしゃいました。
そもそも工房からの風の初期から応募くださっていた曽田さん。
その作品の変化、進化には目を瞠るものがありました。
それが、数年前から真鍮とガラスの組み合わせによる作品作りに取り組まれてから顕著に表れてきたんですね。
今回いただいた画像の数々を拝見しても、新たな曽田さんの世界がぐんと広がって、目の当たりにするおとが楽しみでなりません。
曽田伸子さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜に入ったところ。
陶芸の町田裕也さん、金属のきたのまりこさんと並んでご覧いただきます。
曽田伸子さんのホームページはこちらです。
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