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2017年11月の記事一覧
「出展作家紹介/工房からの風」New
director's voice
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大野七実さんより
地元市川で作陶する大野七実さんからのメッセージをご紹介します。
Q1
図録掲載作品のタイトルと作品についてのコメントをお寄せください。
ほかに、出品くださる作品がありましたらお教えください。
A1
貼花の花器を、掲載しております。
バラの他に、クリスマスローズ、ヤドリ木など、この季節の植物をいくつかお持ちいたします。
貼花(ちょうか)とは、貼り付け文様のことを言います。
普段うつわに絵を施すことはほとんどしないのですが、
これはじぶんの好きな花々を季節に合わせお届けしているシリーズで、
わたし自身とても愉しんでつくっています。
モチーフはどんな植物でも描くわけではなく、
庭で大切に育てているものや、その植物への愛着があって選んでいます。
花器の片面を無地にしているのですが、
それは、実際に花や草木を挿したとき、
絵柄と重なり賑やかになりすぎるため、使う時は無地のほうを正面に。
なにもない時はそこに花が咲くように。との思いからです。
以前お求めくださったお客さまが、
花器の絵柄を裏にして鏡に写して飾られていて。
そんなふうに暮らしのなかで楽しみながら使っていただけたら、
とてもうれしいです。
Q2
図録冊子がお手元に届いた時の感想をお聞かせくださいますか。
A2
なんて美しい本なのだろう…
最初に手にした時におもいました。
そのうつくしさの源は、読みすすめていくほどに、
ひとりひとりの純粋で真っ直ぐな想いの輝きと、
それを花開かせてくださる方々の深い愛からきているんだと感じます。
作品と言葉が呼応し、
どの頁をめくってもその人らしさが溢れていて、
そのつくりだされるものにじっくり触れてみたいとおもいました。
私たちつくり手のそれぞれの路に、
寄り添い見守り導いてくれる土壌が工房からの風にはあります。
ものつくるひとのしあわせなじかんをあらためて考える機会を頂けたこと。
今の時代に生き、この仕事と巡り会い、よろこびを感じ、
こうして歩んでこられたことがとてもしあわせです。
この歩みをそばで見ていてくれる人たち、
刺激しあえるつくり手たちとの出会い。宝物の一冊を、
ありがとうございました。
Q3
12月2日いちにちだけコルトンホールに現れる「作り手の本棚」。
七実さんは、どのような本をお貸しくださいますか。
A3
「陶技始末」
著者/ 河井寛次郎
二十代の頃まだ独立する前に、この本と出会いました。河井の仕事への愛、やきものへの慈しみをことばのひとつひとつに感じます。やきもの本来のおもしろさを思いださせてくれる大切な一冊です。
”いつも手は、心より勇敢である”
つくり続けることでしか辿りつけない確かなことば。
「森の絵本」
作/長田弘 絵/荒井良二
長田さんのことばや詩がすきです。シンプルに大切なことを問いかけてくれるこの絵本は、風で出逢ったつくり手の友人からの贈りものです。
森はあらゆるすべてのものを深く静かに包み込む。失くしてはいけないこと。忘れてはいけないこと。こころの森にいつも澄んだ風が渡るように、その森でじぶんの小さな種を大事に育んでいきたいです。
工房からの風の前身母体のギャラリー活動から関わってくださった大野さん。
やがて30年近くの歳月が流れましたが、
工房からの風出展自体は2015年のこと。
新鮮な感覚と、長きにわたって見続けてくださった想いが両輪となって、
今展にも力を添えてくださっています。
貼花の新作も楽しみですね!
director's voice
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加藤キナさんより
革の加藤キナさんより届いたメッセージをご紹介します。
Q1
図録掲載作品のタイトルと作品についてのコメントをお寄せください。
ほかに、出品くださる作品がありましたらお教えくださいますか。
A1
秋
暖かな陽だまり
光の束が キラキラ輝く
花はヒカリ
イノチ輝く 太陽からの贈り物
ヒナタ ハナタバ
::
「鹿革長財布 ヒナタハナタバ」
鹿角・ゴールド・真鍮
冬
チカチカ瞬く 夜空の星
キンと冷えた大気の中で
交わされる 小さな囁き
真夜中の時間だけが知っている
遠い昔の物語り
ヨナカ ホシボシ
::
「鹿革長財布 ヨナカホシボシ」
水牛角・ゴールド・シルバー
三部作でお届けいたします。
Q2
図録冊子がお手元に届いた時の感想をお聞かせください。
A2
読み進むうち
美しいものをつくる人は
言葉も美しい‥ そう思いました。
自分の欲するカタチを
明確に 言葉にすることができるということは
それをつくるための手順が見えているという事。
物つくりにも
言葉が大切なのだと そう思いました。
Q3
12月2日いちにちだけコルトンホールに現れる「作り手の本棚」。
加藤キナさんは、どのような本をお持ちくださいますか。
A3
私たちの本棚からは2冊の本を。
::
アンデルセン「絵のない絵本」
藤城清治さんの影絵のピエロが表紙になった 小さな本。
母方の祖父は学校の先生をやっており、郷土史の研究もしていました。
書斎にはズラリと難しそうな本。
廊下にもずらり 本棚が並んでいました。
誕生日が近づくと、祖父は孫たちの性格や年齢を考慮しながら、
廊下の本棚からひょいっと選んで、本をプレゼントしてくれるのが常でした。
その中で、今でも大切にしているのが
アンデルセンの「絵のない絵本」
語られることのない言葉を聞き、
見えることのない世界を想像する力。
それは、物つくりのために欠くことのできない力なのだと感じています。
::
小野寺啓治 「手仕事のデザインー伝統工芸の再認識」
文学を学んでいた学生時代、とても面白い授業がありました。
色鉛筆でマーキングされたその教科書は、
それから20年、捨てられることなく本棚に居座り続けます。
革の仕事をする身になって驚くことは、
赤い色鉛筆で丸くマーキングされた箇所に
日本の革工芸の、失われてしまった技法の名があったこと。
現在、その技法を復活させるために取り組んでいる私たち。
残念なことに、先生は数年前に他界されており、
詳しいお話をお聞きする機会は失われてしまいましたが、
改めて読み返すだけでも勇気をいただけます。
革も工芸である そう断言してくださる小野寺先生を偲んで。
いつも丁寧に仕事に立ち向かうおふたり。
「丁寧」は、工藝や手仕事というこのジャンルでは当たり前のことでもあるのですが、
制作という点だけではなく、やりとりひとつひとつ、
作ることと生きていくことの結びつきの丁寧さに、
気づけば教えられることばかりのおふたりです。
といっても、小難しいことはなにもなくて、
お会いすれば、わはは、と笑い合うばかりなのですが。
3部作のお財布、拝見できるのが楽しみです。
加藤キナさんのfacebookページはこちらになります。
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Anima uniさんより
Anima uni 、長野麻紀子さんからのメッセージをお届します。
Q1
掲載作品のタイトルと作品についてのコメントをお寄せください。
ほかに、出品くださる作品についてもお教えくださいますか?
A1
掲載作品タイトル:
ふれる ring / ゆりかご ring
石が肌にささやくようにそっと触れる「ふれる ring」 と、
あこやパールが金のゆりかごのなかでころころとやさしく揺れる「ゆりかご ring」。
とても純粋なところからするっとさらっとでてきたデザインは、やっぱりピュアで自分でもとても好き。
リングの他、同シリーズからネックレス、ピアスもお持ちします。
Q2
図録冊子がお手元に届いた感想をお聞かせくださいますか。
A2
一読者として
こんなふうに飽かず絶えず日々手をうごかし
心をうごかし作りつづけているひとびとが
日本中にいるのだなあ、
と感慨深かった。
北極の海に住むという一角獣だったり、
森の狼だったり、砂漠のライオンだったり、
滅多に逢えるものではないけれど、
遠いどこかに確かに彼らが生きているんだっておもうだけで、
呼吸が深くなるような、見慣れた風景の彩度が少しだけ違ってくるような、
そういう気持ち。
(作家が珍獣と言っているわけではありません。)
一作家として
生きててよかったな、と。
Q3
12月2日いちにちだけコルトンホールに現れる「作り手の本棚」。
長野さんは、どのような本をお貸しくださいますか。
A3
『イニュイック』 星野道夫著
この本の頁をひらくと、いつだって原点に帰れる気がする。
極圏へと向けられる彼のすきとおった眼差しを通して、
世界が、古い殻をかちわるようにして鼓動を剥き出しに、
またあらたに何度でもたち顕われてくる。
たましいのせんたく本。
今回の図録には、51名のプロフィールを英語でも掲載しました。
英文は長野麻紀子さんが訳と監修を担当くださいました。
この場からも御礼申し上げます。
そして、図録の中の文章、とてもすばらしいのです。
皆さんそれぞれに真実の深い心から発せられた文章ですが、
とくに長野さんの文章は必読いただきたく、
会場では大きく伸ばして掲出しようと思っています。
(ほかに、富井貴志さん、クロヌマタカトシさん、
勢司恵美さんの文章もパネルにしようかと思います)
Anima uni 、長野麻紀子さんのサイトはこちらになります。
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studio fujinoさんより
12月2日、コルトンホールに在廊くださる作家の方々からのメッセージをお届けしています。
続いては、studio fujino藤崎均さんより届いたメッセージです。
Q1
図録掲載作品のタイトルと作品についてのコメントをお寄せください。
ほかに、出品くださる作品がありましたらお教えくださいますか。
A1
組子帯留
建具の伝統的な技法を最小にして、帯留めて仕立てました。
また、木のお皿などの定番となった作品も合わせて展示できたらと思います。
Q2
図録冊子がお手元に届いた時の感想をお聞かせくださいますか。
A2
それぞれ作家さんの文章が、個性的で楽しく拝見いたしました。
Q3
12月2日いちにちだけコルトンホールに現れる「作り手の本棚」。
藤崎さんは、どのような本をお貸しくださいますか。
A3
イタリアのデザイナーachille castiglioniさんの作品集。
華やかさの際立つイタリアンデザイン。
しかし、きちんとした哲学から生み出されている物づくりを、彼の作品から感じられます。
イタリア滞在時代、ジュエリーデザイナーの娘さんとお仕事させて頂きましたが、
彼女を通じて、様々な事を得る事ができました。
今回の図録のグラフィックデザインを担当してくださったのは、
studiofujino 、藤崎均さん夫人の東川裕子さん。
裕子さんもイタリア、ミラノでデザイナーとしてバリバリお仕事をされてきた方で、
おふたりの力があってこその今展ともなりました。
この場からも御礼申し上げます!
そして、おふたりのお仕事の一端、ぜひ会場でご覧ください!
studiofujinoのサイトはこちらになります。
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にしむらあきこさんより
和紙造形のにしむらあきこさんからのメッセージをご紹介します。
(にしむらさんは13時からの在廊予定です)
Q1
図録掲載作品のタイトルと作品についてのコメントをお寄せください。
ほかに、出品くださる作品がありましたらお教えください。
A1
作品タイトルは「素は続く」
先人の知恵である和紙漉きの主な材料、楮という植物の繊維は、
なんと懐の深い存在なのかといつも感動します。
紙になり糸になり、絡まりあい繋がりあい、
織られ編まれ綴られ、手から手へ続いていく。
そのさまを形にしてみたいと思って制作したオーナメントです。
おなじモチーフで制作した、和紙と箱もお持ちする予定です。
Q2
図録冊子がお手元に届いた時の感想をお聞かせください。
A2
尊敬してやまない工芸作家さんたちの、
体温が感じられる文章を美しい写真とともに大切に読みました。
「これだ」と思う素材に出会うことができて、その素材を信じている。
幸運と強運と強い信念を持った方々の文章だ、と思いました。
Q3
12月2日いちにちだけコルトンホールに現れる「作り手の本棚」。
にしむらあきこさんは、どのような本をお貸しくださいますか。
A3
「みみをすます」谷川俊太郎
和紙造形をはじめた頃に出会った本です。
目を閉じて空想の海に飛び込んでも、何の景色も浮かんでこないとき、
本棚からひっぱりだして声に出して朗読します。
声にだすとリズムが生まれて、同時にいろんなものが見えてきて、
ランナーズハイならぬ朗読者ハイ?になります。
「水の生きもの」ランバロス・ジャー
インドで1冊ずつ手作りされた手製絵本です。
絵本を作り始めた頃に、主人がプレゼントしてくれました。
開くとふんわりと刷りの良い香りがして、
手漉きの紙のあたたかな手触り。
私もこんな本が作りたい、と思った気持ちを忘れないように、
折りに触れて手に取る大切な絵本です。
言葉の世界をふかぶかと育みながら、素材の美しさを丹念に引き出すにしむらあきこさん。
楮、和紙ならではの、にしむらあきこさんならではの制作にぜひ深く触れてご覧ください。
にしむらあきこさんのサイトはこちらです。
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戸塚みきさんより
岐阜県で藍を育て、すくもを作り、灰汁建てで藍を染める
戸塚みきさんからのメッセージをご紹介します。
Q1
掲載作品のタイトルと作品についてのコメントをお寄せくださいますか。
ほかに、出品くださる作品がありましたらお教えください。
A1
掲載作品は藍染めのれんです。
最も素で、原点の作品です。
藍の美しさに真っすぐに向き合うこと、
自分に立ち返ることのできる大切な存在です。
今回はその他に、タペストリーや間仕切り、手ぬぐいや首に巻ける作品も
出品させて頂きます。
Q2
図録冊子がお手元に届いた感想をお聞かせくださいますか。
A2
一頁一頁に、作家の方々の息遣いや込められた思いが伝わってくるようでした。
その一人として加えて頂き、とても光栄です。
Q3
12月2日いちにちだけコルトンホールに現れる「作り手の本棚」。
戸塚さんは、どのような本をお貸しくださいますか?
A3
「旅をする木」 星野道夫
「センス・オブ・ワンダー」レイチェル・カーソン
どちらの本も出会いは何気なかったのですが、
人と自然、生きること、悠久の時そして、ひとひらの葉の中にある神秘。
感性を開けば見えてくる世界に、作り手としても人としても響かされました。
12月2日は岐阜県からお越しくださる戸塚さん。
来場者の方々、作家の方々との交流が、
黙々と進められる藍のお仕事の滋養になりますね。
循環するお仕事にぜひ触れていただければと思います。
戸塚みきさんのサイトはこちらになります。
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波多野裕子さんより
得も言われぬ静かで味わい深い色調と
美しいフォルムのガラス作品を制作する波多野裕子さんからのメッセージをご紹介します。
Q1
掲載作品のタイトルと作品についてのコメントをお寄せくださいますか。
ほかに、出品くださる作品がありましたらお教えください。
A1
タイトルは特にありません。
浅鉢です。
1点の掲載ですので、今の自分らしい形、今の自分らしい色と思い制作しました。
他には数は少ないのですが、小鉢と色々なサイズのグラスを出品します。
タイトルはあっても、なくても、それが作者の意図なんですね。
波多野さんの無音のような世界には、タイトルがないことこそが、
見る人、使う人に豊かな世界を提示してくれているような気がします。
Q2
図録冊子がお手元に届いた感想をお聞かせくださいますか。
A2
目次を見て、工房からの風の15回の歴史、積み重ね、そして作品の幅の広さを感じました。
ページをめくりながら、1回1回それぞれ違う風が吹いたんだろうなぁと、
色々な回の話を聞きたいと思いました。
Q3
12月2日いちにちだけコルトンホールに現れる「作り手の本棚」。
波多野さんは、どのような本をお貸しくださいますか?
A3
ローラ・インガルス・ワイルダー
「大きな森の小さな家」
です。
最初は母に読んで貰い、読めるようになってからは何度も自分で読み返した本です。
これを読みながら、干した雑草で麦わら帽子を作ってみたり、
割り箸で丸太小屋のミニチュアを作ってみたりしたのを、今でもはっきり覚えています。
手で作り出す楽しみ、物が出来上がる過程のワクワクを私に刷り込んだバイブルです。
2011年に出展くださった波多野裕子さん。
ろくろで石膏型を作り、そこにガラスの素材を鋳込む独特の制作は、
一点一点にかかる比重がとくに深いように感じています。
そうして完成したガラスには、しんとした美しさが宿って
見る人の心をぽっと灯してくれるような気がします。
波多野裕子さんのブログはこちらになります。
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高見由香さんより
染織の高見由香さんからのメッセージをご紹介いたします。
Q1
高見さん、図録にはどのような作品が掲載になrましたか?
A1
麻のハンカチです。
麻糸を藍染、墨染したものと染色無しの白糸をレース織りしハンカチに仕立てました。
四方はタテ糸ヨコ糸を数本抜いて手でかがる仕上げを施しています。
掲載写真作品の他、素材を変えて竹糸で織ったハンカチを出品します。
竹糸で織ったハンカチ!
ぜひ拝見してみたいです!!(抗菌効果もありそうですね)
Q2
図録冊子が届いた時の感想をお聞かせくださいますか?
A2
作品写真だけでなく作り手からの言葉に耳を傾ける事で
深く作品に入っていける一冊だなと思いました。
作者をより知りたい、作品をもっと見たいと思わせてもらえるものでした。
その中に自身の作品も収められているという嬉しくも気が引き締まる思いです。
Q3
12月2日いちにちだけコルトンホールに現れる「作り手の本棚」。
高見さんは、どのような本をお貸しくださいますか。
A3
タイトル:スウェーデンの伝統手工芸
著者:アンナ・マヤ・ニーレン
35年前に出版されたこの本。
ずっと探し続けて傍に置いておきたいと切に願った本でした。
織物の歴史、昔の人が辿ってきた手業への思いが今へと繋がるまでの興味深い話や
実際に作られたものの写真が掲載されていて夢中になって読みふけった一冊です。
それぞれの技法に託された思いやルーツを知った上でつくるという事は
自身のこれからの長い制作時間に
大きく影響を与えるに違いないと思った大切な一冊です。
2009年と2015年に出展くださった高見由香さん。
6年という年月をこつこつたゆまず制作を続けられて、
今は高見さんに憧れて応募をしてくださる染織作家の卵の方が表れています。
制作を深めていくターニングポイントともなったハンカチ。
今展でぜひご覧ください。
高見由香さんのサイトはこちらになります。
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LCF 立川博章さんより
大田区大岡山に素敵な工房兼ショップを持たれる
装身具LCF 立川博章さんからのメッセージをお届けします。
Q1
図録に掲載作品のタイトルをお教えくださいますか。
A1
「連なる水晶原石の装身具」
原石が放つ優しい輝きや、同じものが二つとない形状の石を繋ぎ合わせて
1点物の装身具に仕上げました。
Q1
立川さん、図録冊子が届いた時の感想をお聞かせください。
A2
こんな素敵な図録に掲載していただけるなんて
とても誇らしく夢のようでした。
50名の作家による文も大変素敵で
何か落ち込んだ時や立ち止まった時に読み返して
みようと思える僕のバイブルとなりました。
Q3
12月2日いちにちだけコルトンホールに現れる「作り手の本棚」。
立川さんは、どのような本をお持ちくださいますか。
A3
「AVE CRUX GLORIOSA」Pietro Vittorelli
キリストと十字架のプロダクトがたくさん掲載された本です。
20代の時に行ったヨーロッパ旅行で感動した数々の教会
建物、装飾がすごく素敵で美術館に行くより興奮したことを覚えています。
私とくにキリスト教徒ではございませんが旅行の記念に購入した
思い出の洋書でもあります。
その他蚤の市でかなりぼったくられてキリストの像も買いました。
2011年と2014年に出展くださった装身具LCF 立川博章さん。
彫金技術を高めながら、独自の世界観を確かなかたちに作り上げてこられました。
「連なる水晶原石の装身具」のシリーズ、会場でぜひゆっくりご覧ください。
装身具LCFのサイトはこちらになります。
→ click
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菅原博之さんより
12月2日のコルトンホールでの「風50+」展。
在廊作家からのメッセージをご紹介していきます。
まずは、木工の菅原博之さんからのメッセージです。
Q1
図録掲載作品のタイトルと作品についてのコメントをお寄せください。
ほかに、出品くださる作品がありましたらお教えください。
A1
白漆ボウルと黒漆のカトラリーです。
高さのある深めのボウルは我家でもとても重宝しています。
それぞれの大きさや形から、食卓のイメージを膨らませていただけると嬉しいです。
カトラリーは白漆、サクラの木地オイル仕上げもあります。
Q2
図録冊子がお手元に届いた時の感想をお聞かせください。
A2
冊子を手に、、、
もっともっと作らなければと焦る気持ち。
でも自分が必要でないと思うものは作らない、
ここ数年間貫いてきた思い。本当に良かったと思いました。
この先も自分の思いに正直に。
ありがとうございました。
角椀
高台のないお椀、温かいスープ、鍋物のとりわけはもちろん、
デザートカップとしてもお使いいただけます。
Q3
12月2日いちにちだけコルトンホールに現れる「作り手の本棚」。
菅原さんは、どのような本をお貸しくださいますか。
A3
イギリス手づくりの生活誌 ジョンセイモア著
カトラリー、器を作り始めた時に出会った本です。
僕好みで絵もたくさんあり(笑)ページをめくる度に楽しいのです。
生活に必要とされる全てものが、人の手ですべて作られていたちょっと前の時代の事。
もちろん日本にも素晴らしい民具はたくさんあり、
先人に学ぶ事はまだまだたくさんあると、あらためて感じる事ができた本です。
2009年、2013年に出展くださった菅原博之さん。
お仕事を丁寧に絞り、ぐんぐん深めて、
澄んだ美しいフォルムの木の器を新鮮に提案くださっています。
12月2日には、ぜひ木の器を介して、豊かな会話を重ねていただければと思います。
菅原博之さんのホームページはこちらです。
→ click