2022年10月の記事一覧

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2日目のご来場お待ちいたしております

 

初日、青空のもと、たくさんの笑顔が会場に満ちました。
ありがとうございます。
日曜日も10時~16時に開催いたします。
天気予報も晴れマーク。
ご来場をお待ちしています。

初日のスナップショットをいくつか

 

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今回、ワークショップ、デモンストレーションの事前のご案内が十分でなかったので、
比較的お席に余裕がありました。

素材の学校は、お子様向き
アトリエ倭さんの木のブローチ作りは皆様へ

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ニッケ鎮守の杜 花壇の奥「風人からの風」テント、必見です。

まず、見ごたえたっぷりのものづくりの映像があります。
和泉綾さん 染織 RIRI TEXTILE
大野七実さん 陶芸
岡林厚志さん 木工 hyakka
香田進さん・佳人さん 木工 アトリエ倭
小泉すなおさん 陶芸
㔟司恵美さん 竹
吉田慎司さん ほうき 中津箒

また、大野七実さん、岡林厚志さん、吉田慎司さんの制作公開も行います。

ここには、巨大‼年表も掲出しています。
これはなんと、以前出展くださった京都炭山朝倉木工の朝倉玲奈さんが作って下さったもの。
年表作りがご趣味なのですって!!
それが、ほんとうに素晴らしい構成なのです。
必見です。

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14:30からは、トークイベント「工房からの風を重ねて」を、「風人からの風」テントでおこないます。
婦人之友社編集者の山下謙介さんと、工房からの風ディレクターの稲垣早苗の対談です。

20回を記念して、この22年(当初は隔年だったので)を振り返り、作家はどのように変わったか。
作品の傾向はどのように変わったか。お客様はどのように変わったか。

また、山下さんが編集者として担当くださっている工藝品を巡る物語
おばあちゃんの食器棚」(文・稲垣早苗 絵・大野八生)と、「工房からの風」との関連についてもお話ししたいと思います。

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この写真は、今朝、ニッケ鎮守の杜で出展くださっている作家と風人さんたちとで撮った集合写真。
晴れやかなお顔ですね(マスクしていますけれど、伝わってきます)

54ブースの作家の作品テント。
そして、アトリエ倭さんのワークショップテント、素材の学校テント、風人からのテント、
青空のもと、ゆっくりご覧くださいませ。

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晴れやかな日に

29日土曜日、30日日曜日
第20回「工房からの風」を開催いたします。

天気予報は晴れ。
ありがたいことです。

今日、会場で準備をしていると、地元の方が何人もお声をかけてくれるのです。
「お天気よさそうでよかったですねー」と。
まるでわがことのようにおっしゃってくださり、中には菓子折りまでいただいたり・・・。
そのお気持ちこそが、私たちには太陽のようです。

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悪天候の対応や準備に労力を取られなかった分、お庭や神社周りなど、会場の整備に心を配ることができました。
玉砂利まで、磨き上げて・・・。

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こちらは、風人の和泉綾子さんと永盛千賀さんが、おりひめ神社を掃き清めてくださっているところ。
織り姫二人、おりひめ神社を。

風人さん、庭人さん、私たちスタッフ、やってくる出展作家さんに、少しでも良い状態で展示してもらいたいと願って準備しました。
出展作家さんが気持ちよく展示できれば、来場くださる皆様も気持ちよくご覧いただき、心豊かな体験をしていただけると信じて。
佳き想いの循環となりますように・・・。

directorの私史上、最高の会場コンディションで迎えられると思える第20回展。
皆様、ぜひ、ご体験いただきたいと希います。

お迎えする側すべての気持ちをこめて。
ご来場をお待ちいたしております。

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ワークショップ・デモンストレーション・トークイベント

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企画段階では、コロナ禍の状況は読めませんでしたので、今年は大人向けのワークショップは、アトリエ倭さんの『風のかけら』のみといたしました。
場所 → コルトン広場、工房からの風会場の本八幡側

お子様向けの素材の学校は、3年ぶりに開校いたします。
詳しくは画像をご覧ください。
場所 → コルトン広場、モニュメント周り

風人からの風
風人さんによる制作公開ライブ、工房での制作光景映像放映。
20回展を記念して、年表などの展示。
日曜日14:30~は、婦人之友編集者山下謙介さんと工房からの風稲垣早苗によるトークイベント。
場所 → ニッケ鎮守の杜、花壇奥

竹細工・勢司恵美さんの制作公開ライブ
場所 → ニッケ鎮守の杜、galleryらふとデッキ

ひとまず、お知らせいたします。
ぜひ、こちらもお立ち寄りくださいませ。

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会場マップ

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会場のマップを公開します。
ぜひ、ごゆっくり巡っていただけたらと存じます。
54作家ブース+ワークショップ、素材の学校、風人からの風テント。
何往復、何循環・・・とお楽しみくださいませ。

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開催に向けて

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本日、会場にテントを建てました。

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画像はニッケ鎮守の杜の一画。

あえて写真をお載せしませんが、花壇のお花は、シュウメイギク、ホトトギスなど、

「工房からの風」史上もっとも美しく豊かに花開いています。

また、コルトン広場の方にテントが建ったのは3年ぶり!
天気予報も晴れマークの中、通常開催、ありがたくありがたく、準備を進めております。

いくつか、開催に向けてご案内をいたします。

+++


会場は10時からとなっております。
ニッケ鎮守の杜は施錠して10時に開場いたします。
コルトン広場のテントは、オープンスペースですが、開始に向けて出展作家が最終の準備を整えております。
ブースにお近づきにならないよう、ご理解とご協力をお願いいたします。


クレジットカードなどキャッシュレスの対応は、各作家によって異なります。
お買い上げ時に各作家にお尋ねください。


ショッピングバッグ・エコバッグご持参のご協力をお願いいたします。


ブーケなどお庭関連の販売は行いません。


お買い上げ金額に応じて本部テントにて駐車券のサービススタンプをいたします。
お買い上げ時に受け取られた伝票を必ずご提示ください。


マスクの着用をお願いいたします。
発熱など感染症が感じられる方のご入場はお控えください。
本部テントなどに消毒用品を配備しておりますのでご活用ください。

+++

ニッケコルトンプラザは、先週末10月22日にリニューアルオープンをいたしました。
紀伊国屋アントレ、LOFT、有隣堂など魅力ある新店が多数入店しています。
また、飲食店舗も充実していますので、「工房からの風」ご観覧とあわせてお楽しみください。

金曜日は、風人さん、スタッフ総出で出展作家、そして、来場者様をお迎えする準備を行います。
皆様、今週末、ニッケコルトンプラザ、第20回「工房からの風」に、ぜひご来場くださいませ。

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藤田永子さん(金工)

Q1
都内で鍛金制作をされる藤田永子さん。
「工房からの風」に、どのような作品を出品されますか?

A1
金鎚で叩くことによって成形された、温かみのある金属の生活道具を出品します。
他のアジアの国々やヨーロッパと違い、日本では金属器への馴染みが薄いように思います。
陶磁器や木製品、革製品などと同じように、金属は経年変化を起こす素材ですが、その経年変化はまた格別に趣深いものがあります。
古いものがお好きだったり、暮らしの道具を長く育てていくのがお好きな方に、是非ご覧いただきたいです。

私の作品の中で、金色をしているものは真鍮でできています。
食卓に華やかさをプラスしながら、和洋中問わず様々なテイストのテーブルウェアと馴染みます。
経年変化が特に美しい金属です。

もやもやと不思議な表情をしている銀色の器は、独自に編み出した技法を用いて表面に模様を描いています。
一見個性的ですが、意外とどんな食事とも相性が良いニュートラルな器です。
同じ模様は再現不可能なので、特に枚数多くご用意する今回の出展をご利用いただけたら幸いです。

特別な日に使いたくなるような、季節の花をいけることができるプレートや、どんな植物とも馴染みやすい花器など、花を飾るお品も色々とご用意しております。
使い方など気になることがあれば、是非この機会に直接お話しできれば嬉しいです。

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Q2
藤田永子さんの工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。
そして、その説明をお願いします。

A2
金属造形の道に入ったときに最初に取り組んだことは、自分の道具を作ることでした。
何本もある金鎚やタガネを、ひたすら削って磨いて持ち手を付けて、必要な形に仕上げていきます。
誰のものかひと目で分かるように、先輩たちと被らない色で目印を付けます。
私はオレンジ、たった二人の同期はピンクと赤でした。

大学を出た後も新しい金鎚や道具は増えていきましたが、一人で制作している現在は目印をつける必要もありません。
このオレンジ色のついた道具は自然と思い入れも強く、今後も長く愛用していくのだろうと思います。

問2藤田永子

Q3
藤田永子さんが自作以外で、大切にされている、あるいは、愛用されている工藝品をひとつ教えてください。

A3
これは非常に難しい質問でした。
毎日使う漆塗りの箸や食器、帰宅後に財布やパスケースを入れる竹の籠、玄関に飾られた書、見回せば作家さんのものに溢れているので、何を取り上げればいいのか非常に悩みました。

今回選んだのは、伊藤亜木さんの小さなグラスです。
予備校時代に母と共に訪れた益子陶器市で求めたお品です。
朝早く車で出かけ、帰宅後に母とお茶をしながら互いの購入品を眺めた午後の西日さえも記憶に残っています。
母とは数えきれないくらいクラフトフェアや陶器市へ赴きましたが、鮮明に記憶に残っているものはそう多くはありません。

「ものを作り、それを売って暮らしていく」その形を具体的にイメージし、目標としていくことのきっかけとなった日だったと、今思い返してそう思います。
暮らしの道具で、はじめて自分で買った作家ものだったかもしれません。
そういった思い出から、今回はこちらのお品を選びました。

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藤田永子さんのお仕事については、20回展特設ページで
『朽ち行くものの美と通じ』
として、取材記事でご紹介しています。
是非、ご覧ください。
→ click

藤田永子さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、中央、galleryらふとの近くです。
作家ページはこちらになります。
→ click

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旅する羊(ホームスパン)

Q1
岩手県雫石町で、ホームスパンに取り組む「旅する羊」こと猪又裕也さん。
「工房からの風」に、どのような作品を出品されますか?

A1
手紡ぎ手織りの毛織物・ホームスパンのマフラーを中心に出品いたします。
足踏み式の紡毛機で糸を紡ぎ、はた織機で手織りする伝統の製法で、一手一手ていねいに制作しております。
手しごとならではの、空気をふんわり孕んだ、軽くて温かい風合いをお楽しみいただけたら幸いです。

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幅1200pixel_商品②_旅する羊

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Q2
工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。
そして、その説明をお願いします。

A2
自宅工房にて使用しているはた織機です。
ホームスパンの技術を1から教えて下さった盛岡の中村工房さんから授かりました。
先代の代表・中村博行さんに直筆のメッセージを頂きました。
岩手への移住を控えた2017年の暮れに突然訪問して以来、
文字通り家族の様に受け入れ接して下さり、惜しげもなく技術指導してくださいました。
そのおかげで今の私があり、感謝してもしきれません。
ホームスパンという文化を一人でも多くの方に伝え、次代に継承することが恩返しと考え、活動しています。
創作の要であり、いつも初心でいさせてくれる、かけがえのない恩師であり大切なパートナーです。

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Q3
自作以外で、大切にされている、あるいは、愛用されている工藝品をひとつ教えてください。

A3
富山県の桂樹舎(けいじゅしゃ)さんの八尾越中和紙の名刺用紙です。
旅する羊立ち上げ当初から名刺に使用させて頂いております。
柔らかな肌触りと豊かな厚みが特徴の和紙で、
東京の真映社さんに版を制作頂き、自宅で活版印刷をして名刺を制作しています。

和紙と活版印刷により凹凸のある楽しい感触が生まれ、ご挨拶の機会から話題を提供してくれております。
宮沢賢治の生前唯一の童話集『注文の多い料理店』が発刊され、
同氏が名付けた社名を今も守り続け、全国の工藝品を扱う盛岡の「光原社」さんにていつも購入し、愛用させて頂いております。

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熱い想いを抱いて、千葉県船橋市から岩手県雫石町へ移り住み、ホームスパンというものづくりと、旅行業を両輪として活動を始めた猪又さん。
そのお仕事は、20回展特設ページでお読みいただけます。
→ click

旅する羊さんのブースは、おりひめ神社の鳥居のほとり。
ホームスパンのあたたかな布がはためくブースが現れますね。

作家ページはこちらになります。
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松島周平さん(木工)

Q1
愛知県豊田市で木工作品を制作する松島周平さん。
「工房からの風」に、どのような作品を出品されますか?

A1
本出展では、リム皿、ボウル、丸盆、高杯など、日々の営みから生まれたどんな料理も受け止めてくれる、軽く手に馴染み、
使うほどに味わいを増す、普段使いのうつわの他、スツール、ランプシェード、キャリーボックスを出品いたします。

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Q2
松島周平さんの工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。
そして、その説明をお願いします。

A2
祖父が戦後すぐに購入した、ガラスを取り付けるときに使っていた小型の玄能です。
お金がない時代に高価な代物だったそうで、特に大切にしていました。生前、自分が家具作りを始めた時に譲り受けました。
ものづくりが好きだった祖父の遺志を継いで、これからも大切に使っていきたいと思います。

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Q3
松島周平さんが自作以外で、大切にされている、あるいは、愛用されている工藝品をひとつ教えてください。

A3
家具作りに目覚めたきっかけともなった、ハンス・J・ウェグナーのアンティークのYチェアです。
佇まいの美しさと、「暮らしの道具」としての実用性を兼ね備えたYチェアは、自分が志すものづくりの指針でもあります。

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木工制作のほか、ご夫婦でカフェとB&Bを営む松島さん。
そのお仕事は、20回展特設ページでもご紹介しています。
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松島周平さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、おりひめ神社の奥。
隣には、Anima uniさんのブースがあります。

作家ページはこちらになります。
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かぜつち模様染工舎(藍染め)

Q1
静岡県伊豆市で、かぜつち模様染工舎を立ち上げた南馬久志さん。
「工房からの風」に、どのような作品を出品されますか?

A1
手紡ぎガーゼストールやふきんやタオル、靴下などをお持ちしますが、中でも亜麻布や手紡ぎ木綿布に型染で様々な紋様を施した正藍型染布をご覧いただけると幸いです。

僕が手がける紋様は大きくわけて、
1.古代布の再現模様
2.自身のオリジナルの模様
の二つに大別しています。

1.は古くから綿々と続いてきた日本独自の紋様の再現をアーカイブ目的でおこなっています。

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2.はオリジナルの模様です。
写真の「草原の馬」という模様は 2.に分類しています。
僕の名前に「馬」という字が含まれる事から、馬という動物に昔から関心があり、コロナが始まる頃から何度も書き直している模様です。

今僕にはコロナの影響を感じる時代を早く駆け抜けて、健やかに生きたい想いがあるかも知れません。
藍染にも抗菌効果があると言われているので、実用を備えたお守りとして活躍することを祈っています。

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Q2
かぜつち模様染工舎さんが、工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。
そして、その説明をお願いします。

A2
スキージと呼ばれるゴムベラの道具です。
型染は木ベラをよく使われるのですが、あえて僕はスキージを使います。

20歳の時に京都の染屋で修行していたのですが、その当時にお世話になった職人から頂きました。
かぜつちを始める前まで、10数年間、大切に保管していました。
丁稚奉公時代は手捺染によるシルクスクリーンプリントの配色やサンプルを、この片手ほどのサイズのスキージで見本をとるのが仕事でした。
当時は早朝から工房の中に入らせて頂き、色んな合成糊を用いた様々なテキスタイルの研究をした思い出は今も鮮明に覚えています。

シルクスクリーンから型染に変わり頭を打つことも良くありますが、当時の経験が助けてくれる場面も多々あります。

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Q3
かぜつち模様染工舎さんが、自作以外で、大切にされている、あるいは、愛用されている工藝品をひとつ教えてください。

A3
大阪の高槻市の奥にある中の畑窯 佐藤夫妻の器です。
ご夫婦ともに沖縄の読谷村で修行を積まれ、地元高槻の土や薪を使い手仕事を行なわれています。
大皿や小皿、一人用の鍋や子供茶碗まで丈夫で収納しやすく、毎日の食卓で愛用させていただいています。
とても大変気に入っていますが息子が1歳になる頃、幾つか割れてしまったので新調したいなと思っています。

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かぜつち模様染工舎のお仕事は、20回展特設頁でもご紹介しましたので、ぜひご覧ください。
→ click

かぜつち模様染工舎さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、中央部、花壇の手前。
すぐ後方の花壇では、藍の花が咲きこぼれています。
藍染めの道具なども持ち込んでくださるので、見ごたえあるブースになることと思います。

作家ページはこちらになります。
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亞人(藍染め)

Q1
沖縄県北部国頭郡で、琉球藍を栽培し、作品作りへと展開する亞人さん。
「工房からの風」に、どのような作品を出品されますか?

A1
亞人の拠点の近くで採取した梶の木(琉球楮)を叩き染色した樹皮のオブジェや、木球を染色したモビールなどの亞人が思う空間にあった方がいいと思う作品を提案しています。
また、全てではないのですがインドの在来種のコットン生地や世界的にも技術が無くなりつつある手紡ぎ手織りの苧麻の生地を利用した風呂敷やバッグなど生活の布ものもご用意しております。
誰かの、たえること無く続いていく生活の中に亞人の《藍》が存在していたら幸いです。

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亞人さんの工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。
そして、その説明をお願いします。

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生地を何回も染色し、その度に綺麗な水で洗っています。
藍染は生地(素材)に藍の色素が付着しており、余分についた色素を洗い落とさなければ次の染色の妨げになりやすいです。
生地を洗っているときは落ちてしまった藍色を見て「あ、もったいない!」という気持ちもありますが、生地(素材)に藍が、ちゃんと付着してくれた姿が見れる瞬間でもあります。
例えとして正しいのかは分かりませんが飼っている山羊が出産したばかりの膜を破った赤ちゃんの山羊を見ているような。。。毎回不思議な気分です。

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Q3
亞人さんが自作以外で、大切にされている、あるいは、愛用されている工藝品をひとつ教えてください。

A3
沖縄では昔は家庭では当たり前に使われていたサギゾーキーという吊る下げ式の竹の食品保存籠。
カゴ類はやはり大好きなのですが下げるタイプになるので実用性も佇まいも美しい。
沖縄の工房スーラから藍の染料と物々交換した時のものです。
彼女にしか出せないワイルドな心がトキメク動きのある竹のラインがお気に入りです。

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画家の祖父様の雅号、亞人を活動名とされた早瀬泉さん。
20回展特設頁でそのお仕事について記事がありますので、ぜひご覧ください。
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亞人さんの出展ブースは、ニッケ鎮守の杜。
花壇の奥の藤棚の近く。(風人さんテントも近くです)

作家ページはこちらになります。
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