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新着情報
- 2024/11/01 director's voice 谷口亜希子さん(染織)より
- 2024/11/01 director's voice 水村真由子さん(木工)より
- 2024/10/31 director's voice 吉田慎司さん(ほうき・風人)より
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2024年10月の記事一覧
「director’s voice」New
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凪ぐ浜へ
第22回 工房からの風
お陰様で無事終了いたしました。
たくさんのご来場をいただき、心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。
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お天気も過ごしやすい曇り空で、来場者様、出展作家の皆さん、作品を介してゆっくり交流を楽しんでくださいました。
お庭の草木が揺れる景色の中、穏やかで、楽し気な表情の方々が満ちて。
これはきっと、行き交う人々皆さんが、幸せな時間が生み出してくださったのだと思います。
:::
今年度出展作家は来年の応募できませんが、再来年2026年にはご応募いただけます。
2026年以降、この場で再会いただけるかもしれません。
第23回 工房からの風 は、2025年の同時期で開催を予定しています。
決定次第、この場からお知らせいたします。
いずれにしましても、一次募集を12月初旬(max25作家を決定します)
二次募集を3月初旬に行う予定です。
初めての新たな、または、2023年以前に出展された作家の方、ぜひ応募をご検討くださいませ。
ニッケ鎮守の杜はこれから、満天星つつじ、エノキ、サクラと紅黄葉シーズン。
花壇には名残のシュウメイギクやホトトギス。
そして、野路菊が盛りとなっていきます。
お近くにお越しの折には、ぜひ憩いにお立ち寄りください。
:::
この場、毎年恒例の出展作家からのメッセージを5,6名ご紹介していきます。
「凪ぐ浜の宝もの」
大波が去ったあとの砂浜にきらめく宝もののような想いをお届けします。
director's voice
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澄み、熱く
第22回工房からの風
開催準備前日を気持ちよく進めました。
願い叶って、この日まで大雨がなかったので地面のコンディションも良好。
予報も、傘マークが退いて、おひさまマークまで出てきました。
曇りくらいが実際には過ごしやすいのですよね。
小春日和もうれしいですけれど。
きっと、気持ちよい二日間になることでしょう。
今日、前日の準備に来られた作家の方々のよき高揚感。
今展への期待感。
ひしひしと感じました。
でも、とがってないの。
円満な高揚感。
どの出展作家の方にも、今後につながる佳きsomethingをその心にともして、工房に戻ってほしいと願っています。
こちらは、ガーデナーの大野八生さんと庭人さんたちが準備くださったお庭の草花。
それぞれのブースで作品を彩ってほしいと水切りをして明日出展作家さんに提供します。
まさに、心を込めての草花。
マップも微調整をして、こちらが最終版です。
そして、ひとつお詫びを。
ご予約サイトに不具合があって、お席があるのに、満席になってしまったものがいくつか。
特に素材の学校が。。。
余席があるワークショップは、当日参加可能です。ぜひ素材の学校、訪ねてみてください。
たくさんの方々と心弾ませ、澄ませ、準備を尽くした工房からの風。
ひとりでも多くの方に体験いただきたいです、この風の鮮やかさを。
ぜひ、皆様と今年の工房からの風、一緒にそよがせたいと願っています。
ご来場をお待ちしています!
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フードのご案内
今回、コルトン広場でフードの出展もあります。
パンのコーデュロイさん。→ click
(26日(土)のみ)
パンセットとバゲットなどを。
(先にパンセット、あとから時間差でバゲットなどをお出しする予定)
売り切れごめん、です。
以前、トキニワカフェ というこの世のものとは思えない❤桃源郷的なカフェを庭人さんと私たちで行っていました。
その時、オリジナルパンを焼いていただいたのがコーデュロイさん。
実は、風人のNさんと旧知でしたり、ワークショップをしてくださる大濱さんのアトリエのご近所だったりと、ご縁もあるのです。
おいしいのはもちろん、センスがいいんですよね、パンの彩り、エッセンス。
そして、地元で知る人ぞ知る若き名店、256(にこむ)さん。
ひょんなことから知って、ぜひ行ってみよう、とお訪ねして、その日に出展を依頼してしまったのでした。
カレーを中心にキッチンカーでやってきてくださいます。
召し上がっていただくお席も近隣にご用意いたしましたので、ぜひに。
カレー
シチューに近い酸味煮込みカレーのポークビンダルと彩り野菜のお弁当
ドリンク
自家製Chai
です。
256さんは、土日、両日出展予定です。
工藝作品巡りのブレイクに。
そして、もちろん、ニッケコルトンプラザ館内の飲食レストランもぜひご利用ください。
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ご予約制:パンチニードルでのワークショップ
ワークショップのご予約承ります。
タッセルの長さは調整できます。
バッグにつけたら、とってもかわいいです!
土曜日→ https://kouboukaranokaze24-event1026-2.peatix.com/view当日席を、ワークショップ開始30分前より開催テントにて受付いたします。
日曜日→ https://kouboukaranokaze24-event1027-2.peatix.com/view
当日席を、ワークショップ開始30分前より開催テントにて受付いたします。
〈ワークショップテント B〉
10:15〜11:15
laglag__「パンチニードルで作るタッセルラグブローチ」 定員10名様 参加費2,500円
〈ワークショップテントB〉
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ご予約制:トークイベント
ご予約承ります。
↓
https://kouboukaranokaze24-event1026-2.peatix.com/view
当日席を、開始30分前より開催テントにて受付いたします。
トークイベント
「おばあちゃんの食器棚+工藝のバトン」
10月26日(土)14:30〜15:00
登壇 稲垣早苗 (工房からの風ディレクター)
ゲスト 山下謙介さん(婦人之友社 編集者)
大野八生さん(イラストレーター・ガーデナー)
吉田史さん(金工作家)
「おばあちゃんの食器棚」(稲垣早苗著)の出版と、「工藝のバトン」展の巡回展開催を機にトークイベントを開催いたします。
工藝を通じて、つながっていく佳きものごと。
作る人の営みを通じて、どなたにもつながるお話しを、出版に関わってくださった方々と共に行いたいと思います。
イラストを描かれた大野八生さんは、どんなことを心がけて描いてくださったのでしょうか?
作り手を代表して、吉田史さんは、どのような箇所にどんなことを感じられたのでしょうか?
「工房からの風」がお好きな方、ぜひ聴きにいらしてください。
ご予約席 15名様 1,980円
「おばあちゃんの食器棚」1冊 ご希望により大野八生さんと稲垣のサイン本をお渡しいたします。
当日席 無料
ご予約、只今承り中です。
↓
https://kouboukaranokaze24-event1026-2.peatix.com/view
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ご予約制:素材の学校(お子様向け)
ご予約お待ちしております。
10/26(土)素材の学校 ご参加予約 *:
https://kouboukaranokaze24-sozai1026-2.peatix.com当日席を、ワークショップ開始30分前より開催テントにて受付いたします。
10/27(日)素材の学校 ご参加予約 *:
https://kouboukaranokaze24-sozai1027-2.peatix.com当日席を、ワークショップ開始30分前より開催テントにて受付いたします。
風人作家が先生となって素材と親しむ子どもの時間。
素材の学校ブース&キッズツアー、今年も開きます。
こちらも事前ご予約制となります。
下記に詳しいご予約についてのご案内がございますので、最後までお読みください。
▼タイムテーブルはこちら▼
■10/26(土)
〈素材の学校 1組〉
木の時間 10:00〜11:00
もくのすけ 「雲のブローチを作ろう」随時(最初の10名様分予約制) 700円
綿の時間 11:30〜12:30
磯 敦子「綿の小さなおまもり」定員8名様 1,000円
紙の時間 13:00〜14:00
森 友見子「ぼく、わたしの種を作ろう」定員10名様 1,000円
木の時間 14:30〜15:30
もくのすけ 「ヨーヨーを組み立てよう」定員8名様 1,500円
〈素材の学校 2組〉
金属の時間 10:30〜11:30
CHIAKI KAWASAKI「打込み象嵌のキーホールダーを作ろう」定員10名様 1,500円
竹の時間 12:00〜13:00
勢司恵美「竹で顔を作ろう」定員8名様 1,000円
金属の時間 13:30〜14:30
CHIAKI KAWASAKI 「打込み象嵌のキーホールダーを作ろう」定員10名様 1,500円
綿と紙の時間 15:00〜16:00
磯 敦子×森 友見子「種のコラージュ」随時(最初の10名様分予約制) 1,000円
■10/27(日)
〈素材の学校 1組〉
木の時間 10:00〜11:00
もくのすけ「雲のブローチを作ろう」随時(最初の10名様分予約制) 700円
綿の時間 11:30〜12:30
磯 敦子「綿の小さなおまもり」定員8名様 1,000円
紙の時間 13:00〜14:00
森 友見子「ぼく、わたしの種を作ろう」定員10名様 1,000円
木の時間 14:30〜15:30
もくのすけ「ヨーヨーを組み立てよう」定員8名様 1,500円
〈素材の学校 2組〉
金属の時間 10:30〜11:30
CHIAKI KAWASAKI「打込み象嵌のキーホールダーを作ろう」定員10名様 1,500円
竹の時間 12:00〜13:00
勢司恵美「竹で顔を作ろう!」定員8名様 1,000円
金属の時間 13:30〜14:30
CHIAKI KAWASAKI「打込み象嵌のキーホールダーを作ろう」定員10名様 1,500円
15:00〜16:00
「工芸作家によるキッズ庭めぐりツアー」定員10名様 1,000円
参加対象:お子様(小学生〜中学生)
お一人での制作が困難なお子様は必ずお付き添い願います。
詳しい参加条件は、各ワークショップブースでお尋ねください。
現在受付中~10月25日(金)18時まで
先着順、定員となり次第受付終了となります。
尚、上記受付期間終了時にお席があるワークショップは、
当日、各回開始30分前より開催テントにて受付をいたします。
お願い:同日同時間帯に重複してのお申し込みはできません。
ご予約決定のお客様へ:当日、各ワークショップ開催テントにお越しください。
開催時間を過ぎますとキャンセルとみなしますので、ご協力をお願いいたします。
参加費は当日開催テントにてお支払いとなります。
天候や状況により急遽開催変更があることをご了承ください。
10/26(土)・10/27(日)
木の時間 10:00〜11:00
もくのすけ「雲のブローチを作ろう」随時(最初の10名様分予約制) 700円
10/26(土)・10/27(日)
綿の時間 11:30〜12:30
磯 敦子「綿の小さなおまもり」定員8名様 1,000円
10/26(土)・10/27(日)
紙の時間 13:00〜14:00
森 友見子「ぼく、わたしの種を作ろう」定員10名様 1,000円
10/26(土)・10/27(日)
木の時間 14:30〜15:30
もくのすけ「ヨーヨーを組み立てよう」定員8名様 1,500円
10/26(土)・10/27(日)
金属の時間 10:30〜11:30/13:30〜14:30
CHIAKI KAWASAKI「打込み象嵌のキーホールダーを作ろう」定員10名様 1,500円
10/26(土)・10/27(日)
竹の時間 12:00〜13:00
勢司恵美「竹で顔を作ろう!」定員8名様 1,000円
10/26(土)のみ
綿と紙の時間 15:00〜16:00
磯 敦子×森 友見子「種のコラージュ」随時(最初の10名様分予約制) 1,000円
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ご予約制:チャリティーの風
チャリティー作品、続々到着中。
作品をご寄付くださった出展作家様の方々 34名様
Oostveld Pottery 木村悠希さん 齊藤智美さん shiro 高橋祐也さん 佐藤牧子さん
渡辺信史さん 佐々木光さん 長谷部陽子さん 増田早紀さん 逢見祥平さん 川端マリコさん
迫田希久さん 天野琴音さん 水村真由子さん 宮﨑眞さん 吉田欣司さん 角舘徳子さん
春日麻衣子さん Taller Uraraka 菅野あゆみさん 谷口亜希子さん 繍 ぬいとり
岸田志穂さん 染と織 樹庵 いゑもり 坂本美奈子さん hada makoto KOHAN
moe matsuda celeste 石毛みほさん Autumn Basket 奥田紀佐さん
風人作家様 8名様
石井宏治さん 大野七実さん CHIAKI KAWASAKI 本間あずささん もくのすけさん
森友見子さん 吉田慎司さん Yu-ten 大野八生さん
ざっくり開梱したところ。
ここから心を込めて!ふたつづつ組み合わせて袋詰めをします。
価格のことをいうのは品がありませんが、どれも3000円ではとても購入できないものです。
コロナ禍前2011年から2019年まで、毎年行ってきたこのチャリティーの風。
毎回、長い列ができて、ご参加できない方が出てしまっていました。
当日の混乱を避けるために、事前予約形式としました。
(当日券も少しでるかもしれませんが、入手困難かもです・・・)
よろしければ、確実にチャリティーにご参加いただける(作品をお渡しさせていただける)ご予約をお願い申し上げます。
→ click
:::
以下、初出時の記事です。
このたびの令和6年能登半島地震により被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。
そして日々、救援・復旧活動にご尽力されている多くの機関・市民の皆さまに敬意を表します。
「工房からの風」では、2011年東日本大震災以降、コロナ禍期間を除き、
公益社団法人企業メセナ協議会が行うGBFund(芸術文化復興ファンド)へ、寄付を行ってきました。
出展作家の方々からご提供いただいた作品をお客様にご購入いただき、その売上金全額を寄付させていただいてきました。
今年は、工藝作家も多く工房を構える能登半島で被災された方々へ届くように、チャリティーを再開させていただくことといたしました。
内容は
今年度出展作家有志+風人作家(企画運営をサポートくださる作家)からお寄せいただいた作品を事務局で集める。
↓
作品内容を見ながら、ひとつ、あるいは複数の組み合わせで、袋詰めを行い、くじ引き用の番号をふる。
↓
おひとり様3000円で、くじを1枚引いていただき、その番号に該当する作品袋をお渡しする。
どの作品袋にも3000円以下にはならないようにお詰めします。
(約4000円~10000円以上になる予定)
但し、お好みに左右されるものですので、その点ご納得の上ご購入ください。
ご寄付での販売ということをご理解の上、お求めくださいませ。
ご協賛いただいた作家名は、25日までにこの場や会場に掲載させていただきます。
ご予約について 修正しました10/18
10月22日(火)正午から予約サイトにてご予約を承ります。
→ click
ご予約された方は、
当日27(日)、本部テント 1 において、お名前をお教えください。
チャリティ参加券をお渡しいたします。(10:00〜14:00)
(14:00以降はコルトン広場/多目的テントにてお渡しいたします。)
↓
チャリティ実施場所 コルトン広場/多目的テント 14:30〜15:00
チャリティ参加券と3000円と引き換えで、くじをお引きいただきます。
引き当てられた番号の袋(チャリティ作品在中)をお渡しいたします。
・15:00を過ぎますとチャリティのご参加ができませんので、ご注意ください。
・50名様分を事前予約とさせていただきます。
当日販売分について 修正しました。10/21
ご予約分以上に、作品袋ができた場合は、当日販売をいたします。
13:30〜本部テント1において、チャリティ参加券を発行いたします。
(ご用意できた作品袋数に達し次第、チャリティー参加当日券発行を終了いたします)
・チャリティ実施場所 コルトン広場/多目的テント 14:30〜15:00
チャリティ参加券と3000円と引き換えで、くじをお引きいただきます。
引き当てられた番号の袋(チャリティ作品在中)をお渡しいたします。
・15:00を過ぎますとチャリティのご参加ができませんので、ご注意ください。
チャリティーの風は、27日(日)のみ行い、26日(土)は行いません。
ご寄付は、現金のみで承ります。
お釣りのないようにご準備ください。
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つくるひとの手−工房からの風景 Index
今展より6名の作家から寄稿いただいた
「つくるひとの手−工房からの風景」をまとめました。
◎この文章は、当日、風人テントで写真と共に展示いたします◎
—-
■ 吉田欣司(木工) これまで
■ 片岡陽子(Taller Uraraka・紅型染め) カタルーニャでの紅型制作
■ hada makoto(木彫) 今日も作っている
■ 川端マリコ(木工) 森を知り、樹を活かすものづくり
■ 上山 遼(dairoku・陶芸) 「日常」の中に閃きを
■ 角舘徳子(こぎん刺し) 彼女たちの時間
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工藝のバトン (galleryらふと)
galleyらふと(ニッケ鎮守の杜内)での企画展
「工藝のバトン」
こちらは、変則展開になります。
時間 : 11:00ー16:00(入館は15:30まで)
入館料: 100円 (GBFund 公益社団法人企業メセナ協議会/芸術文化復興ファンドに全額寄付いたします)
※ ご入館時には、靴をぬいでお入りいただきます。
※ 26日(土)11:00 – 13:00は、ご予約の方のみご入館いただけます。ご予約は満席となっております。
ご予約時間以降は、入館者数を調整させていただきながらご案内いたします。
場合によっては、お待ちいただく場合もございます。
※ 作品は展示販売いたします。
但し、クロヌマタカトシさんの作品のご購入はおひとり様1点のみとさせていただき、会期終了後の発送とさせていただきます。
:::
と、すみません、いささかややこしい展開でのお願いとなっております。
しかし、ぜひ、ご覧いただきたい企画展です。
ご入館いただきました方には、6作家が今展に寄せた文章のプリントをお渡しさせていただきます。
祖父母、両親、師匠など、前の世代から受けた印象的なエピソードが綴られた読み応えのある文章です。
作品は、下地康子さん、富井貴志さんの作品が特に充実しています。
タイミングによってすんなりお入りいただけるかと思います。
ぜひ、お立ち寄りになってみてください。
以下は、初出時の文章です。(一部修正しております)
:::
「工房からの風」に出展経験があり、現在意欲的に制作、発表活動を続ける6人の作家によるミニ企画展です。
10月5日(土)6日(日)福岡県粕屋郡の「御料理茅乃舎楽舎」((株)久原本家)において開催された展覧会の巡回展となります。
(一部作品は変更されます)
会場:ニッケ鎮守の杜 galleryらふと
日時:10月26日土曜 11:00 – 16:00 但し11:00 – 13:00までは、ご予約制/15:30にて入館締め切り
10月27日日曜 11:00 – 16:00 /15:30にて入館締め切り
ご予約は満席となっております。
出展作家(順不同・敬称略)
大谷桃子(陶芸/滋賀県)
松塚裕子(陶芸/東京都 )
富井貴志(木工/新潟県)
下地康子(染織/神奈川県)
クロヌマタカトシ(彫刻/神奈川県)
勢司恵美(竹細工/茨城県 )
茅乃舎さんのHPにて、丁寧な企画頁がございます。
ぜひ、ご参照ください。
→ click
お願い
「galleryらふと」入館に際して、100円を寄付金としてお納め願います。
(寄付先:能登半島地震・芸術文化復興支援GBFund)
掲載画像のうち、展示されないものもございます。
追記
福岡粕屋郡 御料理茅乃舎楽舎での展示
すばらしい時間とひととの出会いに恵まれました。
茅葺き屋根も、活けられる草花も、初夏には乱舞するという蛍が舞う小川の維持も。
すべて佳きものをつなげたい、伝えたいという思想のもとに育まれているものでした。
流行りや、ポーズや、張りぼてなどではなく、ほんものの。
働いていらっしゃる方々も皆様素晴らしく、誇りと愛を持ってこの場にいらっしゃるのだということが伝わってきました。
料理長様には、松塚裕子さんの器もご購入いただき、さっそくすばらしい秋の恵みを盛っていらっしゃいました。
ご許可をいただきましたので、こちらでスナップ写真を。
器をお選びになられたときに、「何を盛られますか?」とスタッフが尋ねたところ、
「無限大です」
とお答になられた料理長。
陶芸作家と料理人との想いが通ったひとときでした。
福岡出身の松塚裕子さんは二日間在廊くださり、豊かな出会いを重ねていらっしゃいました。
「工房からの風」にも、日曜日午後にお越しくださる予定ですので、その時に様子などぜひお尋ねになってみてください。
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彼女たちの時間 角舘徳子さん(こぎん刺し)
今展より6名の作家から寄稿いただきました。
「つくるひとの手−工房からの風景」
:::
彼女たちの時間
角舘徳子
いつも自由になりたかった。
制約から逃れ、役割から逃れ、自分ではないものになりたかった。
旅に出ようと思った。
約束事の多いこぎん刺しからできるだけ離れたい一心で。
遠ざかるために走った、泳いだ。風を切り水を切り。
身を置く場所を変えてもみた。
今まであったことのない人たちに会い、もまれ働いた。
少し自由になった気がした。
けれどクタクタになって体を横たえるとき、無我夢中でつくる日々をどこかで懐かしんではいなかったか。
布の目に忠実なのは、なんだか格好悪く思えた。
あるときはキャンバスを前に、粘土を前に、形を作った。
いつしか私は一定の形を刻んでいることに気づいた。体の中にあるリズムに突き動かされている。絵画の筆の跡は、彫刻の指の跡は、針目にとてもよく似ていた。
制作に明け暮れた日々を懐かしく思い出す。
こぎんを刺す間、私は目と手だけの存在になる。そこに思念はなく、空っぽの頭に時々音楽が流れるだけ。私の求めていた自由とは自己を忘れることではなかったか。
三年前、遠ざけていた子供を産んだ。
何一つ思い通りにならない毎日。
けれど、大嫌いだった、再び何かに縛られる日々は、なぜだか心地よかった。
死なせてしまうのではないかと恐れていた子供は、とても弱々しかったはずなのに、自分の持つ、生きる力で今日も起き、食べ、排泄をしたり、たどたどしい言葉で話したりしている。
”ありがたい”何かに感謝する。
神に?日々に?家族に、支えてくれる人に。
流れる音楽に、取り囲む美しいものたちに。
今日も揃って息をしている。それだけで満足してしまえるようになった。心底生きにくいと感じていた世界がやさしくなった。
寝静まった夜、ふと思う。過去の彼女たちはどんな気持ちでこぎんを刺していたのだろう?家族のため?自分のため?それは自己表現の為だろうか。
今ならわかる。彼女たちは離れたいから刺すのだ。
無になって、母親でもお嫁さんでも、自分でもなくなって、瞑想の中でただ刺す。手と、目だけの空っぽの頭で。クタクタの体。きっと横たわれば1秒もしないで眠ってしまう程の。けれど横にはならず腰掛けて針を持つ。
その自由は、私も求めていたものに違いなかった。だから刺している間、私と彼女らは確かに繋がっている。愉しく自由でたまらなく愛おしい時間のために、そして生きるために。
今日もこぎんを刺している。
そういうことに決まっていたのだと思う。