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2014年10月の記事一覧
「director’s voice」New
director's voice
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calummaさん 鍛金 埼玉
とうとう出展作家のご紹介も最後となりました。
最後二人が金属女子!となりましたね。
小さなものと大きなもの。
締めは大きなもの、ガテン系の鍛金、
ブラックスミスのお仕事でもあるcalummaさんです。
:::
Q
calummaさんは「工房からの風」に、どのような作品を出品くださいますか?
A
日々の風景に溶け込むものづくり を大切に制作しています。
暮らしの中で使うもの、鏡やアクセサリースタンド、フックなど出品します。
冬支度~温かい風景を思い浮かべながら燭台や花器も制作しています。
制作した家具も展示の中に登場しますので、
ブース全体を楽しんでいただけたらうれしいです。
「職人」として、がっつり働いてきたcalummaさん。
どっしりとした鍛鉄の作品も自在に制作なさいます。
ご本人はまったく自覚なさっていないよう?ですが、
とっても女子力豊かな方でしたので!
ぜひご自身が使いたいものなどを制作なさってみては。。。
と投げかけてみました。
その成果が、「工房からの風」で皆様に見ていただけそうですね。
:::
Q
出展が決まってから、calummaさんご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
ありました。
というのはしっくりこないのですが、
現在進行形で、変化に向かっていることを実感しています。
展示が終わってから、自分の中の変化と向き合うのが楽しみです。
ものを作る仕事は、急にがらりと変われるものではないと思うのです。
心の変化を手に映し出し、それを形にしていくのには、時間が必要ですね。
企画者の投げかけを、いつも真剣に受け止めてくださって、
でも、それをすぐに形にできないことをすまなそうにおっしゃるのですが、
そんなことはちっともすまなくないんですね。
じっくり、calummaさんのかたちを生み出していってほしいと願っています。
:::
Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
calummaさんの大切にしている言葉を教えてください。
A
茨城のり子さんの言葉、秋野不矩さんの言葉・・・好きな言葉はたくさんありますが
この質問をいただいた時、浮かんだ言葉は
金子みすずさんの「みんなちがって、みんないい」でした。
「工房からの風」への出展が決まり、作家さんに会い、
作品に触れ、そこには気持ちの良い空気があり、
不安よりワクワクが大きくなり、シンプルなこの言葉とリンクしました。
「みんなちがって、みんないい」
会場で過ごす2日間がとても楽しみです。
わあ、そうですねー。ほんとうに。
それぞれが十全にあって、それぞれが美しいものが集まって、
さあ、今年はどんなオーケストラに、雑木山に、百花園になるのでしょうか。
calummaさんからのメッセージ、締めにふさわしかったです!!
calummaさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、花壇の奥。
艶やかにたくましい作家と作品に、ぜひ出会ってください。
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佐々木ひとみさん 金属装身具 東京
LCFさんに続いては、同じく二回目の出展となる佐々木ひとみさんです。
Q
今回、ひとみさんは 「工房からの風」に、どのような作品を出品くださいますか?
A
いろんな国で集めた変わった宝石と彫金の動植物を組み合わせたアクセサリー。
あとは 動植物や昆虫の模様が彫られたスプーンやフォーク、
いろんな風景に見立てた小皿やブローチなど自由に遊んだ一点ものも持って行きます。
ベルギー アントワープ王立芸術アカデミー ジュエリー科に在籍中には、
HRD Awards 2007 (アントワープダイヤモンド 国際コンペ)で
ファイナリスト受賞もされた佐々木さん。
そのイマジネーション、表現力、技術力を、
日本に帰国されてから、こつこつとかたちにされています。
:::
Q
再び出展が決まってから、佐々木さんご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
2011年に初めて出展して以来の2回目だったので
『その時と違う何か、成長した何かを、、、』
と構えていたのですが、『自分の好きなワールド全開で!』という言葉をかけてもらって
作ることや描くことがもっと楽しくなりました。
ええ、ほんとうに!
佐々木ひとみさんの世界観、ワールドは、圧倒的に佐々木ひとみさんなのです。
無難にしないで、もっと、もっとそのワールドを
思いっきり描き出してほしいと心から希っているのです。
:::
Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
ひとみさんが大切にしている言葉を教えてください。
A
『わたしのワンピース』
『飛ぶ鳥とめる 絵にしてとめる』
『蝶のように舞い 蜂のように刺す』(誰かを倒したい訳ではありません!)
わぁ~
なんとも不思議ちゃんオーラが醸し出されておりますが、
どれも、佐々木ひとみさんとお会いすると、ぴったり!な感じです。
『飛ぶ鳥とめる 絵にしてとめる』
なんて、表現者としては、ぐっと来ますねー。
佐々木ひとみさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜の手仕事の庭、花壇のほとり。
お隣は、藍の戸塚みきさんです。
青空のもと、ひとみさんワールド全開で、皆さんを心地よく刺激して!くださいねー。
director's voice
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LCFさん 金属装身具 東京
複数回出展6名のうちのおひとり。
LCFさんです。
:::
Q
LCFさんは、「工房からの風」に、どのような作品を出品くださいますか?
A
シンプルで身に着けやすいシーグラスを使った作品や、
天然石の原石、ちょっと変わった研磨をした鉱石を使った装身具を出品します。
大胆なフォルムも、彫金技術を丁寧に用いて作られているために、
品のある逸品に仕上がっているのがLCFさんのジュエリー。
石の魅力を金属の技術が支えているのですね。
:::
Q
出展が決まってから、ご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
2011年に初めて「工房からの風」に出展させていただきとてもよい刺激を受けました。
あの出展が終わってから今年まで、日々僕は準備していたように思います。
2回目の「工房からの風」。
お客様に僕の変化を感じていただけたらと思います。
LCFさんは、8月のプレ展覧会の日本橋三越展にも参加いただき、
さまざまなお客様にもとても認められていらっしゃいました。
今展を通して制作を高めてくださることが、とてもうれしく思います。
それにしても
「あの出展が終わってから今年まで、日々僕は準備していたように思います」
なんて、なかなか書けないですねー!
:::
Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
LCFさんの大切にしている言葉を教えてください。
「身に着ける人にとってなくてはならない宝物になるようなジュエリー」
をコンセプトに日々作品を制作しております。
量産ものには絶対に出せない1点物ならではのよさを追求して、
皆様に作品を楽しんでいただけたらと思います。
そうですね。
ところで、LCFさん、今回まじめーに回答くださっていますけれど、
本当はもっとユニークな文章力のある方なのです。
次回は?ぜひ、そのあたりもご紹介できたらと思います。
LCFさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜の花壇の近く。
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古木裕子さん 布バッグ 埼玉
作家のご紹介もあとわずかですね。
今回はニッケ鎮守の杜に入ってすぐ、
ちょっと小高い丘?のうえで展示をする古木裕子さんです。
Q
「工房からの風」に、古木さんは、どのような作品を出品くださいますか?
A
ざっくりとした素朴な風合いの綿と麻に、
手染のこっくりとした色合いの布を組み合わせたバッグです。
長く使うことで生まれる表情にまで、愛着を持って頂けるように。
持ち手やポケット、バッグの底など、
細かなところを大切に仕立てています。
手染布の色の組み合わせは、色の遊びというのでしょうか。
パッと見たときに心が弾むような、
愉快なバッグだなぁと感じてもらえたら嬉しいです。
服作り、縫製のプロのお母様のもと、ミシンに親しんできた古木さん。
仕立ての丁寧さには、特に心を配っていらっしゃいます。
:::
Q
出展が決まってから、ご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
これからもずっと作り続けていきたいもの。
そう思えるものを作りたいと心に留めるようになりました。
そして、作家名をすっきり名前にしたこと。
どこかふわふわとしていた気持ちが定まった気がします。
どこか自信なさげだった古木さんですが、こつこつ制作を重ねるほどに、
笑顔がいっぱいになってこられたような気がします。
お天気のお庭で、カラフルな布バッグがはためくのが、楽しみですね!
:::
Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
古木さんが大切にしている言葉を教えてください。
A
「ひとつ、ひとつ」
忙しく手を動かしているときほど、唱える言葉です。
布を染めて、裁断して、縫う。
ざっくりと分けるとシンプルですが、細かな工程の積み重ねで仕上げていくバッグ。
どの工程もひとつ、ひとつ。
きちんと進めていかないと、最後に残念なことに・・・。
慌て者の自分を落ち着かせるため、(笑)勇気づけるための言葉です。
同じく慌て者としては、共感しきりです。
古木さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、入ってすぐの小高い丘。
スタッフ間では、王様の丘!と呼んでいるところ。
下々を見渡して!気持ちよく展示をしてくださいね!
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鴫原利夫さん 手製本 千葉
今回は、一般的に工芸のジャンルでとらえられているもの以外の作り手
の方々も多く出展いただきました。
Q
鴫原さんは、「工房からの風」に、どのような作品を出品くださいますか?
A
糸かがりによる手製本です。
工芸製本というよりは、もっと日常的なものをご案内します。
文庫本の半分サイズの「はん・ぶんこ」の本やノートを中心に、
洋古書をミニチュア化した豆本、文庫本サイズのノート等を準備しています。
背表紙がなく糸でかがっただけのシンプルな造本ですが、
使い勝手と使い心地を追求した結果たどり着いたカタチです。
機械で作られた本に対する「不満」から手製本を始めたので、
「こうでなければならない」という視点よりも、
「こうであっても良いのではないか?」という発
想がもとになっています。
製本、ルリユール、ということで選考させていただいたつもりだったのですが、
私が思っていたそれとは違っていたことに気づいて、
正直にお書きすれば、たぶん、お互い想いのすりあわせにぎくしゃくしたように思います。
でも、それは決して不毛なことではなくて、そのことを通して、
鴫原さんはご自身のお仕事を見つめられたことでしょうし、
私も自身が想うものづくりのことを、あらためて確かにできたように思います。
鴫原さんが綴じる「はん・ぶんこ」のアイデアから、
今回の出展者有志による「手の本」が生まれたことが、何よりの実りでした。
これについては、あらためて別のエントリーでご紹介いたしますね。
:::
Q
出展が決まってから、ご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
技術的にはさほど変化が無いというか、
いまでも満足なモノがなかなかできないのが悩みです。
「作品を売る」ことよりも
「本を作ること」を案内したいなと考えていました。
製本そのものは裏方的な仕事なので、作品としておもてに出すよりは、
カタチにする手伝いのほうが「しごと」として意味があるのかな、と。
それが一つのカタチになったのは大きな収穫でした。
あとは「プロ」を意識するようになったこと。
以前は語学のプロの端くれだった(完全に過去形)のですが、
手仕事のプロ、書物のプロでありたいなと、時間はかかるだろうけど・・・
:::
Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
鴫原さんが 大切にしている言葉を教えてください。
A
Mon livre rien qu’à moi.
いせひでこさんの絵本『ルリユールおじさん』にあるフレーズです。
ポストカードを書棚に飾っています。
「わたしだけの本」のフランス語訳です。
もうひとつ、「天衣無縫」の書です。
8月の三越展のとき、予告ブログで気になって、どうしても欲しくなり
初日に駆けつけて求めたもの。
「工房からの風」つながりで素敵な作品に出会えました。
2011年に出展くださったデザイン書家の国分佳代さんの書ですね!
出展年度が違っても、こうして交流していただけることが、
「工房からの風」を続けてきた喜びのひとつです。
鴫原利夫さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜の東側。
花壇のほとりの小さなテントです。
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花岡央さん ガラス 岡山
今回ガラスの出展者は5名の方。
トリでご紹介させていただくのは、花岡央さん。
ヒロイスタジオという名の工房を岡山にひらいた作家です。
:::
Q
花岡さんは、「工房からの風」には、どのような作品を出品くださいますか?
A
秋冬のテーブルを暖かく演出するような、
カラフルかつスリットを生かした”ren”シリーズ。
日本家屋の戸や窓にみられる縦格子、
連子(れんじ)をモチーフにしています。
テーブルウェアだけでなくペンダントライトや
キャンドルホルダーなどの灯りもお届けします。
もう一点、自家製の”お米”をガラスに熔かしこんだ、
ブルーのガラス”GRICE”(グライス)シリーズ。
備前焼や土地の歴史から生まれた物語と共に、
秋晴れの空の様な爽やかなテーブルウェアをご覧ください。
フォルムがしっかりとして、佇まいが美しいガラスの器ですね。
グライス!とは、ネーミングもユニークで。
ぜひ、光にかざしてご覧になっていただきたいです。
:::
Q
出展が決まってから、ご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
独立から半年もたっていない頃に出展の機会をいただいて、
とても嬉しい反面、まだまだ作風を確立できていない自分自身に不安を覚えました。
それからの今までの7か月間、「工房からの風」のミーティングはもちろん、
様々な展覧会を通じて多くのことを学び、
作風と言えないまでも、少しずつ自身の考え方と方向性を作品に表せるようになってきました。
オープンから約1年、一区切りを迎えるこの時期に
私自身の成長を皆さまにご覧いただきたいと思います。
「工房からの風」当日までに、何度も通信などのやりとりがあるのですが、
それぞれに個性があって、そこはかとその人となりも感じていきます。
花岡さんはいつも丁寧に対応してくださって、
人とのやりとりを大切にされる方なのだなぁといつも感謝していました。
独立したばかりとのことですが、
しっかり今までガラス工房で働かれたことを礎に、
今展も追い風のひとつとして、ながく央やかに続く制作を
深めていただければと思っています。
:::
Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
花岡さんが大切にしている言葉を教えてください。
A
「あせらず、ためらわず」
大学時代の恩師から届いた年賀状に、一言添えられていました。
常に周りと比べてあせり、
常に自身の決断にためらいながら生きてきた私に
一歩を踏み出す勇気を与えてくれました。
何度も訪れる選択の時に、
いつも抑制と肯定と希望を同時にくれるこの言葉に救われています。
抑制と肯定と希望
思わず、メモしてしまいました。
(このランプ、飴釉みたいで、きれいですねー)
花岡央さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜に入って、レンガ道のすぐのところ。
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ワークショップ&デモンストレーション
ご案内、こちらからさせていただきまーす。
(画像、作家の方々よりいただいています)
【ワークショップ】
まずはお子様向けて、工芸素材に親しんでいただくためのワークショップテント。
<素材の学校|コルトン広場>
対象:小学生以上のお子様
※中学生未満のお子様は、必ず保護者同伴でのご参加をお願いいたします
◆くるみボタンの時間
TETOTE 『くるみボタンを作ろう』
10:15~11:00 定員各20名 500円
◆金属の時間
Anima uni 『3つの金属を叩いて作るペンダント』
11:30~12:15 定員各10名 1000円
◆木の時間
菅原わかこ 『木片からの手紙』
12:45~13:30 定員各10名 1000円
+送料
◆箒の時間
吉田慎司 『豆箒を編もう』
14:15~15:00 定員各5名 2000円
◆紙の時間
森友見子 『再生紙で作るカラフルカップ』
15:30~16:15 定員各10名 1000円
こちらは一般向け(お子様向けも一部ございます)
<WORKSHOP A|コルトン広場>
◆アトリエ倭 『木のおもちゃ・なぞなぞつみき』
10:00~12:00 随時受付/13:30~15:30 随時受付 1200円
<WORKSHOP B|コルトン広場>
◆nomama『機で織るミニマフラー』
10:15~11:45/13:00~14:30 定員各5名 4500円
◆nomama
『機で織るポットマット』
15:00~ 随時受付 1000円
<WORKSHOP C|コルトン広場>
◆Ohama 『手縫いで作る革のキーホルダー』
10:30~11:30/12:00~13:00/15:30~16:30 定員各6名 2000円
◆藤武美輪 『刺繍のブローチを作る』
13:30~15:00 定員各5名 2000円
<WORKSHOP D|コルトン広場>
◆勢司恵美 『真竹で四海波籠を編む』
10:30~11:30/14:00~15:00/15:30~16:30 定員各8名 3500円
◆吉田慎司 『豆箒を編もう』
12:15~13:15 定員各5名 2000円
<WORKSHOP E|galleryらふと前>
◆大野八生 『庭の恵みのハーブリース』
14:00~15:30 定員各8名 1500円
<原 亜樹子 |コルトン広場>
『和菓子の時間』 各回11:30~受付開始
◆13:00~13:30/15:00~15:30 定員各12名 750円
「出展作家さんの器で和菓子を楽しむお茶席」
ご予約は当日11:30よりブースにて承ります。
老舗2店の和菓子(切り口の美しい棹菓子と野菜菓子)を
お茶と共にお楽しみいただきます。
※ワークショップのお申込は、各回開始30分前より開催ブースで行います。
(19日 原 亜樹子『 和菓子の時間』 をのぞく)
また、状況により急な変更の節はご容赦ください。
※天候や状況により、急遽変更があることをご了承ください。
※お一人での制作が困難な方(お子様など)は、お付き添いの方とご参加ください。
※詳しい参加条件は、各ワークショップブースでお尋ねください。
30分前に受付を始めますので、ぜひに!と思うワークショップがござましたら、
まず、それ以前にご希望のワークショップテントにお出向きいただき、
様子を確認されることをおすすめします。
潤滑で公平な運営を心がけるために30分前からのお申込みで統一しておりますが
(随時のものと、原亜樹子さんをのぞく)
お並びいただいても、あきらかにご参加に無理な場合もあるかと思います。
現状でご判断いただきますよう、お願いいたします。
【デモンストレーション】
<男の仕事場|ニッケ鎮守の杜 おりひめ神社奥>
◆羽生直記 10:00~10:30 『金属をたたくしごと』
◆菅原博之 10:50~11:50 『木のカトラリーができるまで/荒加工』
◆藤武秀幸 12:10~13:30 『椅子を張るしごと』
◆羽生直記 14:00~14:30 『金属をたたくしごと』
◆菅原博之 14:50~15:50 『木のカトラリーができるまで/鉋削り仕上げ』
<WORKSHOP E|galleryらふと前>
◆松塚裕子 13:00~13:15 『陶皿に文様を彫る』
director's voice
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田中大喜さん 陶芸 滋賀
今回の陶芸作家は11名。
クラフトフェアと呼ばれる会では、少ないほうですねきっと。
それぞれご自分のお仕事をまっすぐに見定めて進む方たちの作品。
じっくり、味わってご覧ください。
陶芸作家のトリ?は、二回目の出展となる田中大喜さんです。
:::
Q
田中さんは、今回の「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?
A
和洋問わず、古いものが好きです。
自ら作る器がそれらのものと馴染み、響き合えるものであればと思っております。
それは時に普段使いのマグカップであったり、ハレの日の向付けであったり。
今回の展示はアイテムは絞らずに色々と並べてみたいと思っています。
それぞれの釉薬の溜まり具合、色の奥行など一つ一つの表情を手に取って、
じっくりと眺め楽しんでいただければと思っております。
Q
出展が決まってから、田中さんご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
‘’責任感‘’を強く意識し始めました。
12回目を迎えられる本展。
これまでの出展者や毎年楽しみに来場されるお客さん。
そして主催者の方々の積み重ねてきた思い。
それらをキチンと受け止め、次の出展者に繋げていかなくてはと・・・。
えっ~!
あ、ありがとうございます~!
なんて、こちらが照れてはいけませんね。
ほんとうにありがとうございます。
田中さんがよいお仕事を深められて、作家としてより高みに進まれることが、
「工房からの風」にとっても、一番のうれしい実りです。
田中さんのような想いが行き交う時空で、
作り手、使い手、つなぎ手の方々が豊かな出会いを育めたら、
とっても幸せな展覧会ですね。
:::
Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
田中さんが大切にしている言葉を教えてください。
A
as it is美術館のポスターが作業台の正面にあります。
as it isの意味はたしか‘’何事にもとらわれず、あるがままに‘’と勝手に解釈していますが・・・。
(※そういえば今年よく耳にしましたね‘’ありのままの・・‘’)
常に意識している訳ではないのですが、何かに迷ったり立ち止まった際、
最終的にこの言葉に救われている気がします。
それはモノヅクリにおいても、それ以外のことでも。
作ること、暮らすこと、生きること。
すべてはつながって。。。
田中さんからのメッセージ、響く方が多いのではないでしょうか。
田中大喜さんの出展場所はニッケ鎮守の杜に入って、レンガ道に沿った場所。
「あたりのつよい場所」と呼ばれている?ところです。
田中さんのシンプルで美しい佇まいの器が、来場者の方々を迎えてくれることでしょう。
director's voice
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長野大輔さん 陶芸 高知
大分の垣野さんと同じように、農業をしながら陶芸をする方がもうおひとり。
高知の長野大輔さん。
80年代生まれの若い作家です。
Q
長野さんは「工房からの風」に、どのような作品を出品くださいますか?
A
食器を軸に小さな花器なども出展します。
粉引きや木灰の釉薬などです。
使って愉しいうつわを手から手へ。
根源的な仕事を若々しさをもって進めるひと。
ささやかな大きさの碗やカップにも、ダイナミックなちからがひそんでいるようです。
:::
Q
出展が決まってから、長野さんご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
はい!結婚しました笑。
「工房からの風」が追い風になりましたね笑。
笑って照れをごまかしてる??
おめでとうございます。
追い風、ますます引き寄せてくださいね。
:::
Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
長野さんが大切にしている言葉を教えてください。
A
『半農半陶』
が僕の人生のテーマです。
暮らしと仕事のサイクルが「土」を真ん中にして心地よく循環していると感じています。
やきものと畑は繋がっていますね。
ご実家が農家の長野さん。
自然の恵み豊かな中で育ったことが、長野さんの原点で、
それを人生の柱に据えて陶芸にも取り組まれています。
これからさまざまな出来事に巡り合うことと思いますが、
根っこを大切にする思いは、進む道の櫂になりますね。
長野さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜に入って下草の上。
木工の岩野彩さんと隣です。
director's voice
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垣野勝司さん 陶芸 大分
今回ご紹介する出展者は、遠く九州から。
2012年、千葉より大分県国東半島に移住して、
「くにさきかたち工房」を開いた陶芸の垣野勝司さんです。
:::
Q
「工房からの風」には、どのような作品を出品くださいますか?
A
現在、田、畑を耕作しています。
作品は、土に根ざした生活の中で、身近に手に入る材料を使って作っています。
「わらのうつわ」は自分で作っているお米の藁を利用していて、
備前の火襷にヒントを得て作っています。
「きなりのうつわ」、「しのぎのうつわ」は薪ストーブの灰や、砂浜の砂鉄を使って釉薬を作っています。
「ペルシャシリーズ」は以前は、赤いものを作っていたのですが、
地元の方との話の中で、「国東の海の青はむらさきがかっているんだよ」という言葉から、
青いものを作り始めました。
基本的に普段使いの器が中心に出品する予定で、
古いものも好きなので、出土品のような陶小物(一輪挿し、動物小物)も出品します。
さまざまなシリーズで展開されていて、見ごたえありそうですね。
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Q
出展が決まってから、ご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
今まであまり、他の作家さんとの繋がりがなく制作していましたが、
最近は他の作家さんがどのような考えで、ものつくりをしているか、とても興味があります。
今回参加することで、たくさんの出会いがあることを期待しています。
遠く九州からの出展。
ぜひ、今展を介して、新たな佳き出会いを結んでくださいね。
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Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
垣野さんが大切にしている言葉を教えてください。
A
足るを知る、
自然から学ぶ。
移住した一つの理由は、最後は自然から学ぶしかないのかなと思ったからです。
シンプルに暮らして、自分の感度を上げていった先に、何を感じるか、何が作れるか。
まだ、全然、よくわかりませんが、日々淡々と暮らして、作っていきたいと思っています。
くにさき半島に移住して何ヶ月かは、
本当に時間が止まったような静かな場所だと思っていたのですが、
だんだんと、色々なことを感じるようになりました。
半島暮らしは「ノイジー」だなと思っています。
なつかしい潮風、静かに襲いかかる新緑、雨後の川のざわめき、
朝露にぬれる稲穂のにおい、沖の涛音、空気をゆらす鳥たちの羽音、その他。
そのような、「自然のノイズ」が、感じられるような作品を作りたいです。
東京の美術大学を出られた方の多くの進み方とは異なる、
独自の歩みをなさる垣野さん。
「最後は自然から学ぶしかないのかな」
という言葉には、確かな重みを感じます。
そして、自然をノイジーと感じ、そのよきノイズが感じられる作品作り、
という想いに共感を覚えます。
どんな作品と出会えるのでしょうか?
まだ、きっと途上のことと思いますが、ゆっくり、じっくり育まれることと思います。
垣野勝司さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、手仕事の庭の花壇の奥。
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