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2014年10月の記事一覧
「director’s voice」New
director's voice
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岡田晶子さん 陶芸 神奈川
スペイン階段前のブースの陶芸作家からもうおひとり。
岡田晶子さんです。
:::
Q
岡田さんは「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?
A
小さな磁器の器ものを中心に出展します。
呉須の細かい点々の絵付けの盃や豆皿、
金魚の絵付けの角鉢、などの食器の他、
小さな角鉢を使った針山も出展予定です。
針山に付属するマチ針の頭も磁器で作ります。
使っても飾っても、楽しんでいただけたらいいなと思っています。
「工房からの風」には、針仕事が好きな方もたくさん来られます。
他にも、愛らしい小さな作品が、いろいろぎゅっと詰まったブースになりそうですね。
:::
Q
出展が決まってから、岡田さんご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
小さな、青系の絵付けのものを作ることが多いのですが、
今回は、会場のコルトンプラザの秋の青空や、草木の豊かな庭に合うように、
少しだけカラフルで、はなやかな、楽しい色合いに挑戦してみたい気分です。
金魚も岡田さんのメインのモチーフのようですね。
華やかな赤絵なども青空のもと、きっと映えることでしょう!
:::
Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
岡田さんが大切にしている言葉を教えてください。
A
言葉よりは、好きなビジュアルのものを工房の壁に貼りとめていることが多いです。
制作に影響を与えているか分かりませんが、作業中常に目に入るからです。
今は青森の三内丸山遺跡出土の、骨で作った道具の写真のポストカードと、
相撲の番付(白黒で、筆文字がびっしり)が壁を占領しています。
す、相撲の番付!
ちょっと意外でしたけれど、でも、なんとなく納得のような。。。
岡田晶子さんの出展場所は、コルトン広場スペイン階段前。
対面には、革のaffordanceさんがいらっしゃいます。
director's voice
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野上薰さん 陶芸 神奈川
野上薰さん。
すでに作家活動も長い、「工房からの風」の中では
ベテランの作家の方です。
:::
Q
野上さんは「工房からの風」には、どのような作品を出品くださいますか?
A
昔からつくり続けている「ひもづくりの器」と最近つくり始めた「染付の器」を出品します。
ひもづくりは古来からある技法ですが、ひもの目をあえて残し、
象嵌することにより、ひも目を強調しています。
器の外は焼き締めなので、プリミティブな印象があるようです。
染付の器は、帽子や雲、家や浮き輪などのかたちをしています。
少しユニークですが、シンプルに普段の食卓に使いやすい器を目指しています。
かわいくなりすぎないように気を付けています。
野上さんの作品の印象は、こちらの作品なのですが、
これからご紹介するシリーズと、幅広く制作されていらっしゃるのでした。
:::
Q
出展が決まってから、野上さんご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
出展が決まり、2回のミーティングを重ね、
多種多様な作家さんと交流を持つことが出来て、とても刺激的でした。
「工房からの風」に公募した理由に、
不特定多数のお客様と接したいということがありました。
そのような機会をいただき、実際にお客様と接することにより、
なにか変われることを期待しています。
長い作家活動の中では、ファンの方々が支えてくださることが喜びであるとともに、
新たな方々との出会いの中で、
新鮮に作品と出会ってほしいと思う気持ちが膨らんでくることと思います。
「工房からの風」には、たくさんの方々がやって来られますので、
さあ、どんな出会いがあることでしょうか。
:::
野上さん、好きな言葉を一所懸命考えてくださったのですが、
ピンと浮かばず、ノーアンサーにしてくださいと。
なんだか、それはそれで真面目な方なのだなぁと思ったのでした。
野上薫さんの出展場所は、コルトン広場スペイン階段前。
モニュメントに向かって広やかな場所です。
そして、ホームページはこちらになります → ☆
director's voice
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affordanceさん 革 神奈川
affordance
アフォーダンス
とお呼びします。
何の意味??と思われたでしょうか。
私も思いました。
少し長いですけれど、affordanceさんのHPに書かれていた文章を引用させていただきますね。
affordance= 行為を引き出す (心理学者J・J・ギブソンが作った言葉です。)
全ての“物事”・“環境”が“動物”の 行為をうながしている。というとらえ方です。
例えば
目の前に1つのおにぎりがあります
おにぎりはあなたに“食べる”という行為を引き出します
目の前にいくつかのおにぎりがあります
1つはあなたの大切な人がにぎったおにぎりです
大切な人がにぎったおにぎりがあなたに“食べたい”という感情を引き出します
何気ない日常の中で生まれる様々な行為
affordanceはそのきっかけの一つになりたいと考えます
そんな思いをこめてネーミングをされた革工房です。
:::
Q
affordanceさんは、「工房からの風」には、どのような作品を出品くださいますか?
A
革かばん( 2wayトートバッグ,トートバッグ,リュック,ショルダーバッグ )や、
革小物(お財布,小銭入れ,小物入れ,スリッパ,などなど)を出品いたします。
植物の樹皮や渋でなめされた「植物タンニンなめし」で、
日本製のオリジナルのヌメ革(牛革)を使用して作られるaffordanceさんのバッグや革小物。
使うほどに表情が深まって、愛着の増す逸品に育ってゆきそうですね。
:::
Q
出展が決まってから、ご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
多くの方にご覧いただける機会なので、力がはいってます。
そういう面で、自分の作っている物を改めて見直すようにはなってます。
革の種類やカラーなど、ご自身の気持ちに適うものを
じっくりと選んで展開されているaffordanceさん。
その積み重ねから現在のラインナップの充実につながっていることを思うと、
お仕事の深さが感じられますね。
軽やかな印象と、丁寧な作りが心地よいバッグや小物。
:::
Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
affordanceさんが大切にしている言葉を教えてください。
A
工房の壁に貼りとめているフレーズ
「光そのものが造形の素材」
現代美術家ジェームス・タレルにあてられた言葉。
日常に当たり前のようにある光をこのように意識した事はなかったので、
そういう普段は気づいていない潜在的な物事に気づけるようになりたいなぁと思って貼ってます。
カバンやお財布など日用品を作っている自分としましては頭に入れておきたい言葉です。
(ちなみにですが、ジェームス・タレルの作品そのものももちろん好きです!)
金沢の21世紀美術館や十日町の光の館で私も作品に出会いました。
ジェームス・タレルにゆかりの言葉が貼られた工房で作られた身の回りの作品!
なんだか、いいですね!
affordanceさんの出展場所は、コルトン広場スペイン階段前。
ホームページはこちらになります → ☆
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tubuさん ガラス 大阪
ガラスの出展作家は今回5名。
その中でtubuさんは、吹きガラスではなく、また器ではない作品を作っていらっしゃいます。
:::
Q
tubuさんは、どのような作品を「工房からの風」に出品くださいますか?
A
バーナーワークという技法をつかったガラスのアクセサリーです。
主に、真鍮や銅、シルバーなど金属と組み合わせて作っています。
一粒、一粒のガラス粒!を作るところから始まるからtubuさん、なのですね。
既成のビーズで作るのではなく、その部分からのお仕事。
もともと荒川尚也さんのガラス工房で働いていらしたので、吹きガラスや
ガラス全般のことを熟知したうえでの、現在のお仕事なのです。
:::
Q
tubuさんにとって、ご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
いままで、吹きガラスの器とバーナーワークのアクセサリーの仕事を平行して
やっていたのですが、自分の中で迷いが出てきていました。
方向性や、自分のつくりたいものを整理するつもりで、
今回アクセサリーのみで応募用紙にまとめました。
ありがたいことに出展が決まり、それから、稲垣さんのおっしゃる
「作り手としての真ん中のこと」とぐっと向き合う日々が始まりました。
工房からの風に向けての準備期間を、
どきどきしたり、わくわくしたり、ひりひりしたりして過ごす中で、
以前よりも、自分の中の真ん中のことのイメージがクリアになってきている気がします。
とはいえ、どうカタチにしていくか、それをカタチにする事はあいかわらず難しく、
あっぷあっぷしていますが。。
tubuさんも、初夏の風の予感展に参加くださって、
その時に作品を介してゆっくりお話しが叶いました。
大雑把な私などからは想像もつかない細やかなお仕事にのめりこまれているtubuさん。
そのことを深める中に、美しい花が開き、果が実るように思ったのです。
:::
Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
tubuさんが大切にしている言葉を教えてください。
A
我に入り我が入る。
ガラスという素材や心に浮かんだカタチが、ちゃんと自分の体を通ったものかどうか、
という意味で心にとめています。
作り手ならではの言葉のとらえ方ですね。
こんな風に作られた作品は、きっと手渡された方の元で、大切にされうことでしょう。
tubuさんの出展場所は、コルトン広場、スペイン階段前のテントです。
この画像をみて、実物を見てみたーい!という方、ぜひお早目に!!
director's voice
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鯨井円美さん 陶芸 千葉
くじらいまるみさん。
初夏の「風の予感」展にも出品くださった若い陶芸作家をご紹介します。
:::
Q
鯨井さんは「工房からの風」には、どのような作品を出品くださいますか?
A
カップや注器をメインに出品します。
シンプルな作品ですが、雰囲気を気に入って頂けたら嬉しいなと思っています。
鯨井さんの器は北欧のエッセンス。
釉薬の色も澄んだ青空のように。
案内状に掲載した、ドリッパー&ポットも好評です。
:::
Q
出展が決まってから、鯨井さんご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
今まで通り考えて作って…。
展示を終えて、時間が経ってから気が付くことがあるんじゃないかな、と思っています。
とっても正直なコメントですね。
キャリア的にも、きっと少し背伸びをしての出展かもしれません。
力のある周りの方々に伍して堂々と出展くださることと思っています。
:::
Q
鯨井さんが好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズ
などありましたら、教えてください。
A
「これでいいのだ」
おおらかな言葉だと思うので好きです。
たぶん、昭和のバカボン時代をリアルタイムにはご存知ないと思うのですが、、、
バカボンのパパも、こんなところで取り上げてもらって、喜んでいる??
鯨井円美さんの出展場所は、コルトン広場スペイン階段前
対面には、同じく若いこぎん刺しの角舘徳子さんがいらっしゃいます。
director's voice
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AIDANAさん 革 京都
今回、革の作家の方が3組いらっしゃいます。
どの方もそれぞれの方向性で、丁寧なお仕事の方たち。
デザイン、使い心地、造作、感覚、、、
見応え、選び応えがきっとありますよ。
では、京都で北大路に工房とショップを構えるAIDANAさんをご紹介いたしましょう。
:::
Q
AIDANAさんは「工房からの風」に、どのような作品を出品されますか?
A
鞄やお財布、エプロン、サンダル、ブレスレットやピアスなど、身の回りの革小物です。
フランスで育った牛さんをイタリアで鞣した、特別な革を使用しています。
僕にとっては数時間から数日、もしくは数十分の付き合いかもしれないその小物たちが、
もしかしたら、誰かのそばで一生を共に過ごすのかもしれない。
そんなことを考えながら、一つ一つ丁寧に丁寧に、手間をかけて、心を込めてお作りしています。
確かにそうですねー。
そのように心に置いて、制作されるものって、やはりいいなぁって思います。
素朴な真実。
:::
Q
AIDANAさんにとって、ご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
明確に気持ちのうえで、変化がありました。
作家としての自分を忘れ、職人になりきっている自分に気づきました。
言葉にするのは苦手です。
少しづつ作品で表現していけたらと思います。
作家と職人。
どちらがよいとか、どちらが上ということではなく。
きっと、AIDANAさんは、日々のお仕事の中で、最初の頃の光が曇ってしまったのでは?
と、気づかれたのかもしれませんね。
初期感動、動機は、かけがえのない光源であり、創造の鉱脈。
心が弾むものづくりを、ぜひ進めていただけたらと思います。
:::
Q
AIDANAさんの好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
大切にしている言葉を教えてください。
A
答えは風に吹かれてる。
いつも、ちょっとはぐらかしてくれる?AIDANAさん。
京都から元気にやってきてくださいね。
AIDANAさんの出展場所はコルトン広場スペイン階段前。
対面には、漆の堀内亜理子さん。
ホームページはこちらになります → ☆
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相馬佳織さん ガラス 長野
続いてはガラスの相馬佳織さんです。
Q
相馬さんは「工房からの風」には、どのような作品を出品くださいますか?
A
吹きガラスという技法をつかい、うつわを中心に出品します。
グラスやお皿、花器などや、小さな鉢植えやキャンドルホルダー、そしてオーナメント。
日常生活の中にあるものや使うものというのは人それぞれですが、
そのそれぞれの暮らしの中へガラスが寄り添っていけたら、と思います。
ガラススタジオでたっぷりと吹きガラスの仕事を重ねてきた相馬さん。
透明感の美しい、シンプルなガラスは特に得意なお仕事なのではないでしょうか。
軽やかに、日々の暮らしの中でそっと添う器。
何気ない一瞬をさりげなく輝かせてくれる器。
相馬さんのガラスからは、そんな印象を受けています。
:::
Q
相馬さんは、出展が決まってから、ご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
これから先を見据えた考え方をするようになりました。
と言っても日常の生活サイクルにほとんど変わりはありませんが。
来年から生活スタイルがガラリと変わるのですが、
この先自分がガラスという素材とどのように接して制作していくのか、
出展が決まったことは追い風となり前向きに考えるきっかけとなりました。
今回は「これから吹かせる風」となる作品と共にこの展示へ向かいます。
「工房からの風」のミーティングでお話しする内容の中には、
これからどのように進む??のかについてを話し合う場面がよくあります。
喜びをもって作っていくことが、続くことの原動力ですし、
喜びをもって作られたものが、長い目で見て、
誰かの喜びに日々につながると考えているのです。
相馬さんはこれからの日々を思い、きっとたくさんの喜びの輝きを
「工房からの風」に届けてくださいますね。
:::
Q
相馬さんの好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
大切にしている言葉を教えてください。
A
綺麗なものばかり目で追わず。
対を知って初めて綺麗を綺麗とおもう。
私は知らなかったのですが、佳い言葉ですね。
どなたの言葉でしょうか。
相馬さんの心が吹き上げた言葉かもしれませんね。
相馬さんの出展場所はコルトン広場スペイン階段前。
お隣は、イラズムス千尋さんです。
ホームページはこちらになります → ☆
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イラズムス千尋さん 染織 兵庫
出展作家のご紹介は続きます。
ここからは、出展エリアをたどって、ご紹介していこうと思います。
そうそう、当日のマップと、案内状は、ホームページからプリントアウトできるのです!
ぜひ、ご活用くださいませ。
こちらです → ☆
では、まずコルトン広場、スペイン階段前のゾーンの出展者の方々を。
イラズムス千尋さん。
丹波布で知られる兵庫県丹波市で制作される染織作家です。
:::
Q
イラズムスさんは、「工房からの風」には、どのような布をお出しになられますか?
A
木綿を手で紡ぎ、草木で染めて織り上げたショールや、バッグなどを。
手紡ぎ糸のふっくら感を楽しんでいただけるように、
手で触れたり身に纏えるような作品。
その他、色、柄、質感を楽しんでいただけるよう、
ファブリックボードも出品したいと思っています。
手紡ぎ糸のふっくら感。
得も言われぬ豊かさがありますね。
すでにお好きな方々も、まだ出会っていらっしゃらない方も、
ぜひ、その美しさに触れていただきたいと思います。
紡ぎ車もお持ちくださる予定の千尋さん。
会場で、糸、布にふんわり触れていただけそうですね。
:::
Q
出展が決まってから、ご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
私の生活の中の一部となっている“作る”作業から生まれた作品が、
使っていただける方の生活の中にも溶け込み、
使われ、愛されたら嬉しいなと思っています。
出展が決まってから、お客様に何を見ていただきたいのか、
どうすれば布が美しく見えるのかということを
真剣に掘り下げて考えるようになりました。
そんな変化を楽しみつつ、悩みも深くなったように思えます。
準備期間、なかなかタイミングが合わなくて、
千尋さんとゆっくりお話しができなかったのですが、
そのお仕事や、お話しの端々からも、
誠実に心豊かな布づくりを日々されていることを感じてきました。
まず、その根っこの部分で自分の心に適う佳き布を作る、
ということが何より大切なのでしょうね!
もともとが人々が使うための布であった丹波布の地に暮らす千尋さんですから、
今の人々が使うための布づくりも、きっとますます開かれていくことと思います。
:::
Q
イラズムスさんが好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
大切にしている言葉を教えてください。
A
「目の前のことに真剣に取り組むそうすれば道は拓ける」
これは、大好きなジェーン グドール(動物学者)の伝記を読んだ時に、
私が彼女の生き方に対して感じたことです。
以来、座右の銘になっています。諸突猛進型の私に、しっくりきます。
「そうじをしたり、洗濯したりするように布を織る」
丹波布の大先輩である方が言った言葉です。
気負わず、毎日の生活の中で布を織っていきたいと思っています。
理想であり、目標です。
どれもいい言葉ですね。
特に「そうじをしたり、洗濯したりするように布を織る」は、
千尋さんの心の骨格をみせていただくような気がします。
丹波からの大遠征ですが、「そうじをしたり、洗濯したりするように」
いつもの心でやってきてくださいね。
スパイスのようなドキドキワクワクもちょっぴり振りかけながら!
イラズムス千尋さんの出展場所は、スペイン階段前、本八幡駅側(西側)から来られると、
一番最初に出会う所です。
ホームページは、こちらになります → ☆
director's voice
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村上和香奈さん 時計、ほか 宮城
村上和香奈さん。
2009年に時計で出展くださいました。
あれから5年。
京都に構えた工房から、故郷の宮城に移った和香奈さん。
震災いを経て、再び、「工房からの風」に帰ってきてくださいました。
:::
Q
村上さんは「工房からの風」には、どのような作品を出されますか?
A
金属、布、木、革、いろいろな素材を使い
腕時計を中心に、布鞄、装身具、いろいろな服飾小物を作っていきたいと思います。
一見シンプルすぎてよくわからない形ばかりですが、
身に着けることで立体の美しさをたのしんでいただけたら嬉しいです。
和香奈さんは、相当にガンコ(笑)
自分が納得できないことには、笑顔で進めなくなってしまうことにおいて、超一流。
時計、金属や木のアクセサリー、手縫いの(強度バツグンの)布バッグ・・・。
どれも、試行錯誤の末に生み出したもの。
ひとつのジャンルのことではないのですが、和香奈さんのこだわりのあるものづくり。
ぜひ、じっくり手に取ってご覧ください。
:::
Q
出展が決まってから、和香奈さんやお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
とてもたのしく作れています。
長年「腕時計を作る人」として仕事をしてきましたが
今回の出展は「いろんな素材でいろいろ作る人」としてのはじめの一歩と思っています。
ざっくりと荒削りなものばかりで、工房からの風には相応しくないのでは?
と皆さん驚かれるかもしれませんが、
自分が使いたくて作ったものばかりなのでどれも気に入っています~と、
笑顔で言える気持ちになれているのは私にとって大きな変化です。
ええ、ほんとうに。
2009年の出展時、ほぼ完売の大人気な状況でありながら、
どこかつかえのある表情だった和香奈さん。
なまざまなことを乗り越えて、今、ようやく和香奈さんならではのものづくりが発表できるのですね。
その場として「工房からの風」があることが、とってもうれしいです。
皆さん、そんな新鮮なシーンに、ぜひ立ち会ってくださいね!
:::
Q
和香奈さんの好きな言葉、座右の銘、
何気なく工房の壁にはりとめているフレーズなど、大切にしている言葉を教えてくださいますか。
A
意識して大切にしている訳ではないのですが、
小さな頃から「和」という字はいつも心の隅に居た気がします。
生まれた時から一緒なので愛着があるというのもありますが、
年を重ねるごとに深く大切な意味を持っている言葉だと感じます。
和
香奈さん!
いいですね、自分とともにある文字、言葉に愛を感じられるって。
和は、和やかと読むのも、素敵な響きですし。
村上和香奈さんの出展場所は、前回と同じ、稲荷社のほとり。
ニッケ鎮守の杜の木漏れ日の中、
和やかな表情の和香奈さんと再会できることがとても楽しみなのです。
director's voice
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ナカヤマサトシさん Dry Flower Framing 神奈川
木工、漆、と作家のご紹介をしてきましたが、
今日は、木を用いながらも独自の作品展開の作家のかたを。
ナカヤマサトシさん。
さあ、どのような作品を作られるのでしょうか?
Q
ナカヤマサトシさんは、「工房からの風」に、どのような作品をお出しくださいますか?
A
ドライフラワーや落ち葉と木を組み合わせたオブジェを出品します。
フラワーアレンジメントやディスプレイのプロとしてのお仕事ののち、
ドライフラワーの美しさを独特なフレーミングで作品制作をされています。
動物の姿、植物の姿。
さまざまな作品があるのです。
:::
Q
出展が決まってから、ナカヤマさんご自身やお仕事などに何か変化はありましたでしょうか?
A
ちょうど本格的に制作活動をスタートさせた時期に出展の通知をいただきました。
生活環境がめまぐるしく変化する中で、
足を踏み出す方向を示してくれる、
羅針盤のような役目を果たしてくれたのが「工房からの風』です。
ナカヤマさんも、初夏のプレ展示「風の予感」に、参加くださいました。
このときの出会いや会話を、制作の滋養、恵みにつなげてくださったのでしょうか。
私たちも、お話しからナカヤマさんのお仕事をより知ることができました。
「工房からの風」当日にお配りする小冊子「風の音」にも、
ナカヤマさん、戸塚さん、カワハラさん、村上さんからご寄稿いただいています。
その中に
「ドライフラワーのクールな佇まいと、あとは土に還るだけという潔さに魅了されました。
自分もそうなりたいという憧れにも似た気い気持ちです」
という一説があって、とても共感しました。
ぜひ「風の音」、本部テントでゲットしてくださいね。
(数にかぎりがありますので、どうぞお早目に!)
:::
Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
大切にしている言葉を教えてください。
A
One and Only” 唯一無二。
『こんなもの見たことがない』と言われるようなモノ作りを目指しています。
人としてもワン アンド オンリーな存在になりたいと思っています。
とっても穏やかで、お話ししているとすっと親しい気持ちになってしまうナカヤマさん。
深い想いとしなやかな表情が、作品とつながっているのでしょうか。
ナカヤマサトシさんのテントは、ニッケ鎮守の杜、手仕事の庭の前。
「galleryらふと」の近くです。
ホームページはこちらになります → ☆