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2014年4月の記事一覧
「director’s voice」New
director's voice
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いのちの不思議が知りたくて
「春に触れる」
Anima uni(金属)・ 佐藤亜紀(染織)・ studio fuijno(木工)
の3人展。前半の土日が終わりました。
後半は、金曜日から土日と合わせて3日間。
:::
Anima uniさんは、大学で海洋生物について学び、
同時に英語も堪能で、
ファインアートを学ぶためにロンドンに渡り、
帰国後は彫金の技術を学びなおして、今、装身具を作っている。
「いろんなことをされてきたんですねー」
と尋ねる人の言葉に
「でも、やっている目的はひとつなんですよ。
いのちの不思議が知りたくて」
ああ、そうだ。
そういうことだ。
寒空の下にうずめた球根からぐんぐん緑が伸びて、
さまざまな色や形の花がほころぶ。
草むらがくしゅくしゅっと揺れたと思えば、
目覚めたとかげが目の前をかけ抜けていく。
実ったかぼちゃの種からかたちを起こして、耳飾を作る。
手折ったびわの葉っぱで染めた糸で、布を織る。
埋もれて灰色に年を重ねた杉の木目を愛でて、箱を作る。
そんなつもりで明確に企画した訳ではなかったけれど、
気づけば同じような心を持った3人の仕事が集っていた。
ギャラリーの周りでは、桜のはなびらがそよそよ。
そして、くるくる。
土に還って、再びいつかの空の下に舞う、
はなびらの色となるのだろうか。
ひとのおもいや、つくられたものも。
director's voice
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実生の仕事
galleryらふとで始まった展覧会。
桜のはなびらが地面に零れ、吹き溜まり、
風にくるくると舞って、時折ギャラリーに入り込むような中、
3人の作品がとけあうように、存在しています。
作品は「galleryらふと」のブログでご紹介していますが、
こちら「工房からの風」ブログでは、 そのお話を。
今年度の出展者はすでに決定し、全体ミーティングを3月に終えて、
現在は個人ミーティングを始めています。
このミーティングは「必須」ではなくて、必要だと思った作家が、
企画者と 話す時間です。
この時間が、本展に向けて、個々の仕事の輪郭をはっきりとさせるものにしてもらえたら、
そんな風に思って行っています。
そのことをあまりよくわかっていらっしゃらなくて、
面接試験(苦笑)みたいに緊張したり、
経営コンサルタントやカウンセラーと勘違いされているような場面もあって、
困惑!することも正直ある、、のですが、
ああ、こういうことなんだなぁ~と、うれしくなることもあります。
昨日来られた作家の方が、さっそくこのようなブログを掲載されていました。
こちらです → ☆
「そう。私はやっぱりね、実生の仕事がしたいんだなぁ」
生きていく時間をふかぶかと拓いていく人との出会いは、
私にとっても仕事冥利に尽きるものです。
「工房からの風」は、50の個展の集積、と言われていますが、
50の真剣の集積、でもあるのですね。
真剣、なんて言葉にしてしまうと、まじめすぎて、おっかない(笑)感じですけれど、
この場に集う真剣はなんと楽しいことでしょう。
真剣なひとの喜びがひとつの時空に集まって、
その魅力に引き寄せられた人たちとの出会いを重ねていく。
個人ミーティングは、一方通行なものではなくて、
会をいきいきと動かしていく栄養分のようなものなんだ!
そんなことを思ったのでした。
今日は展示中の3人の作家が在廊くださいます。
そして、個人ミーティングも。
秋の実りに向かって、実生の芽吹きと丁寧に出会っていきたいと思います。
director's voice
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展覧会のご案内
galleryらふと
展覧会のシーズンがやってきました。
4月は「春に触れる」展
Anima uni(金属)・ 佐藤亜紀(染織)・ studio fuijno(木工)
の3人展です。
Anima uniさんは、このお庭で採集した木の実なども含めて
金属でアクセサリーを制作されました。
糸と布も愛する作者は、今回梅で染めた絹糸を金属と合わせて
写真のような作品も作り上げました。
作者ならではの世界が手の技術と呼応して、
ますます確かなものとなっています。
佐藤亜紀さんは、絹糸を草木で染めて織り上げます。
和、あるいは一転してシルクロードの布の面差しのある佐藤さんの布が、
今展では軽やかな時代の空気をはらんで織り上げられています。
studio fujinoの藤崎さんは、ほんとうに「木が好き!」な方。
木の持つさまざまな表情について語っていただくと、
とめどない愛情があふれてきます!
その思いを表して、個性的な表情の木の姿を生かした
ふた物などを制作くださいました。
昨年、あるいは一昨年と工房からの風に出展くださった3人の作家。
春の庭に建つギャラリーで、芽吹きの勢いにふさわしい新作を発表くださいます。
4/12(土)・13(日)・18(金)・19(土)・20(日)
11:00~18:00
作者在廊日
Anima uni :4/12(土)・13(日)
sato aki :4/13(日)
studio fujino :4/13(日)
〇手仕事の庭から、和綿の種、寄せ植えなども販売します
〇4/14(月)~17(木)は休廊となります
director's voice
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出会いの庭へ
今日は終日、庭の手入れの日でした。
庭人(にわびと)さんも、たくさん参加くださって、
冬仕様のお庭がみるみる春のお庭となっていきました。
上の画像は、冬の間に微生物たちが活動しやすいように
土をあたたかくしてくれていた、藁の撤去。
コンポストに入れて、今度はその中の発酵を促してくれます。
白、ピンクとヒヤシンスが満開。
甘く濃厚な香りが庭に流れます。
こちらはこれから開く紫のヒヤシンス。
つんとしたふくらみが愛おしく・・
クリスマスローズもあちらこちらで。
一面のクロッカス 、、、を夢見て・・
やよいさんが、剪定したプルーンの枝で花壇の中の仕切りを。
これは、フリージアの周りに。
お花の終わったスイセンは、緑の部分をこんな風に残して光合成を。
来年のお花のために。
サクラの前に、アーモンドが咲き出しました。
今年は特に花がたっぷり。
収穫が待ち遠しい~
庭人さんたちと一緒に、春色を整えた豊かな一日でした。
(現在、来期の庭人さん募集中です。
詳しくはこちらを → ☆
ポイントは、夏に週一で夕方の水撒き当番が可能なことです。。)
今週は、今年の「工房からの風 」に出展する作家が、
この庭で出会いの時を持ちます。
北から南から。
全国さまざまな地の工房から集い、新たなつながりを育みます。
サクラも初花くらいほころんでいるでしょうか。
春爛漫の出会いのレポートもお楽しみに!
director's voice
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風の音vol.3
年3回発行している通信「風の音」。
第3号が刷り上がりました。
・鎮守の杜の小さな話
・ふたりのかたち - TETOTE 藤武秀幸さん、美輪さん
・工房のある街へ - 富士 鈴木有紀子さん
・ある日の庭日記 - 大野八生さん
・らふと茶菓部より - 浮島
・ハーブ - カレンデュラ
・言葉のアロマ - 冴え返る
・庭人さん募集
・・・etc
目覚めたばかりの春から、陽春へ向けて。
ちょっときゅん?とする風の音かもしれません。
:::
2年間の無料購読をお申込みくださいました方全員と、
「工房からの風」アンケートなどでご住所登録下さった方へは
ランダムで投函をいたしました。
ほか、規定部数分をニッケコルトンプラザ、
インフォメーションカウンターにて無料配布いたしております。
現在は無料登録をお受けしておりませんが、
5月に追加登録期間を設ける予定にしています。
その節は、こちらでもあらためてお知らせいたします。
ご感想、お問い合わせはこちらよりお待ちしています。
→ ☆
お庭の桜も、蕾がふっくらとしてきました。
director's voice
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選考結果投函しました。
今年の「工房からの風」へのご応募に対して、
20日付けで選考結果を投函いたしました。
応募くださいました作家の方々、到着まで今しばらくお待ちくださいませ。
25日を過ぎても届かない方がいらっしゃいましたら、
メール、または電話にてその旨、お知らせくださいませ。
:::
選考が終わり、あらためて今年の出展作家の応募用紙を並べてみてますと、
見事にさまざまな場所に工房を構えている方が揃いました。
22都道府県+ひとつの外国。
地域別に選考をしてはいませんので、その年によって、
ある地域からの出展者が比較的多くなることがあるのですが、
今年はさまざまな地域からの集まりとなったことが、
すでに第12回目の特徴のひとつになりました。
きっと今は、お互いが未知の作家の方々なのでしょうね。
でも、秋の日を終えた時には、かけがえのない作家同志!
となっていることでしょう。
選考を終えて「工房からの風」史上(12回位で大袈裟にスミマセン)
もっとも充実の出展者が揃ったと思います。
みなさま、乞うご期待ください。
選にお通しできなかった作家の方にも、ご応募を心より感謝いたします。
写真を整え、ぎっしりと応募用紙に書き綴ってくださったこと。
大変なことだったと思います。
今回ご縁が熟しませんでしたけれど、
今回の応募に際して整えられたお仕事についての想いや願いが、
少しでも制作の糧になっていただけたら、何よりもありがたく思います。
この中から、いつの日かご一緒させていただける方が現れることと思っています。
:::
お庭の端っこにはまだ雪が残っていますが、梅が満開です。
梅はなんといっても香りがすがすがしいですねー。
そして、花壇の縁のあちらこちらには、チューリップの芽が!
まだ寒さは続きますが、春の予感があちらこちらに感じられますね。
director's voice
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ご応募ありがとうございました
第12回工房からの風
今年の出展者の応募、締め切りました。
15日必着で受け付けておりましたが、想定外の雪のため、
宅配便、郵便に大きな遅れが出ておりました。
今年度の特例として、14日までの消印であれば、
本日17日到着分まで受け付けさせていただきました。
(実際に、今日もだいぶ届いたのでした)
およそ約6倍の倍率で、例年にも増しての大変魅力的な作家の応募をいただきました。
選考は鋭意進行しており、20日以降に結果を投函予定ですので、
応募くださいました皆さまには今しばらくお待ちくださいませ。
いずれにしましても、熱のこもったご応募をありがとうございました。
また、個々にご紹介くださいましたり、web等を通じての告知、リンクなど、
工房からの風を広め、応援してくださいました皆様に、
スタッフ一同心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
選考を終えましたら、あらためてこちらで文章を綴りたいと思います。
:::
皆様のところでは、雪はいかがでしたでしょうか。
被害にあわれました方々には、一刻も早く通常に戻りますようにと願っております。
温暖な市川でも、先週末の大雪は大変でありました。
雨に変わって雪の上に載った氷が重く木に積もってしまい、
高木の枝が太いところから、ばっさばっさと折れてしまいました。
画像は造園屋さんが枝を処分してくださっている様子。
楠やマテバシイの木、雪の重さなんて考えずに大きくなったんですよね。
蕾がぎっしりついた桜の木も、太い枝ごと折れたものもありました。
なんだか、痛々しい気持ちでしたが、ちょうど庭びとさんがたくさん、
お庭の手入れにきてくださっていたので、その桜をお持ち帰りいただくことができました。
きっと、庭びとさんのお宅で、春をほころばせてくれますね。。
秋の日。
今年の出展者のテントの上、いつもより青空が広がっているはず。
それはちょうど応募のときの雪の日の記憶と、つながっていくんですね。
director's voice
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雪の日に
今日は関東では異例の大雪となりました。
みなさまのお住まいのところはいかがでしょうか?
「galleryらふと」では、アロマのワークショップを。
白銀の庭の中の小さなギャラリーの中で、
不思議な豊かな時間を参加者の方々とご一緒できました。
事務所に戻ると、今日も応募用紙が届いていました。
ありがとうございます!
ちょうど折り返しですね。
あと7日間!!
今年も陶芸でのご応募が一番に多いですね。
木工、金工、ガラスと続いて、皮革も多くいただいています。
意外と現時点では、テキスタイルが少なめな感じがします。
テキスタイル関係、またさまざまなその他のジャンル、
特に意欲的なご応募をお待ちしています。
もちろん、陶芸、木工、皮革、金属、ガラス、、、
引き続き豊かな出会いをお待ちしています。
どうぞよろしくお願いいたします!
director's voice
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応募用紙受付中(15日必着です)
1日から応募用紙が到着しています。
今年は例年以上に早くから集まっています。
早めのご準備、ありがとうございます!
15日必着ですので、どうぞよろしくお願いいたします。
ご質問をいただいた件、お知らせします。
応募の中に、作品写真を入れていただきますが、
(制作内容が伝わり、かつ出品予定の作品に近い2年以内に制作したもので6~10点程度)
と、しておりますが、写真が6~10枚ということです。
ホームページも6~10枚と更新しておきました。
選考結果送付のために80円切手同封をお願いしております。
同封いただいていない方が数人見受けられます。
恐縮ですが、同封いただきますようお願いいたします。
魅力あふれる作り手、意欲的なご応募、お待ちしています!
director's voice
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応募始まります!
2014年10月18日(土)19日(日)に開催する
第12回「工房からの風」への出展のための応募が始まります。
2月1日から始まって、15日必着です。
要項はこちらです。 → ☆
趣旨をよくお読みいただき、意欲的なご応募をお待ちしています!
応募方法についてもお書きします。
1
応募期間中にweb登録を行ってください。(困難な方は郵送のみでも可)
※web登録フォームページも公開しております。
2
以下のものを送付ください。
a・ 記入済みの 応募用紙
b・ 作品写真
(制作内容が伝わり、かつ出品予定の作品に近い2年以内に制作したもので6~10点程度)
c・ 80円切手一枚
注:A4以内の封書で送付ください。
メールやCDなど、デジタルデータでの受付はしておりません。
※写真の返却はしないこと、 個々の選考結果へのコメントは一切できませんことをご了解の上ご応募ください。
結果発表は、2月末日までに応募者へ封書にて発送いたします。
:::
今年は今までにないスピンオフ企画??も夏に予定しています。
会も12回と熟してきましたし、関わってくださる多くの方々とともに、
より広がりのある「工房からの風」にしたいと進めています。
初めましての作家の方も、出展経験のある作家の方も、
いずれも新鮮に出会えることを願っています。
あの方にすすめたい!と思ってくださいましたら、
ぜひリンクやシェアでお広めください。
特に出展経験者の皆様がつなげてくださるリンクやシェアは、
「工房からの風」の豊かな力に、励みになります。
どうぞよろしくお願いします!
:::
出展が決まると、作家の方々には当日に向かって、
何をどのように構成して展示するのかを、模索していく機会が生まれます。
そのために、全体ミーティングを2回行い、
(出席義務はありませんが、皆さん積極的に参加くださっています)
また、個々にディレクターとの企画折衝も行っていきます。
50の個展が集まった野外展。
12回目を迎える「工房からの風」は、このような性格に育ってきました。
50名という人数規模が、来場者の方々には全体としての見応えと、
個々の作家を丁寧に見ていただくことができる
ちょうど良いバランスになっています。
また、出展作家からは、同時代に響きあう作り手同士が出会える、
絶妙な人数だと感想を寄せていただいています。
「工房からの風」は、応募選考料を求めておりませんので、
応募者の「数」を増やすことを目的とはしていません。
質の高い展覧会を開催するための大切な宝は出展者です。
そのために応募者の「質」の高さを求めたいと思います。
2014年の秋の日、ともに展覧会を作ってくださる
意欲的な作家との出会いをお待ちしています。
秋の実り、ご一緒いたしましょう。