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2020年10月の記事一覧
「皆様へのお知らせ/工房からの風」New
director's voice
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そよ風わたり
「工房からのそよ風」
日曜日、穏やかな晴天の中、終了いたしました。
土曜日の終日雨天予報のため、延期とさせていただき、日曜日はお天気に恵まれました。
(土曜日にお出かけ予定を立ててくださった方には申し訳ございませんでした。)
ご来場くださいました皆様
出展くださった作家、風人の方々
庭人の方々
そして、全国からお気にかけてくださいました皆様に御礼申し上げます。
選考を通られながら、出展が叶わなかった作家の方々には、あらためてお詫び申し上げます。
:::
当日は、開始後1時間は予約優先、
その後は、会場の「ニッケ鎮守の杜」内を120名以内の来場者様で保ちながらの運営となりました。
皆様のご協力のお陰で混乱もなく、会場内ゆっくりご覧いただけたかと思います。
この日と決めていたかのように、シュウメイギクの可憐な白い花びらがほころび、
ほととぎす、フジバカマ、ケイトウ、藍の花など、秋の草花がちょうど花時で、お庭もお楽しみいただけたのではないでしょうか。
庭人さんも、お庭の手入れ、庭の駅や本部テントのサポートとご活躍くださいました!special thanks!!
また、風人さんたちが、制作公開をしてくださったことで、会場内にものづくりの息吹が満ちていたように思います。
「工房からの風」の原点、イギリスはオックスフォードの「Art in action」のエッセンスが感じられて、
企画者としては、この会の企画の想いを新たにいたしました。
このことは、また、あらためて考えを熟していきたいと思っています。
:::
来年の具体的な構想はこれから始まります。
コロナ禍がどのようになっているのか。
アフターコロナ、ウィズコロナをどのようにするのか。
課題は多いのですが、今年、完全中止とはせずに、「そよ風」開催ができたことで、
やってみて、ほんとうに多くの実りや次への気づきに恵まれました。
これらを基にして、次回19回、そして再来年の20回展へとつないでいきたいと思います。
撤収後に風人さんたちと記念撮影!
こんな明るいうちに撤収が終わったなんて初めて!!
このあと、それはそれは美しい夕焼け空に。
この風人さんたちと、1月の全体ミーティング、緊急事態宣言下ではzoomミーティング、
そして、YouTube撮影・・・と、今年の「風」づくりに向けて、共に帆を進めてきました。
風人さんたちが一番心においていらしたのは、出展を果たせなかった作家の方々への想いだったように思います。
同じ作り手として、その無念を心に置きながら、「そよ風」では、次につながるようにと、
それぞれが惜しみなく制作公開や展示をしてくださいました。
作家と呼ばれる作り手の方々。
この作り手の多くに流れる「自分だけよければいい」というのではない、
周りやつながりにむけた広やかな思いやりの心が「工房からの風」の真ん中にあるのだとあらためて感じた今年でした。
「工房からの風」
今年のそよ風が、どんな風につながっていくのか。
折々、こちらからもお伝えしていきたいと思います。
追記
YouTubeチャンネルは、このあとも、プログラムをあげるべく進めています。
ぜひ、チェック、登録、お願いいたします!
director's voice
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そよ風モードでお待ちしています
土曜日、終日雨となりました。
延期にご協力いただき、ありがとうございます。
日曜日は、なんとか降らなそうですね。
祈るばかりです。
皆様もぜひに!お願いします!!
準備は尽くしましたが、今日の雨で路面のぬかるみがあります。
靴をご考慮いただきますように。
:::
あらためて、ご入園のおさらい!です。
10時から10時45分のご入園は予約をすべていただいております。
(17日土曜で予約されたものが、そのまま生きます)
予約をされた方は、それぞれ予約時間前にお越しください。
お名前確認、体温測定、消毒を済ませた方には、ご入園シールをお渡しします。
お並びいただく時間を短くできるように現地で工夫しておりますので、
ソーシャルディスタンスにご協力をお願いいたします。
:::
ご予約をされていない方は、園内の状況をみながらご案内いたします。
お待ちの方がいらっしゃる場合は、整理券を発行します。
整理券は9時15分より早くは発行いたしません。
また、たとえば、整理券1の方がお入りになれるのは、最も早くて10時45分となります。
(予約のキャンセルがあった場合)
園内2時間までで一度ご退園をお願いしております。
お待ちの方がいらっしゃる場合、お譲り合いをお願いいたします。
ご予約のない方は、午後からが入っていただきやすいと予想しています。
15時までご入園可能で、15時30分で閉園となります。
:::
今回、「そよ風」です。
出展作家、出品数、例年とは違い少ないです。
あらかじめご理解の程お願いいたします。
制作工程の公開、ワークショップのご用意もございますので、
ソーシャルディスタンスの中でご参加ください。
:::
庭の駅、そして、お庭そのものをぜひご覧くださいませ。
雨の後の秋の草花、そよ風に美しく揺れています。
:::
コロナ禍の中で、通常開催はやむなく中止とさせていただきましたが、
このささやかな「そよ風」が、ものづくりを介した人の佳き営みをつないでゆきますように。
そのことを心から願っています。
いろいろお願い事や、ご不便をおかけする場面があるかと思いますが、
どうぞお気をつけてお越しくださいませ。
主催者、スタッフ、出展作家皆でお待ちしております。
director's voice
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雨天延期18日日曜日開催します
「工房からのそよ風」は、17日土曜日の終日雨の予報により、18日日曜日開催といたしました。
18日日曜日は、雨であっても開催いたします。
(著しい悪天候の場合は中止)
土曜日にご来場予定を組んでいただきました方にはお詫び申し上げます。
尚、17日土曜日のご予約は、そのまま18日日曜日に有効となります。
(18日にお越しになれない方は、キャンセルのご連絡は不要です)
どうぞよろしくお願いいたします。
金曜日。
前日整備の日。
こんなに良いお天気だったのですよーーー。
明日の雨予報がうらめしくもありますが、でも、風人さんたちと準備をしながら、
なんとも幸福な気持ちでおりました。
その気持ちのままに、日曜日、お迎えいたしますね。
director's voice
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きたのまりこさん 金工
Q1
きたのまりこさんは、「工房からのそよ風」では、どのような作品を出品なさいますか。
A1
植物をモチーフにした「季節のあくせさり」と、
パールを使った「雪粒のあくせさり」、
そして新たに制作を始めた「光と音のあくせさり」を出品いたします。
Q2
「工房からのそよ風」では、どのようなことを期待しますか。
A2
今までとはまるっきり違う状況の中、
改めて、手から生まれたかたちや温度を感じ確かめたり、
それらが人の手に直接渡っていく流れを、
そよ風のように緩やかに楽しめる時間になればと思います。
Q3
きたのまりこさんの「工房」で、特に大切な、あるいは愛着のある「道具」を教えてください。
A3
特に大切な道具は、アクセサリーを作り始めた時に奮発して購入した金属を研磨する機械(リューター)です。
購入してからかれこれ15年ほど頑張ってくれています。
先日修理に出したのでまだまだ活躍してくれそうです。
愛着のある道具は、研磨する時に使っている昔の木の学習机です。
彫金用の専用机が高額なので買えず、とりあえずで使い始めましたが、使っているうちに愛着も湧いてきて、何より場所を取らないので気に入って今でも使い続けています。
この机は今回、什器として活躍する予定です。
+++
きたのまりこさんは、独身時代から出展くださってやがて15年近く作品を拝見させていただいています。
最初に出会った時の衝撃!
傘やコーヒーカップといったアイコン。
「かわいい」を、この技術で作っちゃうんだと。
東京藝大のイメージもかなり破壊してくださいました(笑
愛らしさも大人に成熟されて、植物の息吹き、いのちに触れるような観察の先に生まれた表現。
細いラインを鋳造で作りあげる独特な表現には、ますます磨きがかかってこられましたね。
新作の数々も、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。
きたのまりこさんの出展場所は、お庭にはいってすぐ。
ガラスの曽田伸子さんの隣です。
ホームページはこちらになります。
→ click
director's voice
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町田裕也さん 陶芸
Q1
町田裕也さんは、「工房からのそよ風」では、どのような作品を出品なさいますか。
A1
あわしろ、と名付けたうつわです。
ペタペタとスポンジで釉薬を塗り重ねて焼く事で、1点1点違う表情が生まれて面白みがあるうつわ。
形をかえたり、削り出したりとした一輪挿しを持っていきます。
Q2
町田さんは、「工房からのそよ風」では、どのようなことを期待しますか。
A2
秋風、爽やかな風通るお庭が広がる場所で、また出展出来る喜び。
そして、沢山の方に見ていただきたいと思います。
Q3
町田さんの「工房」で、特に大切な、あるいは愛着のある「道具」を教えてください。
A3
主に制作は電動ロクロで作っています。
以前勤めていた窯元から譲り受けたもので、とても古く自分年齢と変わらないぐらいのもので大事にこれからも使っていきたと思います。
+++
町田裕也さんが出展くださったのは、2015年。
5年前の花壇にほとりの伸びやかな展示をよく覚えています。
あわしろ、シリーズも楽しみですね。
町田裕也さんのテントは、お庭に入ってすぐのところ。
今年はテントが少ないので、お庭の草花を感じながら、作品と出会っていただけたらと思います。
町田裕也さんのインスタグラムはこちらです。
→ click
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am 帆布と革のバッグ
Q1
amさんは、「工房からのそよ風」では、どのような作品を出品なさいますか。
A1
タンニン染め帆布と革のコンビバッグを出品します。
リュック、トートバッグ、ミニショルダー他、色々出品予定ですが、
特にリュックは試作と使用を繰り返し、背負い心地と見た目のスッキリ感を向上させました。
Q2
amさんは、「工房からのそよ風」では、どのようなことを期待しますか。
A2
5年前に「工房からの風」に初めて出展させていただいた時は、革のバッグ、革小物メインの作品ラインナップでしたが、
5年経った今、自分が使いたい物の変化と共に作りたい物が「帆布と革のコンビバッグ」になりました。
その変化が前回より良い反応である事を期待すると共に、
今年はお客様の反応を感じる機会がほぼ無かったので、良い悪い含め、色々感じることが出来ればと思います。
Q3
amさんの「工房」で、特に大切な、あるいは愛着のある「道具」を教えてください。
A3
ミシンです。
5年前の「工房からの風」初出展時、気合いを入れて買ったこのミシン。
今では良き相棒。一生付き合って行けたらと思います。
+++
工房からの風初出展記念に、機材を購入!
気合いを入れて、というのがいいですねーー。
佳き道具がものづくりの佳きパートナーですもの、きっとamさんに末永く豊かなものを与えてくれると思います。
amさんのリュック、私の周りにも愛好者の方何人もいらっしゃいます。
よりよくバージョンアップされたその姿、使い心地、amさんのブースで確かめてみてください。
amさんのインスタグラムはこちらです。
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曽田伸子さん ガラス
Q1
曽田伸子さんは、「工房からのそよ風」では、どのような作品を出品なさいますか。
A1
ガラスと真鍮の共演をさまざまな形でお見せできたらと考えています。
特に、真鍮の青の濃淡皿は出来たてホヤホヤの新作として出品いたします。
気持ちが明るくなるような鮮やかな青、落ち着いたトーンの黒みがかった青、などなど、真鍮の青はバラエティーに富んでいます。
ぜひ実物を見ていただけたらと思います。
Q2
「工房からのそよ風」では、どのようなことを期待しますか。
A2
やはりあのお庭で木漏れ日のなか光るガラスの表情を見たいと、わたし自身、思っています。
Q3
曽田さんの「工房」で、特に大切な、あるいは愛着のある「道具」を教えてください。
A3
ガラスの表面を削る地味な道具なのですが、このごろダイヤモンドの手磨きパッドがお気に入りです。
ガラスはとても硬い素材なため、たくさん削って大きく形を変えたいときには馬力のある電動工具を使い、細かくラインを整えたいときにはダイヤモンドの手磨きパッドを使います。
硬いガラスを手で少しずつ削っていると、ふとガラスって柔らかい?という錯覚に陥ったりして面白いです。
+++
曽田さん、お帰りなさい!
というのも、ご家族のお仕事の関係で、二年ほどカリフォルニアで暮らしてこられたからです。
異国の中でも、ガラス制作を続けて来られた曽田さん。
驚くばかりの進化を遂げて帰っていらっしゃいました。
そもそも工房からの風の初期から応募くださっていた曽田さん。
その作品の変化、進化には目を瞠るものがありました。
それが、数年前から真鍮とガラスの組み合わせによる作品作りに取り組まれてから顕著に表れてきたんですね。
今回いただいた画像の数々を拝見しても、新たな曽田さんの世界がぐんと広がって、目の当たりにするおとが楽しみでなりません。
曽田伸子さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜に入ったところ。
陶芸の町田裕也さん、金属のきたのまりこさんと並んでご覧いただきます。
曽田伸子さんのホームページはこちらです。
→ click
director's voice
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比呂 陶芸
Q1
茨城で作陶される比呂さん。
「工房からのそよ風」では、どのような作品を出品なさいますか。
A1
日常使いの食の器を中心として展示いたします。
食卓に植物を彩るための花器なども合わせて展示いたします
Q2
「工房からのそよ風」では、どのようなことを期待しますか。
A2
予想だにしなかったコロナ感染拡大による現在の状況。
展示を楽しみにしていた出展者も、お客様もショックが大きかったことと思います。
万全の準備はできないけれど、少しでもそれぞれが充実した時を過ごせるよう、
開催してよかったと思えるように、皆で力を出せることを願います。
Q3
比呂さんの「工房」で、特に大切な、あるいは愛着のある「道具」を教えてください。
A3
私は主に轆轤で器を制作しています。
その時に使用する『こて』という道具です。
私が陶芸を学んだ所では、この道具も一つ一つ自分たちで制作しました。
小刀など使ったこともない私には、とても大変な作業でした。
今も大切に使用しています。
+++
こて、ユニークなかたちですね。
使い込まれた丸みもほっこり美しく。
作家の皆さんの道具、興味深いです。
ところで、比呂さんが前回出てくださったのは2017年。
その時のご紹介ブログも残っています。
→ click
土味を生かした、日々の暮らしにあたたかな焼き物のよさがにじみでるような比呂さんの作品。
掌に包み込みたくなるような器です。
比呂さんとは、今回は早めに個人ミーティングもして、私なりにその作品の魅力に触れていましたので、
皆様にもぜひご覧いただきたい、そして、私自身もたくさんの中からこれを!という作品探しがしてみたいです。
そう、そういうリアルな作品探し、久しぶりの方も多いかもしれませんね。
わくわく。
どうぞ、お楽しみに!
比呂さんのテントは、おりひめ神社、鳥居の前。
比呂さんのブログはこちらです。
→ click