2022年8月の記事一覧

「皆様へのお知らせ/工房からの風」New

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安藤大悟さんより(陶芸)

先日はお時間を作って頂き、誠にありがとうございました!
とても実りある時間でした。

まず、運営・風人の方々の温かい雰囲気がとても伝わりました。

ミーティングを行う事で、「工房からの風」に対するみんなの共通認識がハッキリし、
御来場のお客さまと参加作家がどれだけ気持ちよく当日を過ごし、
作品を使い手の方に届ける事に集中する事が出来るかを考えられているのだと思いました。

「工房からの風」20年という節目の年。
これだけ回数を重ねて継続して取り組みが続いているのは、
稲垣さんをはじめ運営の方々の想いに賛同する、作家や来場者の志が高いからだと感じました。

作家としてやらなければいけない事は、数やクオリティは前提条件で、一生懸命、全力でのぞむこと。

クラフトフェアは交易所。
出展することで多くの人と交流し、表現の幅を広く持ちたい。

コロナで世界は変わり、人と人との距離をとったり、気軽に商品をネットで購入したり、
現地にいなくても仕事ができる世の中になっている。

そんな時代だからこそ、
「ありがとうございます」と手渡しをする。
その機会を大事にしたい。

自分にとって、とても参加したかったクラフトフェア。
もっと先を見て、こんな風になっていきたいなと思う自分に向かうための行商地の一つ。
ここで見聞きしたことを存分に生かし、今後につなげて、また何かの形で関わっていきたいと強く思いました。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!

安藤大悟
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鈴木友子さんより(木工)

ニッケコルトンプラザへは電車でしか行ったことがなかったので、道の確認のためにも車で行きました。
ギャラリーらふとの前に準備してくださったテントと椅子と待ってくださっていたスタッフさんたちを見たときに
「今年は参加できるんだ」という実感がわいてきました。

2020年にはじめて選考を通過したのですが、コロナ禍で出展取り止めとなりました。
初出展者の参加が取り止めと決まるまでの数か月間は、自分の作ってきたものを見直したり価格について考え直したり、
稲垣さんに作品を見てもらって構成の相談に乗ってもらったりと展示に向けてあれこれ考え続けていたので、当日を迎えることはできなかったけど意味のある日々を過ごせました。
展示はできなくても実りはあったと納得はしていましたが、2020年の「工房からのそよ風」にはどうしても行く気が起きず、やっぱり自分はそうとう落ち込んでるな…と自覚し、再度応募したのが今回でした。
ひとりひとりの自己紹介や稲垣さんのお話も真剣に聞いてはいましたが、2020年のことが頭をよぎりながらあの場所にいました。

みなさんの自己紹介はずっと聞いていたいくらい楽しかったです。
(布の女性のかたのお話と作品が素敵で、話しかけてもう一度黄色い布を見せてもらいたかったのですが、できませんでした)
うまく言えませんが、みなさんの言葉がぜんぶ届いた気がします。
「わかる!」と思うことが多かったです。
そういう方が当日は50人集まるんだな…と思うと、ワクワクしました。

風人さんが「工房からの風は言葉がすごく届く場所」(だったかな?)とおっしゃっていたことも印象的でした。
同じ木工作家の方ともお話しできて嬉しかったです。

たくさんの方が工房からの風に携わっていることがありがたく、それに今年は参加できると実感できた時間でした。
ミーテングの機会を作ってくださり、ありがとうございました。
当日までどうぞよろしくお願いいたします。

もくのすけ
鈴木友子
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豊田陽子さんより(染織)

はじめに稲垣さんのお話で、「霧の中に入ってしまったときは、初心に戻る」とおっしゃったことに、あっ、と思いました。

2017年の初参加の時は、とにかく自分の作品を売りたくて、どうしたら売れるのか、それがピラミッドの一番上にあって、作る喜びや楽しさが底の方に沈んでいました。
常に数字が頭の中でグルグルしながら制作していて、自分の心が苦しくなっていたことにも気づかず、
全身アトピーになり、その他謎の体調不良のなか鞭打ちながらとにかく制作しなければならない!と。
今振り返れば、それでよくやってたな・・といった感じです(笑)

おそらく、その当時も稲垣さんは「工房からの風」の参加作家に向けて同じような言葉を投げかけていたのではないかと思いました。
でもその時はその言葉の本当の大切さに気付けずにいてまさに霧の中にいたんだなと。

あれから5年たち、他の作家さんとのより深い交流もでき、自分の心とからだを見つめなおし、ピラミッドの構成が変わり、少しずつ少しずつ霧が晴れていったこと。
2017年の参加は転機だったと思っていましたが、なぜこの仕事を始めたのか、光輝いていた大切なその思いが、それが相手に伝わるのだと。
「霧の中に入った時は初心に戻る」
今回この言葉で一番心が震えたことで、自分の軌跡を改めて振り返り今回参加させていただけることの有難さをより強く実感しました。

他の作家さんたちの自己紹介でも、ああ、同じような悩みを持ちながら制作しているのだなあとか、自分とは違ったスタンスで制作されているのは興味深い!とか、創作をはじめて間もないフレッシュな感覚で自由に制作されている作家さん(素敵!)など、
本当に暑さを忘れるぐらい楽しい時間でした。(自分の発表は緊張で震えましたが)

前回とは違ったいい意味での緊張感と、今の自分にとって精いっぱいできること。
自分への期待で静かで底の方からワクワクとした熱を得ることができました。
突然の体調不良にならない限り、ミーティングに参加をしようと思っていましたが、これからさらに制作を進めるうえで、自分が思っていた以上に大切な心持を持ち帰ることができました。

他にはないこの現地でのミーティングは本当に大事で、このような難しい状況の中でも集まれる人だけでと開催された意義を実感しました。
本当にありがとうございました!!

豊田陽子
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前田昌輝さん(木工)より

昨日はミーティングに参加させていただきありがとうございました。
あの場にいた人たちからたくさんのパワーをもらって帰って、未だ興奮冷めやらずな感じです。

「工房からの風」は他に類を見ないクラフトイベントなんだなと確信しました。
クラフトイベントという言葉すら似あわない気がします。

稲垣さんやスタッフの皆さん・風人さん・そして出展作家さんたちの心がすでに同じ方向をむいていて、
その親身で優しくも芯が通った熱い想いに包まれる感覚。

受付の少し前に会場に着いたのですが、ショッピングセンターから森に入った瞬間に空気が変わり優しい風に包まれて、まず神社とお稲荷様にお参りしたときの心地良さがまだ鮮明に残っています。

まさに「風」なんだなと。
そしてそれは本展だけで過ぎ去っていくものではなく、常にあの場所でさわやかに吹き続けている風なんだと思いました。

出展作家の皆さんの落ち着いた自己紹介を聞いているうちに何をしゃべればよいのかと頭が真っ白になっていく自分がいました。
制作活動が生活というより体の一部なんだなと感じるほどさらりとした皆さんの自己紹介。
良い刺激になりました。

私は頭が真っ白のまま順番がきてしまい、うまく伝えられなかったなぁと反省しています。
でも会が終わって皆さんに作品を見てもらいお話が出来たことで少しは伝わっていたのかなと。

初参加なので雰囲気だけでも味わいたい一心で参加しましたが、予想以上の繋がりを得ることが出来ました。
ありがとうございました。

前田 昌輝(タジェール・デ・マエダ)
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立花怜己さんより(革)

昨日はミーティングありがとうございました。

去年はミーティングがリモートだったと出展された方から伺っていたので、今年の顔合わせミーティングがあるか心配していました。

体調を崩さないかぎりはもちろん参加の予定だったので、全員ではないけれど出展者の方や風人さん、スタッフの皆さまに会うことができて嬉しかったです。

他のイベントだと隣のブースの方としか話す機会がなく、出展者同士の交流が少ないですが、「工房からの風」に初めて出展したときに顔合わせや懇親会があることで、離れたブースの方、違うジャンルの方と話すことで、当日に声をかけあったり助け合ったりに繋がったと思っています。

昨日はまさかの自己紹介が1番で、焦って自分が何を話したかは覚えていません…
みなさんの自己紹介や、作品を見せてもらったことで自分のモチベーションも上がりました。

前回とは出展場所の雰囲気が全然違うので、どのような展示にしようかまたまた悩みそうです。
今の状況では難しいと思いますが、懇親会の開催を願っております!

当日の場所のイメージ、出展者さんとの顔合わせ、20周年と知り、昨日は実りある日になりました。
引き続きよろしくお願い致します。

立花 怜己
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橋本瞳さんより(金属)

昨日はありがとうございました。
久しぶりに顔を合わせお話を伺い、思いと庭の空気が変わらずにあることを嬉しく思いました。

昨日は帰ってすぐに少し休もうと少し横になっても、庭の映像と自分がどうあの空間に展示するかが脳裏に浮かび結局寝ることはできませんでした。
行かなければその映像が鮮明に出てくることはなかったので、それだけでも大きなことだと思います。

ミーティングに参加して感じたことは、その場の空気を感じ、改めて参加するのだな、と実感しました。
そして、この猛暑とコロナの波のピークの中、遠方から来られた方の思いには感心し、その熱量には身が引き締まりました。

また、普段風人さんをされている方々が金属では参加されるので、その思いを伺うことができたことは刺激になりました。
私の中で風人さん達は少し先を歩んでいる先輩のような存在であるような気がします。
その方々でも何度も自分を振り返り、ここでチェレンジすることを選び、期待と不安を抱えていることに、
自分もこうしてこの先も、振り返り挑戦していけるように進んでいきたいと思い、そして道が先へとまた伸びていくのを感じました。

私事ながら、7/31に短い個展を終え、翌日にミーティングに参加しました。
今回の工房からの風の自分のテーマに今回の個展は繋がっているものでした。

勝手ながら、参加が決まる前から工房からの風を見据えて、まず個展でやってみる、
たとえ出られなくても、まず一つ形として提示してみようと思い進めていました。

その展示が終わり、ミーティングに参加し、そこにはそこで行われるたった一度の展示があると感じました。
空間と風は、自分の計画の中では感じられていませんでした。昨日それを感じ、計画のようなものがその風と空間により
一度さらりと流され、再構築されるような感覚でした。

その場の空気、皆さんのお顔、会話、思い、作品、それらを体験したことで、自分の向かう気持ちの後押しとなり、
一人で考えていたものが、空間と人を含み、よりリアルで広がりを持ったものになりました。

一歩一歩当日まで進んでいきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

橋本 瞳
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森川達男さんより(木工)

先日はありがとうございました。
伺えて本当に良かったです。

皆様のお話を伺っていると、真っ直ぐなモノづくりの思いが伝わり少し感動を覚えました。
私は大学を出るまで、プラモデルも作った事がない、まったく物づくりとは興味も縁もない人生でした。

高校時代、認知症の祖母の介護経験から福祉大学へ行きました。
そこでの授業で施設で徘徊しているおじいちゃんが、長年使っていたお気に入りの椅子に座ったら徘徊が止んだという話を聞いて、木工の道に入りました。

今日皆様の真っ直ぐな物づくりのお話を聞きながら、私は自分らしくあれる椅子を作りたいなと思ってこの道に入った事をぼんやり思い出しました。
今おかげ様で独立して、お仕事も少しいただけている状況ですが、お客様の要望に応えているだけの事に少し疑問を持っていたのかもしれないなと思いました。

工房からの風では自分の本来のテーマである「自分らしくあれるアイテムを作る」ということを念頭に出展できたらなと考えております。
どこまでできるか分かりませんが、自分なりに挑戦できたらなと思いました。

このような機会をいただき、重ねてありがとうございました
引き続きどうぞよろしくお願いします

森川達男
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南馬久志さん(藍染め)

改めて貴重な時間を頂きありがとうございます。
本音で話をさせていただきます。m(_ _)m

当日はあまりにも精度の高い作り手が揃い、至極納得のいく理由でご出席をされていたものなので、
この方たちと切磋琢磨できる喜びと、突き付けられた厳しい課題に、自身の力が通用するか萎縮をしてしまいました。

大変な場所に来てしまったというところが本音です。
当日は腹痛がひどく苦しい時間でした。

また当日のミーティングは本番までに仲間とお会いできる最後の機会だったのに、
コミュニケーションが取れなかった事が反省点です。
持ち帰った情報も少なかったです。
次回再会した時はたくさん挨拶をしたいと思います。

そして作品を仕上げていく以外に、屋外での展示を最大限に活かしたいと思いました。
うまく立地を活かして、藍染布ができるまでのストーリーが伝えられると思います。
自然光の下で、藍の色、布と模様の陰影、庭に吹く風を受けとめては流す様を見ていただけたら、
日光に強い藍染布の特徴を活かせるなと思います。

技術面では、時間がないので今まで以上に時間を費やして研鑽をしていきたいです。
品質を高めるための試作を早く完成させていきます。

20歳の丁稚奉公時代、テキスタイルから頂いた大きな感動が僕の不変の原動力が「初期感動」です。
お話をくださりありがとうございます。
メモを辿り、苦しくも新鮮なあの時間に留まれるように日々を過ごします。
稲垣さんの言葉、ピシピシと突き刺さります。
再会した際には、たくさんいろんなお話を聞きたいです。

最後に当日、風人の方(小柄な女性)がお声をかけてくださり、
緊張がほぐれ現場での思考や算段ができた事に大変感謝しています。

引き続き宜しくお願いします。

南馬久志(かぜつち模様染工舎)
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武子幸子さんより(染め)

選考を通過できたことに、まだ実感を持てずにいましたので
まずは現実かどうかを確かめたくてミーティングに参加をいたしました。
私の名札を用意してくださっていたり、出展予定の場所を教えていただいて、
次第に本当なんだと思うことができて、そうしましたら更なる緊張が襲ってきました。
そんな緊張の中、ミーティングでお会いできた皆さまの存在を心強く感じています。

多くの皆さまによって大切に繋がれてきた「工房からの風」の出展者の一員として、
恥ずかしくない姿で当日居られるよう、これからの限られた時間の中で
ベストを尽くしていきたいと改めて思いました。
やりきった上での本番の楽しみを味わえるよう、まずはあと3ヶ月、自分に厳しくしたいと思います。

武子幸子
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川西しほさんより(ガラス)

勢い止まない蝉の鳴き声と熱風が混ざり、空は真っ青の猛暑日でした。

出展が決まってから喜びと不安、緊張のどきどきををどこかの何かに変えたくて、自分のふらふらでふわふわしたベクトルの向きを定めたい、そんな気持ちで向かいました。

会場のニッケ鎮守の杜での事前ミーティングでは、ディレクターである稲垣さんからの具体的経験談も交えたお話や、出展者の自己紹介など沢山の言葉を受け取りました。

10月の本展まで残り3ヶ月もありませんが、参加したことで緊張の糸をほどき、同じ出展者の皆さんの熱意を体で感じ、同じ前向きな気持ちに向かわせてもらえたような「楽しみ」から「すごく楽しみ」へ変換できました。

迎えてくださるニッケ鎮守の杜へご挨拶できたこともとても大きなことだと感じています。

この日に参加できて、皆さんと一緒に集まることができて本当によかったです。
本展もどうぞ宜しくお願いいたします。

川西しほ chiffon glass
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