director's voice

風人からの声

出展作家からのメッセージ。
怒涛の!公開になっておりますが、お読みいただけましたでしょうか。

毎年、私たちが思う以上にこの記事を読み込んでくださる方がいらして、
「予習してきました~」と、おっしゃるお客様も多くなってきました。

もちろん、白紙の状態、まっさらな気持ちで作品にま向かうのもよし、ですね。
一方、作家からのメッセージを読んでから作品に触れるのも、味わいが一層増すかもしれません。

ここまでで24組の出展経験のある作家の方々からのメッセージをご紹介してきました。
ここからは、初出展の30組の方々からのメッセージをご紹介していきますね。

ところで、もう、ご覧いただけましたでしょうか。
20回展記念、アニバーサリー特設の頁。
本日は、風人からの声 という記事が公開になっています。
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231022aここで内容をお書きするのは野暮ですのでぜひ特設頁を。

でも、どうしてもここでもお伝えしたいフレーズをひとつ。

新たな作り手が得た希望と喜びは、ものづくりの世界にとっての希望と喜びです。
それぞれの力で肥沃になった大地が、工芸という樹を強く、深く、伸びやかに育ててくれるものと僕たちは信じています。
これからも自身のためにも、僕たちの愛する仕事のためにも。

これは、箒をつくる吉田慎司さんのフレーズ。

『新たな作り手が得た希望と喜びは、ものづくりの世界にとっての希望と喜びです。』

なんて素敵な想い、言葉でしょう。
吉田さんご自身も1984年生まれと若き作り手ながら、
自らの後というより、共に進む人たちへの愛と、工藝、ものづくり自体への愛に満ちた言葉に心打たれました。

自分だけがいい、のではなく、このような想いがきらめいてる「工房からの風」でありたいと、あらためて思ったのでした。

特設頁、ぜひ何度もご覧いただけましたら幸いです。
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ひとつ、補足を。

kazebito

こちらは、特設頁にも載せた画像。
2020年「工房からのそよ風」という、縮小開催の時の風人さんの写真です。

「工房からのそよ風」は、会場がニッケ鎮守の杜だけで、出展作家数もうんと限られ、開催時間も短かったので、出展作家を送り出して、尚、お日様が出ていたんですね。
夕焼けがきれいだったのです。

いつもは出展作家全員を送り出すと真っ暗闇。
そのような中で記念撮影なんてとても思いつかない状況ですので、
風人さんとの貴重な記念撮影は、この日のこれだけなのでした。

ささやかな開催ながら中止とせず、二年続けて行ったこと。
正解はありませんが、振り返ってみると、小さくとも続けてきてよかったと思っています。
そして、配慮を続けながらも、ようやく通常開催を迎えられることを、皆様と共に喜びたいと願います。